44.
テーマ:詩のページ
2010/02/03 00:19
灯火 10.2.3
空気をね
揺らしてね
オレンジ色だね
いつもだね
風は無いよに
思うんだけど
揺らぐんだったね
そうだった
雪が降る
ただしんしんと冷え込んで
ただしんしんと雪は降る
そんな事もあったのに
しんしんと雪は降り積もり
わかっているよと降り積もり
見ているからと 降り積もる
明日の朝はどんな顔
眠れず腫らした瞼にね
灯火なんて 問い掛ける
心配しなくていいんだよ
私が揺らいでいるうちは
貴方をきっと照らすから
素っ気ないのはしょうがない
貴方を照らす灯火は
貴方の瞳をきらきらと
輝かせるため ここにいる
灯火揺らぐ祭りの日
もう幾つ寝むったら
祭りのその日がやって来る