蔵王温泉エリアカラー その3

テーマ:観光案内 山形の町並みや人たち
  エリアカラーを 見つけようと

  周辺を ぶらぶら歩きました。



  エリアカラーは  地域を 構成する 色!

  色!

  色!のはず。。。。。






  探せば 探すほど

  多様な 色が 目に 入ります!






  建物の 色

  看板の 色

  エクステリアの 色。。。。。。





  様々な 色が 溢れます!










    そんな こんなで

    そもそも  エリアカラーなど

    日本中どこにも 存在しないのだ  と 気づきかけた時




  あることを 思いました!







  らしさ・・・

  山形らしさ

  蔵王らしさ

  田舎らしさ

  都会らしさを



  いくら
  追求しても  使う素材が 

  同じならば・・・・・・・・ 所詮 どこか先行した都市の 使いまわし。



  日本中に

  〇〇銀座

  もしくは

  〇〇銀座商店街が

  乱立するように



  所詮 「らしさ」などは


  特別な 地域 (京都や 小樽や 神戸や 金沢や 倉敷や・・・・・)以外に

  存在しないのでは????







  みんな 古いものを 壊して

  再生している 地方都市は

  「らしさ」を なくしているのでは ないのだろうか!


  そう思いながら  ここにしか ないもの

  蔵王だから 生きているもの・・・・

  探しながら 歩きました。








ん~~~っ! この鳥居の周りの石は?
蔵王石




いろんな素材を沈めた この温泉水を 流している石は?





土留めに詰まれた この 石は?






のべ段の石







温泉街 脇を流れ落ちる 川の護岸に

詰まれた 石!






蔵王石 なんだ!


蔵王石の いくらか茶を 含んだ この黒っぽい石が

蔵王らしさを醸し出す エリアカラーとして

ふさわしい!  そう 気づきました!




強酸に耐え  本来の 蔵王を もともと覆っていた 地面の色。





建築物などは 一過性のもの。

50年も 過ぎれば

きっと 別のものに 立て替えられて 通りは一変する。




やがて 通りに似合った 建物を

その時の 建築家は 立てるはず!




  今の建築物(工作物)に 景観を 会わせるのじゃなく

  先行して 通りの景観を 整備すれば

  工作物は あとから 付いて来る。





  ようやく 方向性が 決まって

  蔵王観光協会の 会議室で

  地元の皆さんへの  プレゼンテーション  始まりました。





  つつく











  








  
庭ブロ+(プラス)はこちら

蔵王温泉のエリアカラー その2

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  温泉街に 行く前に

  車を止めさせて頂いた

  お礼も兼ねて



  現場となりの

  「新左衛門の湯」さんに・・・



中には 綺麗な岩風呂などあって

風情ある ところですが

外の 足湯も




独特なデザインです!






蔵王温泉は 強酸性の 硫黄温泉。


硫黄の匂いが立ち込めますが

いわゆる 「湯の花」。 もしくは 白い湯花と

太陽光が

お湯を  薄く 青に 演出します!



この色も  エリアカラーの ひとつです!





そこから 200mほど 歩くと

蔵王 高湯です!
蔵王温泉 高湯






02年か 03年頃から

正味 4年間は 関わった

思い出の 路線です!



共同浴場 「上湯(かみゆ)」
共同浴場上湯




「下湯(しもゆ)」
共同浴場下湯





この ふたつの 共同浴場がある通り沿いに

老舗の 温泉宿や 土産物店が 並びます。




  細いところでは

  譲り合わないと

  車が交差できないところも ある

  むかしながらの 通り!







この通りの下に 温泉の廃湯を流すパイプを埋めて  

雪のない 道路にする!



それに会わせて  舗装も

景観を考えた カラー舗装に!

そうした 計画に  関わらせて 頂きました。







しかも ここは 強酸性の湯


立ち上る湯気でさえ


軒先で冷やされ


やがて しずくとなって


下の コンクリートを 溶かす場所!

強酸性




景観の のみならず

舗装材の素材は

「耐強酸性」の 物でなくては なりません!




この中に いろいろな資材を

沈め  約半年後

さまざまな検討の のちに

磁器タイルでの 舗装と 決まりました。




ところが  通常のように

10㎜ほどの目地を モルタルで施工したのでは

やがて 酸に侵されて  モルタル目地が

溶けてしまいます。

かといって

耐酸モルタルでは  コストがかかり過ぎる・・・・





ニットーさんの 磁器タイル 60㎜厚を

目地幅2㎜で モルタル目地。



最終的に そうなりました!

右の 側溝と 側溝蓋は


耐酸性に  威力のある

レジンモルタル製の 製品です。






   さて  いよいよ  景観デザインです!



   



  路面の デザインは  配色も含めて

  コンサルさんと協議しながら プランを練り上げて いくことに・・・・



  秋田の スタジオZ本間さんに コンピューターグラフィックで

  具現化して頂きながら  まずは  コンセプト作り






  「蔵王温泉街の 風情を 醸し出す 道路」






  コンサルさんからの 与えられた命題





   

   蔵王らしさって 何だろう?


   他の 温泉と どうやって 差別化するんだろ!







  とにかく  現場に たたずんで

         そちら こちら 歩き回って



    ヒントを 探しまわりました。






  あっ!!!  エリアカラー っが

  蔵王らしさに 違いない!





   そう 思い付いたものの..............



   エリアカラーって なに?

   そして  どれ????


再度 下湯











つづく・・・・・

   







  










蔵王温泉の エリアカラー その1

テーマ:観光案内 山形の町並みや人たち
   さて  ようやく  エリアカラーに ついて

   書いて 見ようかと・・・・




   切り口が 見つからずに いましたが


   取り合えず 


   蔵王温泉街の 道路整備に


   携わったときの  思い出などから


   書いてみます!




   


   
   昔々の 蔵王温泉




   蔵王温泉の中でも


   高湯  と 呼ばれる 温泉街です。
   蔵王温泉 高湯










       まずは  山形市内より

       蔵王を 目指します。



国道13号から  東に連なる

奥羽山系へと  車を 進めます!

蔵王 温泉まで 10km の看板


振り返ると 山形市内まで9km



市内から 約19kmの 距離に  蔵王温泉 !

標高900mぐらいでしょうか!






ほぼ 中間地点から 山形市内を

振り返ります。

右奥に  霞上セントラルビルが

見えます!






そこが 山形駅という ことが わかります。

究極の ランドマーク ですね! ははっ!



そこに 朱色の 大鳥居
蔵王の鳥居
いよいよ蔵王大権現へと  入って 行きます。




かなり 昇って着ましたが

ここにも 田んぼがありました。

逞しい 人間の 営みです!






蔵王は ゲレンデが 多いことで

知られています。









30分程度で

温泉街に  到着です!



まもなく 整備される 道路です。
景観整備

ここの 歩道整備を どうするか

CGによる プレゼンテーション用の

写真を 撮るのが

今日の 仕事です。





ここで  蔵王温泉街の

エリアカラー  という概念が

必要に なってきます!



建物と山々、

エクステリアと 道路舗装。

商店の 看板と地面。

みんなが この地域の カラーの

構成要素。


 そして  古い温泉街の イメージと

  これから目指す 温泉街の 方向性!


   観光で 来られる 方々が

   その 雰囲気を味わい

   どう 伝えられるか!





  携わり始めると

  面白くって

  止めれない 仕事です!


























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