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新しいホームページ、完成しました

テーマ:しごと
ここ数ヵ月、業者の方と練りに練って制作してきた新しいホームページが、ようやく完成しましたクラッカー2


これまで制作してきたホームページはすべて自作で、なかなかあか抜けず、本当に伝えたいことが伝えきれずにいて、結局、更新もなかなか出来ませんでした。

今回は伝えたいことを最小限に絞り込んで、見やすく、分かりやすく、かっこよく、というコンセプトでプランを作成して、ほぼ、その希望どおりのホームページにすることができました。

株式会社ユビキタスエナジーの杉山さん、三ツ木さん、小長谷さん、アートフレア株式会社の町野さんを始め、多くのみなさんのお力添えのお陰です。

改めて感謝いたします。


では、ぜひご覧下さいハート2


ガーデン工房 結 -YUI- hp




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ケンジントン・ガーデンズ ザ・フラワー・ウォーク~イングリッシュ・ガーデンの旅 07

テーマ:イングリッシュガーデン
現在、ヒドコート・マナー・ガーデンの写真の整理に行き詰まっています。
園内の地図を片手に写真を見ても訳が分からないクエッションマーク

そうでした。
ヒドコートはこれまでに廻ったどこよりも混み合っていて、人の少ないところ、少ないところと辿るうちに、順路も何も無視して歩き回り写真を撮りまくったのでした。

という訳で、ヒドコートはしばし時間を頂くとして、今回はイギリス4日目の当日の夜、なんとコッツウォルズへの小旅行から戻ってから夜になってスタートしたツアーの報告です。写真のデータを見ると18時30分から21時30分まで!
ケンジントン・ガーデンズからハイド・パークを東西に横断するツアーでした。
夕食は公園のベンチでサンドイッチ音符
思えば、初日のチャイニーズ以外、わたしはどうもまともなレストランでの食事を経験しておりません。それだけ、食事の時間さえ惜しい濃厚な時間を過ごしたと言えましょう。

ケンジントン・ガーデンズ・フラワー・ウォーク01

スタート地点のダイアナ妃の住んでいたケンジントン宮殿でした。こちらのパレス・ガーデンも見学できるのですが、この日はあいにく、貸切? とのこと…。ウエディングだったみたいです。

ケンジントン・ガーデンズ・フラワー・ウォーク02

トリトマの鮮やかなオレンジが印象的です。

ケンジントン・ガーデンズ・フラワー・ウォーク03

ローズ・ガーデンは後ほどハイド・パークで見学しました。こちらはささやかな植え込みだけです。

ケンジントン・ガーデンズ・フラワー・ウォーク04

ケンジントン・ガーデンズ・フラワー・ウォーク05

このような園路が真っ直ぐに続いていて、左右にボーダーや装飾花壇を楽しみながら歩けるのが、このフラワー・ウォークです。

ケンジントン・ガーデンズ・フラワー・ウォーク06

今回の旅行中、リージェンツみたいに一日掛けて見学した公園もありましたが、主に22時近くまで明るい夜や早朝の散歩でわたしが訪れた公園が全部で6ヶ所。
どれも特色のある素敵な場所でしたし、とにもかくにも広大でした。
それがロンドンのど真ん中にあります。

ケンジントン・ガーデンズ・フラワー・ウォーク07

特にケンジントン・ガーデンズ~ハイド・パーク~グリーン・パーク~バッキンガム・パレス・ガーデン~セント・ジェームズ・パークという、ケンジントン宮殿からバッキンガム宮殿をはさんでウェスト・ミンスター寺院・ビッグ・ベンを結ぶこの東西のラインは、公園だけを辿って4キロあまりの道のりです。

ケンジントン・ガーデンズ・フラワー・ウォーク08

ケンジントン・ガーデンズ・フラワー・ウォーク09

正直に申します。
こうしてロンドン市内のホテルだけを拠点にするのでなく、各地に宿をとって中央部のバーンズリー・ハウスやブレナム・パレス、南西部のヘリガンやヘスタークームなど、数多のガーデンも見てみたい…
旅行の準備段階ではそんなことも考えました。
でも、それは大きな間違いでした。
ロンドン市内にでんと腰を据えたからこそ見ることの出来るガーデンや、美しい町並みの植栽がこれほど有りましたし、それだけでも盛りだくさんで朝の7時から夜の10時までみっちり見学してまだ時間が足らないほどでしたから…
それだけでも、今回のプランが実に初級編としてはベストの内容だったことが、とてもよく理解できたのでした。

ケンジントン・ガーデンズ・フラワー・ウォーク10

それにしても、このフラワー・ウォークの素晴らしいこと!

とても大切に手入れのされていることが分かるガーデンが、これでもかこれでもかと続きます。
で、これは観光施設ではありません。
市民の憩いの場として無料で開放された、日常的に散歩したり、デートしたり、ベンチでくつろいだりする場所。

ケンジントン・ガーデンズ・フラワー・ウォーク12

この場所を暑い日中ではなくこの時間に訪れるという選択は、やはりロンドンに長く住んでおられた徳田千夏先生ならではの演出だと思いました。

ケンジントン・ガーデンズ・フラワー・ウォーク11

わたしの好きなリシマキア・ヌンムラリアや、

ケンジントン・ガーデンズ・フラワー・ウォーク13

ヒペリカムたちにも出会うことができました。


そして、終点のアルバート記念碑と、その向こうのロイヤル・アルバート・ホールビックリマーク

ケンジントン・ガーデンズ・フラワー・ウォーク14


園路はこの後サーペンタイン池を渡ってハイド・パークへと続きます。
ハイド・パークのダイアナ妃を記念して作られたローズ・ガーデンもみごとなものでしたが、それはまた、後ほど。






















キュー・ガーデンズⅡ~イングリッシュ・ガーデンの旅 06

テーマ:イングリッシュガーデン
Year of the Tree Festival

昨年の英国立キュー植物園は‘樹の祭典の年’クリスマスベル2 だったようです。
サブテーマは、Explore the Treetops
樹冠の探検…
実際に、とてつもなく高い空中の遊歩道が建造され、巨木たちのさらに頭上を散歩しながら樹の上の様子を観察できるようにしたり、

treetop walkway

逆に地中に潜った地下施設の中で地中の様子を観察したり、tree Listening と称して樹の幹に繋がったヘッドホンを耳に当てて樹の音を聴いたり、ゲート前にはオークの倒木が展示してあったり、屋外で写真展を開催していたりと、さまざまな企画で一杯でした。
申し訳ありません。
前回で述べたような方針を固めてしまったわたしは、それらの写真をまったく残していませんでした。残念!
でも、どれも余すことなく堪能しました。

では、英国人の大好きなウッドランドの様子です。

ウッドランド01

森を愛するが故に、自宅の庭にその森を再現しようとしたのが風景式庭園としてのイングリッシュ・ガーデンの起源なのでしょうね。

ウッドランド02

それは一大土木工事であったろうと思われます。

ウッドランド03

さて、ここから先はキューの各所で見つけた素敵な樹木たちを楽しんで頂きます。
コメントを差し挟みたくとも、広大な敷地を歩き回ることに忙しく、個々の樹木の名前とか調べるヒマがとうとう無かったので、ここは流します。

樹木01

あ、ただひと言付け加えておきます。
こうしてみると、森は緑……ではありませんね。本当に様々な葉色の樹が、バランス良く配置されていると思いました。

樹木02

樹木03

枝垂れ──ペンデュラ・タイプの巨木ともたくさん出会いました。地面を撫でるように垂れ下がった枝の太さには驚きです。

樹木04

これは日本でもおなじみになった西洋ブナのパープレアですね。
それにしても巨大です。

樹木05

半端でない木陰に入って、ベンチでひと休み。
この日も暑くなりました。

樹木06

この時期のイギリスは至る所で、トチの花が満開でした。

樹木07

これは地中海エリアの様子。
黄色い花は、今にしてみればアカシアのフロリバンダですね。

樹木08
こんな樹や、

樹木09

こんな樹もありました。

樹木10

そして、最後にキュー・パレス。

これは他のエリアとは一線を画した、なかなか魅力的な場所でした。
もともと、1730年にジョージⅡ世の皇太子であったフレデリックとその妃であるオーガスタがこの宮殿に住み始めたところからキュー・ガーデンズは始まったと言われます。
1759年にオーガスタがここで植物園の建造を開始し、1771年以降、プランツ・ハンターであるジョゼフ・バンクスの指導の元に園芸研究の一大中心拠点となりました。
この植物園の造園には、ウィリアム・ケント、ランスロット・ブラウン、ウィリアム・チェンバースといった英国庭園史にその名を残す、そうそうたるメンバーが関わりました。そしてその後、国に寄贈されています。

さて、キュー・パレス。

キュー・パレス

赤レンガ造りの小さな館でした。

そして、その裏手のクイーンズ・ガーデンは、これまで見てきたキューのガーデンとはまったく趣を異にした、整形式庭園でした。

クイーンズ・ガーデン01


クイーンズ・ガーデン04

美しく刈り整えられた生垣の間を抜けて、その裏手に出れば、

クイーンズ・ガーデン02

そこはサンクン(沈降)スタイルのハーブ・ガーデンとなっていて、
可愛らしいレンガ・ベンチの周囲にも、初夏の花が咲き乱れておりました。

クイーンズ・ガーデン03

次回はいよいよ麗しのコッツ・ウォルズハート2

ヒドコート・マナーとキフツゲート・コートの二大庭園を巡ります。




























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プロフィール

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向井康治

ガーデン工房 結 -YUI-は、埼玉を起点に植物を中心に据えたガーデンデザインと設計・施工を仕事とする会社です。
ただし、面白い仕事であれば時には利益も距離感覚も忘れ去る脳天気ぶり。
だから、この仕事にはいつも様々な出会いがあります。人、植物、もの、本、言葉、音楽…。

結 -YUI- はネットワークです。
それは多彩な技術や知識を持った人々が持てる力を共有し合うこと。
人と自然界の美とが満を持して出会うこと。

わたしが文芸、農業、インド、土木、外構、アウトドアと巡ってきた先の到達点は、おそらくそれらみんなの要素を遺憾なく結集することのできる、小宇宙 「ガーデン」でした。

ガーデンデザイナーとして、ガーデナーとして、これまでの、そしてこれから先の「出会い」を余すことなくお伝え出来ればと思います。

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