広島のA子ちゃんの話
今日は朝から恵みの雨です。
一雨ごとに暖かくなって春爛漫になるまであと少し。
広島の高校生の話は九州のお坊さん林 覚乗さんの本に載っています。
A子ちゃんは生まれつき障害があって足が悪く歩くのもぺたんぺたんと思うように歩けません。
ある日水泳大会のメンバーを4人決めないといけない時がやってきました。
男の子2人と女の子2人のうちあと一人女の子が決まらないのです。
クラスのいじめっ子はA子がいいと提案し、いじめられたくない他の子は黙っていました。
その結果A子が出ることになりました。
A子の泳ぐ姿に当日やんやと罵声や野次がとぶ中、
一人の洋服を来た男性がプールに飛び込みました。
A子ちゃんに、「大丈夫だよ、僕と一緒に歩こう!」
大丈夫、ゴールまで一緒に歩くよと肩を抱いて歩いたのはその学校の校長でした。
その時、し~~んと静まり返り、周りの空気は一変しました。
そしてゴールした時は割れんばかりの拍手。
人々は知ったんです。
生きるってどういうことなのか。
それは自信がないからののしる、自分の心を閉ざしているそういう自分が知らされ、
その学校はそのことを通して大きく変えられました。
人に言えないことや試練があっても神さまが大丈夫だと言ってくれるのです。
その神さまからエネルギーをもらって、
服のまま飛び込んでいくような希望と勇気が出るのですね。
ささやかなことです。
自分がして欲しいように人にするだけです。
しかし、このささやかなことがなかなかできないんですよね。
少しでも自分が変えられたらいいなと思いました。