輝度比
視覚障害をお持ちの方が安全に歩道を歩くことが出来るようにと
埋められているのが 『点字ブロック』 『線字ブロック』です。
点字ブロックは その先に段差が会ったり 曲り角があるときに 注意を喚起するために使われ
線字ブロックは 進行方向を誘導するために使われます。
色は 目立つようにと黄色が標準ですが
路面のデザインや配色によっては 他の色を使うことも許されています。
但し 路面の輝きと
点字・線字ブロックの輝きの差が １．５倍以上あることが 条件です。
なぜなら ふたつの色に 輝度の差がないと
弱視の方々の中には 見えなかったり
見えづらかったりする方がいらっしゃるからです。
施工前に 室内でサンプルの輝度を測定しましたが
より輝度の差が開くようにと
前田製管より 通常より明るい色の点字・線字ブロックを作っていただきました。
今日から天気も崩れるとのことで
休日の昨日 現場で測定しました。
室内での試験では クリアーしていますが
施工完了後 実際の露天でちゃんと値が保たれているか
検査です。
輝度計です。
露天では 照度がうつろうので
より正確に輝度を求めるために
連続三回づつ測定し 平均値で比較します。
こちらの現場の設計値は 輝度比2.0 以上
つまり 二倍以上の輝き度の差が求められています。
測定値 3.49
合格です。
差が 開きすぎのようですが
段々路面が汚れていくと 輝度の差が縮まるので
今はこの程度の差が必要です。
カラーアスファルト舗装との差も 同程度ありました。
合格です！！”
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