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テーマ:しごと
2009/11/28 07:39
ケンジントン・ガーデンズ ザ・フラワー・ウォーク~イングリッシュ・ガーデンの旅 07
テーマ:イングリッシュガーデン
2009/11/25 18:47
現在、ヒドコート・マナー・ガーデンの写真の整理に行き詰まっています。
園内の地図を片手に写真を見ても訳が分からない
そうでした。
ヒドコートはこれまでに廻ったどこよりも混み合っていて、人の少ないところ、少ないところと辿るうちに、順路も何も無視して歩き回り写真を撮りまくったのでした。
という訳で、ヒドコートはしばし時間を頂くとして、今回はイギリス4日目の当日の夜、なんとコッツウォルズへの小旅行から戻ってから夜になってスタートしたツアーの報告です。写真のデータを見ると18時30分から21時30分まで!
ケンジントン・ガーデンズからハイド・パークを東西に横断するツアーでした。
夕食は公園のベンチでサンドイッチ
思えば、初日のチャイニーズ以外、わたしはどうもまともなレストランでの食事を経験しておりません。それだけ、食事の時間さえ惜しい濃厚な時間を過ごしたと言えましょう。
スタート地点のダイアナ妃の住んでいたケンジントン宮殿でした。こちらのパレス・ガーデンも見学できるのですが、この日はあいにく、貸切? とのこと…。ウエディングだったみたいです。
トリトマの鮮やかなオレンジが印象的です。
ローズ・ガーデンは後ほどハイド・パークで見学しました。こちらはささやかな植え込みだけです。
このような園路が真っ直ぐに続いていて、左右にボーダーや装飾花壇を楽しみながら歩けるのが、このフラワー・ウォークです。
今回の旅行中、リージェンツみたいに一日掛けて見学した公園もありましたが、主に22時近くまで明るい夜や早朝の散歩でわたしが訪れた公園が全部で6ヶ所。
どれも特色のある素敵な場所でしたし、とにもかくにも広大でした。
それがロンドンのど真ん中にあります。
特にケンジントン・ガーデンズ~ハイド・パーク~グリーン・パーク~バッキンガム・パレス・ガーデン~セント・ジェームズ・パークという、ケンジントン宮殿からバッキンガム宮殿をはさんでウェスト・ミンスター寺院・ビッグ・ベンを結ぶこの東西のラインは、公園だけを辿って4キロあまりの道のりです。
正直に申します。
こうしてロンドン市内のホテルだけを拠点にするのでなく、各地に宿をとって中央部のバーンズリー・ハウスやブレナム・パレス、南西部のヘリガンやヘスタークームなど、数多のガーデンも見てみたい…
旅行の準備段階ではそんなことも考えました。
でも、それは大きな間違いでした。
ロンドン市内にでんと腰を据えたからこそ見ることの出来るガーデンや、美しい町並みの植栽がこれほど有りましたし、それだけでも盛りだくさんで朝の7時から夜の10時までみっちり見学してまだ時間が足らないほどでしたから…
それだけでも、今回のプランが実に初級編としてはベストの内容だったことが、とてもよく理解できたのでした。
それにしても、このフラワー・ウォークの素晴らしいこと!
とても大切に手入れのされていることが分かるガーデンが、これでもかこれでもかと続きます。
で、これは観光施設ではありません。
市民の憩いの場として無料で開放された、日常的に散歩したり、デートしたり、ベンチでくつろいだりする場所。
この場所を暑い日中ではなくこの時間に訪れるという選択は、やはりロンドンに長く住んでおられた徳田千夏先生ならではの演出だと思いました。
わたしの好きなリシマキア・ヌンムラリアや、
ヒペリカムたちにも出会うことができました。
そして、終点のアルバート記念碑と、その向こうのロイヤル・アルバート・ホール
園路はこの後サーペンタイン池を渡ってハイド・パークへと続きます。
ハイド・パークのダイアナ妃を記念して作られたローズ・ガーデンもみごとなものでしたが、それはまた、後ほど。
園内の地図を片手に写真を見ても訳が分からない
そうでした。
ヒドコートはこれまでに廻ったどこよりも混み合っていて、人の少ないところ、少ないところと辿るうちに、順路も何も無視して歩き回り写真を撮りまくったのでした。
という訳で、ヒドコートはしばし時間を頂くとして、今回はイギリス4日目の当日の夜、なんとコッツウォルズへの小旅行から戻ってから夜になってスタートしたツアーの報告です。写真のデータを見ると18時30分から21時30分まで!
ケンジントン・ガーデンズからハイド・パークを東西に横断するツアーでした。
夕食は公園のベンチでサンドイッチ
思えば、初日のチャイニーズ以外、わたしはどうもまともなレストランでの食事を経験しておりません。それだけ、食事の時間さえ惜しい濃厚な時間を過ごしたと言えましょう。
スタート地点のダイアナ妃の住んでいたケンジントン宮殿でした。こちらのパレス・ガーデンも見学できるのですが、この日はあいにく、貸切? とのこと…。ウエディングだったみたいです。
トリトマの鮮やかなオレンジが印象的です。
ローズ・ガーデンは後ほどハイド・パークで見学しました。こちらはささやかな植え込みだけです。
このような園路が真っ直ぐに続いていて、左右にボーダーや装飾花壇を楽しみながら歩けるのが、このフラワー・ウォークです。
今回の旅行中、リージェンツみたいに一日掛けて見学した公園もありましたが、主に22時近くまで明るい夜や早朝の散歩でわたしが訪れた公園が全部で6ヶ所。
どれも特色のある素敵な場所でしたし、とにもかくにも広大でした。
それがロンドンのど真ん中にあります。
特にケンジントン・ガーデンズ~ハイド・パーク~グリーン・パーク~バッキンガム・パレス・ガーデン~セント・ジェームズ・パークという、ケンジントン宮殿からバッキンガム宮殿をはさんでウェスト・ミンスター寺院・ビッグ・ベンを結ぶこの東西のラインは、公園だけを辿って4キロあまりの道のりです。
正直に申します。
こうしてロンドン市内のホテルだけを拠点にするのでなく、各地に宿をとって中央部のバーンズリー・ハウスやブレナム・パレス、南西部のヘリガンやヘスタークームなど、数多のガーデンも見てみたい…
旅行の準備段階ではそんなことも考えました。
でも、それは大きな間違いでした。
ロンドン市内にでんと腰を据えたからこそ見ることの出来るガーデンや、美しい町並みの植栽がこれほど有りましたし、それだけでも盛りだくさんで朝の7時から夜の10時までみっちり見学してまだ時間が足らないほどでしたから…
それだけでも、今回のプランが実に初級編としてはベストの内容だったことが、とてもよく理解できたのでした。
それにしても、このフラワー・ウォークの素晴らしいこと!
とても大切に手入れのされていることが分かるガーデンが、これでもかこれでもかと続きます。
で、これは観光施設ではありません。
市民の憩いの場として無料で開放された、日常的に散歩したり、デートしたり、ベンチでくつろいだりする場所。
この場所を暑い日中ではなくこの時間に訪れるという選択は、やはりロンドンに長く住んでおられた徳田千夏先生ならではの演出だと思いました。
わたしの好きなリシマキア・ヌンムラリアや、
ヒペリカムたちにも出会うことができました。
そして、終点のアルバート記念碑と、その向こうのロイヤル・アルバート・ホール
園路はこの後サーペンタイン池を渡ってハイド・パークへと続きます。
ハイド・パークのダイアナ妃を記念して作られたローズ・ガーデンもみごとなものでしたが、それはまた、後ほど。
キュー・ガーデンズⅡ~イングリッシュ・ガーデンの旅 06
テーマ:イングリッシュガーデン
2009/11/21 06:01
Year of the Tree Festival
昨年の英国立キュー植物園は‘樹の祭典の年’ だったようです。
サブテーマは、Explore the Treetops
樹冠の探検…
実際に、とてつもなく高い空中の遊歩道が建造され、巨木たちのさらに頭上を散歩しながら樹の上の様子を観察できるようにしたり、
逆に地中に潜った地下施設の中で地中の様子を観察したり、tree Listening と称して樹の幹に繋がったヘッドホンを耳に当てて樹の音を聴いたり、ゲート前にはオークの倒木が展示してあったり、屋外で写真展を開催していたりと、さまざまな企画で一杯でした。
申し訳ありません。
前回で述べたような方針を固めてしまったわたしは、それらの写真をまったく残していませんでした。残念!
でも、どれも余すことなく堪能しました。
では、英国人の大好きなウッドランドの様子です。
森を愛するが故に、自宅の庭にその森を再現しようとしたのが風景式庭園としてのイングリッシュ・ガーデンの起源なのでしょうね。
それは一大土木工事であったろうと思われます。
さて、ここから先はキューの各所で見つけた素敵な樹木たちを楽しんで頂きます。
コメントを差し挟みたくとも、広大な敷地を歩き回ることに忙しく、個々の樹木の名前とか調べるヒマがとうとう無かったので、ここは流します。
あ、ただひと言付け加えておきます。
こうしてみると、森は緑……ではありませんね。本当に様々な葉色の樹が、バランス良く配置されていると思いました。
枝垂れ──ペンデュラ・タイプの巨木ともたくさん出会いました。地面を撫でるように垂れ下がった枝の太さには驚きです。
これは日本でもおなじみになった西洋ブナのパープレアですね。
それにしても巨大です。
半端でない木陰に入って、ベンチでひと休み。
この日も暑くなりました。
この時期のイギリスは至る所で、トチの花が満開でした。
これは地中海エリアの様子。
黄色い花は、今にしてみればアカシアのフロリバンダですね。
こんな樹や、
こんな樹もありました。
そして、最後にキュー・パレス。
これは他のエリアとは一線を画した、なかなか魅力的な場所でした。
もともと、1730年にジョージⅡ世の皇太子であったフレデリックとその妃であるオーガスタがこの宮殿に住み始めたところからキュー・ガーデンズは始まったと言われます。
1759年にオーガスタがここで植物園の建造を開始し、1771年以降、プランツ・ハンターであるジョゼフ・バンクスの指導の元に園芸研究の一大中心拠点となりました。
この植物園の造園には、ウィリアム・ケント、ランスロット・ブラウン、ウィリアム・チェンバースといった英国庭園史にその名を残す、そうそうたるメンバーが関わりました。そしてその後、国に寄贈されています。
さて、キュー・パレス。
赤レンガ造りの小さな館でした。
そして、その裏手のクイーンズ・ガーデンは、これまで見てきたキューのガーデンとはまったく趣を異にした、整形式庭園でした。
美しく刈り整えられた生垣の間を抜けて、その裏手に出れば、
そこはサンクン(沈降)スタイルのハーブ・ガーデンとなっていて、
可愛らしいレンガ・ベンチの周囲にも、初夏の花が咲き乱れておりました。
次回はいよいよ麗しのコッツ・ウォルズ
ヒドコート・マナーとキフツゲート・コートの二大庭園を巡ります。
昨年の英国立キュー植物園は‘樹の祭典の年’ だったようです。
サブテーマは、Explore the Treetops
樹冠の探検…
実際に、とてつもなく高い空中の遊歩道が建造され、巨木たちのさらに頭上を散歩しながら樹の上の様子を観察できるようにしたり、
逆に地中に潜った地下施設の中で地中の様子を観察したり、tree Listening と称して樹の幹に繋がったヘッドホンを耳に当てて樹の音を聴いたり、ゲート前にはオークの倒木が展示してあったり、屋外で写真展を開催していたりと、さまざまな企画で一杯でした。
申し訳ありません。
前回で述べたような方針を固めてしまったわたしは、それらの写真をまったく残していませんでした。残念!
でも、どれも余すことなく堪能しました。
では、英国人の大好きなウッドランドの様子です。
森を愛するが故に、自宅の庭にその森を再現しようとしたのが風景式庭園としてのイングリッシュ・ガーデンの起源なのでしょうね。
それは一大土木工事であったろうと思われます。
さて、ここから先はキューの各所で見つけた素敵な樹木たちを楽しんで頂きます。
コメントを差し挟みたくとも、広大な敷地を歩き回ることに忙しく、個々の樹木の名前とか調べるヒマがとうとう無かったので、ここは流します。
あ、ただひと言付け加えておきます。
こうしてみると、森は緑……ではありませんね。本当に様々な葉色の樹が、バランス良く配置されていると思いました。
枝垂れ──ペンデュラ・タイプの巨木ともたくさん出会いました。地面を撫でるように垂れ下がった枝の太さには驚きです。
これは日本でもおなじみになった西洋ブナのパープレアですね。
それにしても巨大です。
半端でない木陰に入って、ベンチでひと休み。
この日も暑くなりました。
この時期のイギリスは至る所で、トチの花が満開でした。
これは地中海エリアの様子。
黄色い花は、今にしてみればアカシアのフロリバンダですね。
こんな樹や、
こんな樹もありました。
そして、最後にキュー・パレス。
これは他のエリアとは一線を画した、なかなか魅力的な場所でした。
もともと、1730年にジョージⅡ世の皇太子であったフレデリックとその妃であるオーガスタがこの宮殿に住み始めたところからキュー・ガーデンズは始まったと言われます。
1759年にオーガスタがここで植物園の建造を開始し、1771年以降、プランツ・ハンターであるジョゼフ・バンクスの指導の元に園芸研究の一大中心拠点となりました。
この植物園の造園には、ウィリアム・ケント、ランスロット・ブラウン、ウィリアム・チェンバースといった英国庭園史にその名を残す、そうそうたるメンバーが関わりました。そしてその後、国に寄贈されています。
さて、キュー・パレス。
赤レンガ造りの小さな館でした。
そして、その裏手のクイーンズ・ガーデンは、これまで見てきたキューのガーデンとはまったく趣を異にした、整形式庭園でした。
美しく刈り整えられた生垣の間を抜けて、その裏手に出れば、
そこはサンクン(沈降)スタイルのハーブ・ガーデンとなっていて、
可愛らしいレンガ・ベンチの周囲にも、初夏の花が咲き乱れておりました。
次回はいよいよ麗しのコッツ・ウォルズ
ヒドコート・マナーとキフツゲート・コートの二大庭園を巡ります。