フォレストサンズ長瀞キャンプ場 事のなりゆき3
テーマ:しごと
2011/06/01 05:14
昨日、梅雨の晴れ間を使ってトレーラーハウスの搬入、設置、合わせてウッドデッキの組立が始まっていました。
トレーラーハウスは本来、牽引したりしてそのままセッティング出来るようにサイトの造成も行っているのですが、生憎の雨で進入路が抜かっているため、この日はレッカーの力を借りたようです。
ウッドデッキも独立型のプラットホーム方式。
すでに仮組を終えているので、これからは一気に仕上がっていくのでしょう。
トレーラーハウスの配置をイメージしながら、先行しての植栽工事でしたが、こうしてトレーラーハウスが座ってみると、なかなかその存在感は大きく、まだまだ大きな樹木でも良かった気がします。
もちろん、樹は成長してくれますから、時間が解決してくれることですが…
滝の造形が完了したのは、去る27日でした。
最後の吹き付け塗装が終わった翌日の様子です。
(合計で7色を塗り重ねたということでした)
この日が関東地方の梅雨入りでした。
ギリギリ間に合ったという事ですね。
折りからの雨で、図らずも水を湛えた様子を見ることが出来ました。
滝の循環システムのテストは、これからです。
最後に残った小物の植栽を始めました。
もう少し周辺の造形にも手を加え、間もなく完成の予定。
半月ほどの後には、「事のてんまつ」をお伝え出来ると思います。
よろしければ、ホームページもご覧下さい。
http://www.yui-garden.com/
トレーラーハウスは本来、牽引したりしてそのままセッティング出来るようにサイトの造成も行っているのですが、生憎の雨で進入路が抜かっているため、この日はレッカーの力を借りたようです。
ウッドデッキも独立型のプラットホーム方式。
すでに仮組を終えているので、これからは一気に仕上がっていくのでしょう。
トレーラーハウスの配置をイメージしながら、先行しての植栽工事でしたが、こうしてトレーラーハウスが座ってみると、なかなかその存在感は大きく、まだまだ大きな樹木でも良かった気がします。
もちろん、樹は成長してくれますから、時間が解決してくれることですが…
滝の造形が完了したのは、去る27日でした。
最後の吹き付け塗装が終わった翌日の様子です。
(合計で7色を塗り重ねたということでした)
この日が関東地方の梅雨入りでした。
ギリギリ間に合ったという事ですね。
折りからの雨で、図らずも水を湛えた様子を見ることが出来ました。
滝の循環システムのテストは、これからです。
最後に残った小物の植栽を始めました。
もう少し周辺の造形にも手を加え、間もなく完成の予定。
半月ほどの後には、「事のてんまつ」をお伝え出来ると思います。
よろしければ、ホームページもご覧下さい。
http://www.yui-garden.com/
天に祝福されるしごと、そして折原ファーム
テーマ:しごと
2011/05/27 08:00
梅雨の走りのようなここ数日の天気ですが、一昨日は久々に気持ちよく晴れて、予定されていた深谷市N様邸のメンテには打って付けの一日でした。
2007年に手がけたこのお庭とも4年のおつき合いになります。
庭の一角に稲荷社を持つこのお庭には何本かの巨大なご神木もあって、それがあまり大きくなりすぎたためにご近所からいろいろと言われることが多く、以前にも高所作業車で大規模な伐採や枝下ろしをしたことがありましたが、今回もそう…。前回同様、緑化推進の時代に逆行すると憤りながらも、出来るだけ痛くないようにするからと樹に手を合わせながら地上10メートルまでよじ登り、チェーンソーを使いました。落とした枝は大型トラック1台くらいになったでしょうか。
雨やくもりの日にはとてもやる気になれないし、やれない仕事でした。
当然の事ながらわれわれの仕事はとても天候の影響を受けます。
でもね、ここに驚くべきジンクスがあります。
昨年の春以来、わたしがそこそこの植栽作業をしたあと、ほとんどの例外なく24時間以内に雨が降るというものです。
数えてはいませんが、それが20回近く続きました。
植物を植えたあとの水やりはとても大事でなかなか大変な作業なのですが、このジンクスがそれをすごく助けてくれました。なかには冬の植栽の後の雪、というのも有りましたが…
それにしても20回というのはスゴイと思いませんか?
もちろん、中には週間予報による雨の予報に合わせて植栽の工程を組んだこともありますが、大半はまったくの偶然で局地的な雨も多くありました。
わが社(わたしとアシスタントの女性のふたりだけですが)ではこのことを称して、「天に祝福されたしごと」と呼んでいます。
そうした事例が続くと、自分の仕事に自信が持てるし、とても強い勇気が生まれるものです。
そのようにして昨年からほぼ一年間、様々な植栽の仕事をしてきました。
でもさすがにいつかそのジンクスも終わるときがきます。
先日までお仕事をさせて頂いていた川越のお宅の場合、宿根草類の植栽を仕上げて竣工という運びとなりましたが、この時は翌日も良い天気になってしまいました。
これは突然の手術と入院で仕事が大幅に遅れてしまい、わたしが仕上げを急いでしまった為ですが、しかしこの時も翌々日にはちゃんと雨が降ってくれました。
その後も先週末に2箇所で少々無茶な移植をしたときも翌日には大量の雨。
再び気をよくして昨日、この時期としてはかなり大胆な宿根草の移植を行いましたが、夜にはかなりまとまった雨が降ってくれました。
まあ、そろそろ梅雨の前触れですのでこのあたりは詐欺みたいなものですが…
植栽に関する最近の話題でもう一点。
これは、先週末にリメイクした「ダモンネみはらし」(以前のブログをご覧下さい)の、コッツウォルズーストーンによるサークル花壇ですが、この時も植え替えてヘナヘナになったカモミールが翌日の雨で復活しました。
この中央に君臨するのは別のお宅で不要となって処分を依頼された柿の木です 。
この仕事をしていますと新築のお宅でも無い限り、お庭の整備の中で不要となった樹木や宿根草の依頼を受ける事が多くなります。
かといって生き物ですし、特に傷んでいないものも多いですからわれわれも処分してしまうのは心苦しく、お客さまの思いもまた同じです。
ダモンネみはらしのYさんはそんな中、快くいろいろな植物を引き受けてくれました。
柿の木の他にも、はがした芝生や大量に増えすぎてかなりの撤去を余儀なくされたカクトラノオなどもこのガーデンで余生を送っています。
とは言うもののもちろんそれには限度もあり、秩父のわが社でもそのように引き上げた樹木のうち、例えばオリーブやシマトネリコなどの冬越しが出来ないという問題が発生しました。
で、この秩父谷から北側に抜けたところに寄居という町があるのですが、そちらに土地を買い求めてそこに植物を避難させると同時に、資材置き場を兼ねたちょっとしたガーデンを作ろうと思い立ったのが、昨年秋でした。
それが、「折原ファーム」です。
年末から年明けの集中的な作業で、ようやく見栄えが良くなってきました。
昨年の3月、遅い雪の重さで途中から折れてしまい、引き上げてきたオリーブやトキワサンサク。
弱って交換した際に引き上げたシマトネリコ。
先祖返りしてしまい斑入りで無くなった斑入りクリ。
高圧鉄塔の改修のため、植木畑の木々を整理することになった知り合いの植木屋から安く譲って貰ったブルーアイス、アメリカサイカチ・サンバースト、ウラジログミ、シルバープリペット、シラタマミズキ、サルココッカ。
焼却用の穴から救い出したドウダンツツジ。
そのどさくさで安く分けて貰ったフサアカシア、スモークツリー、ベニバスモモのベイリーズセレクトとファスティギアータ、フェイジョア、銅葉の西洋ハシバミなどなどなど…
なかなか個性的な面々が現在そこには集まっています。
不思議なものでして、これもやはり天の配剤なのでしょうか?
その造成作業の最中に数年前にお庭を手がけさせて頂いたお宅からお電話がありました。
ご主人の出張で5年間、ご家族揃ってドイツに行かれるとのこと。
これを機会に現在のお住まいを売却することになったが、綺麗にしたばかりのお庭が勿体ないので、それらの樹木を預かってもらうことはできないだろうか? 5年後に改めて新居を建てたときに、出来ればそれらを使いたいので…
とてもありがたいお話でしたが、少し前のわたしなら保管場所に苦慮して途方に暮れた事だったでしょう。
が、今のわたしには折原ファームがあるではありませんか!
管理に万全を期すというわけにはいきませんので、移植の手間だけを頂いて管理費は無料とし、その代わりもし枯らしたらごめんなさい、という条件で引き受けることにいたしました。
こうしてシャラ、ホンコンエンシス、トウネズミモチ、アベリア・ホープレイズ、ヒペリカム、ローズマリー(移植に弱いので駄目もとで、これも引っ越しました)のほか、クリスマスローズ、ヒューケラ、ホスタ、アスチルベ、タイツリソウ、リシマキア・ヌンムラリアといった宿根草たちも、こうして折原ファームの居候となりました。
昨年の寒さで遅い秋に植えた宿根草の多くが駄目になった折原ファームですが、お預かりした植物たちはすべて元気に冬を乗り切り、春を迎えました。
その他、衝動買いした宿根草や果樹の苗を仮植えし野菜畑を兼ねたキッチンガーデンも賑やかとなりました。
今日もこれから雨の予報…
水道施設がなく、資材置き場の屋根から引いた雨水タンクだけが頼りの折原ファームには時々の雨が恵みとなります。
さて、今から3軒ほど小さな植栽や植栽後のチェックにまわってきます!
よろしければ、ホームページもご覧下さい。
http://www.yui-garden.com/
2007年に手がけたこのお庭とも4年のおつき合いになります。
庭の一角に稲荷社を持つこのお庭には何本かの巨大なご神木もあって、それがあまり大きくなりすぎたためにご近所からいろいろと言われることが多く、以前にも高所作業車で大規模な伐採や枝下ろしをしたことがありましたが、今回もそう…。前回同様、緑化推進の時代に逆行すると憤りながらも、出来るだけ痛くないようにするからと樹に手を合わせながら地上10メートルまでよじ登り、チェーンソーを使いました。落とした枝は大型トラック1台くらいになったでしょうか。
雨やくもりの日にはとてもやる気になれないし、やれない仕事でした。
当然の事ながらわれわれの仕事はとても天候の影響を受けます。
でもね、ここに驚くべきジンクスがあります。
昨年の春以来、わたしがそこそこの植栽作業をしたあと、ほとんどの例外なく24時間以内に雨が降るというものです。
数えてはいませんが、それが20回近く続きました。
植物を植えたあとの水やりはとても大事でなかなか大変な作業なのですが、このジンクスがそれをすごく助けてくれました。なかには冬の植栽の後の雪、というのも有りましたが…
それにしても20回というのはスゴイと思いませんか?
もちろん、中には週間予報による雨の予報に合わせて植栽の工程を組んだこともありますが、大半はまったくの偶然で局地的な雨も多くありました。
わが社(わたしとアシスタントの女性のふたりだけですが)ではこのことを称して、「天に祝福されたしごと」と呼んでいます。
そうした事例が続くと、自分の仕事に自信が持てるし、とても強い勇気が生まれるものです。
そのようにして昨年からほぼ一年間、様々な植栽の仕事をしてきました。
でもさすがにいつかそのジンクスも終わるときがきます。
先日までお仕事をさせて頂いていた川越のお宅の場合、宿根草類の植栽を仕上げて竣工という運びとなりましたが、この時は翌日も良い天気になってしまいました。
これは突然の手術と入院で仕事が大幅に遅れてしまい、わたしが仕上げを急いでしまった為ですが、しかしこの時も翌々日にはちゃんと雨が降ってくれました。
その後も先週末に2箇所で少々無茶な移植をしたときも翌日には大量の雨。
再び気をよくして昨日、この時期としてはかなり大胆な宿根草の移植を行いましたが、夜にはかなりまとまった雨が降ってくれました。
まあ、そろそろ梅雨の前触れですのでこのあたりは詐欺みたいなものですが…
植栽に関する最近の話題でもう一点。
これは、先週末にリメイクした「ダモンネみはらし」(以前のブログをご覧下さい)の、コッツウォルズーストーンによるサークル花壇ですが、この時も植え替えてヘナヘナになったカモミールが翌日の雨で復活しました。
この中央に君臨するのは別のお宅で不要となって処分を依頼された柿の木です 。
この仕事をしていますと新築のお宅でも無い限り、お庭の整備の中で不要となった樹木や宿根草の依頼を受ける事が多くなります。
かといって生き物ですし、特に傷んでいないものも多いですからわれわれも処分してしまうのは心苦しく、お客さまの思いもまた同じです。
ダモンネみはらしのYさんはそんな中、快くいろいろな植物を引き受けてくれました。
柿の木の他にも、はがした芝生や大量に増えすぎてかなりの撤去を余儀なくされたカクトラノオなどもこのガーデンで余生を送っています。
とは言うもののもちろんそれには限度もあり、秩父のわが社でもそのように引き上げた樹木のうち、例えばオリーブやシマトネリコなどの冬越しが出来ないという問題が発生しました。
で、この秩父谷から北側に抜けたところに寄居という町があるのですが、そちらに土地を買い求めてそこに植物を避難させると同時に、資材置き場を兼ねたちょっとしたガーデンを作ろうと思い立ったのが、昨年秋でした。
それが、「折原ファーム」です。
年末から年明けの集中的な作業で、ようやく見栄えが良くなってきました。
昨年の3月、遅い雪の重さで途中から折れてしまい、引き上げてきたオリーブやトキワサンサク。
弱って交換した際に引き上げたシマトネリコ。
先祖返りしてしまい斑入りで無くなった斑入りクリ。
高圧鉄塔の改修のため、植木畑の木々を整理することになった知り合いの植木屋から安く譲って貰ったブルーアイス、アメリカサイカチ・サンバースト、ウラジログミ、シルバープリペット、シラタマミズキ、サルココッカ。
焼却用の穴から救い出したドウダンツツジ。
そのどさくさで安く分けて貰ったフサアカシア、スモークツリー、ベニバスモモのベイリーズセレクトとファスティギアータ、フェイジョア、銅葉の西洋ハシバミなどなどなど…
なかなか個性的な面々が現在そこには集まっています。
不思議なものでして、これもやはり天の配剤なのでしょうか?
その造成作業の最中に数年前にお庭を手がけさせて頂いたお宅からお電話がありました。
ご主人の出張で5年間、ご家族揃ってドイツに行かれるとのこと。
これを機会に現在のお住まいを売却することになったが、綺麗にしたばかりのお庭が勿体ないので、それらの樹木を預かってもらうことはできないだろうか? 5年後に改めて新居を建てたときに、出来ればそれらを使いたいので…
とてもありがたいお話でしたが、少し前のわたしなら保管場所に苦慮して途方に暮れた事だったでしょう。
が、今のわたしには折原ファームがあるではありませんか!
管理に万全を期すというわけにはいきませんので、移植の手間だけを頂いて管理費は無料とし、その代わりもし枯らしたらごめんなさい、という条件で引き受けることにいたしました。
こうしてシャラ、ホンコンエンシス、トウネズミモチ、アベリア・ホープレイズ、ヒペリカム、ローズマリー(移植に弱いので駄目もとで、これも引っ越しました)のほか、クリスマスローズ、ヒューケラ、ホスタ、アスチルベ、タイツリソウ、リシマキア・ヌンムラリアといった宿根草たちも、こうして折原ファームの居候となりました。
昨年の寒さで遅い秋に植えた宿根草の多くが駄目になった折原ファームですが、お預かりした植物たちはすべて元気に冬を乗り切り、春を迎えました。
その他、衝動買いした宿根草や果樹の苗を仮植えし野菜畑を兼ねたキッチンガーデンも賑やかとなりました。
今日もこれから雨の予報…
水道施設がなく、資材置き場の屋根から引いた雨水タンクだけが頼りの折原ファームには時々の雨が恵みとなります。
さて、今から3軒ほど小さな植栽や植栽後のチェックにまわってきます!
よろしければ、ホームページもご覧下さい。
http://www.yui-garden.com/
フォレストサンズ長瀞キャンプ場 事のなりゆき2
テーマ:しごと
2011/05/24 05:09
キャンプ場のその後…
近頃は早朝や夕方の、作業が終わって人が居なくなった頃にしか行けないのですが。
主な植栽が終わって客土整形が終わった後から、慌ただしくトレーラーハウスの位置と芝のラインを出すのが、言ってみればわたしの最後の仕事でした。
そして、芝張りの開始が5月10日でした。
雨が降ってラインが消えると、川越に向かう前の5時半頃に出掛けて行って引き直しをしたのもこのころ。
引き直すたびに微妙にラインが変わるのはご愛敬ということで…
あとは造園屋さんのみなさんにお任せして、先日出掛けていった時の様子がこれです。
緑が入ると風景に骨格が出来てなかなか良いものですね。
そして、滝と池の方も完成に近づいています。
前回紹介した鉄筋によるフレーム作りのあと、
並行してラス網の取付が始まりました。これが5月6日。
そうですね。みなさん(もわたしも)ゴールデンウィーク返上です。
下地塗りの開始。10日。
天端のラスをめくっているのは、あとで内部にモルタルを充填するためです。
仕上がった下地の様子。これが14日。
仕上げ塗り開始。16日。
そして現在は最終の吹き付け作業が始まっています。
これは22日。
すでに2度目の吹き付けが始まっていました。
そして昨日の夕方。
雨で中断したようですが、かなり質感が出て来ました。
この岩の割れや欠けもすべて手仕事の為せる技。
うーん。その工程を見損なったのは残念でした。
その昨日、開発許可がらみの検査も無事終了。
これだけの緑化です。喜んでもらいこそすれ、文句を言われる事はないと信じておりましたが…
この後キャンプ場はトレーラーハウスの引き込み、ウッドデッキの製作と最後の工程に入っていき、わたしも今週末には最後の小物の植栽に乗り込む予定でいます。
よろしければ、ホームページもご覧下さい。
http://www.yui-garden.com/