HANA sakaso プロジェクト with mother Love ~鎮魂・復幸・支援感謝の集いと花のお届け
テーマ:HANAsakasoプロジェクト
2011/09/12 07:48
HANA sakaso プロジェクト with mother Love、山元町6日目。
9月11日、「がんばっぺやまもと鎮魂・復幸・支援感謝の集い」当日です。
昨夜の営業終了後に資材を積み込み、そのまま夜中走ったという「すぺいん亭」スタッフが早朝に会場入りしました。
一同揃ったHANA sakaso プロジェクトメンバーの最初の仕事は、その会場設営から。
その準備が終えたところでそれぞれが持ち場に分かれて支度を始めます。
屋内ではアロマテラピーと手作り雑貨のスタッフがスタンバイ。
われわれ花のお届けスタッフもミーティングを終えて積み込みを開始。
この日は朝から雨が降り、小雨の中の積み込みとなりましたが、いざ出陣となったとたんにぴたりとそれも止み、心地よい風の吹く中スタートすることができました。
最初から揃いのTシャツを濡らすことにはなったものの、朝一番に予定していた寄せ植えへの水やりの手間が省略できたことは大きく、終日曇ったやや涼しい気候がスタッフの体力消耗を防いでくれたうえに、花たちの傷みも防いでくれるという絶妙のコンディションを生んでくれました。
いよいよ巨大パエリアの調理が始まったのを見届け、出発は10時半でした。
準備した寄せ植えの数は、この日のイベント会場で地元の方に作っていただくものまで含めて637鉢。
それぞれに12種類ある花のうち3ポットを植え込んでいて、重さは数キロあるでしょうか。そのひと鉢を抱えて6名のスタッフが大きく5か所に分かれた8つの仮設住宅に配りました。
もちろん、留守宅を除いて一戸一戸手渡しです。
ちゃんと受け取ってもらえるだろうか、うまくメッセージが届けられるだろうか、漏れなく配れるだろうか…
不安を抱えていたのはメンバーだけでなく、準備してきたわたしも同様で、そのわたしの心配は特に時間にありました。
今日の少なくとも暗くなる前には届け終わりたい。でも、だからと言って時間に追われて機械的に配るような真似はしたくない…
やがてそれは杞憂に終わるのですが、わたしの心配が伝染していたか最初低かったメンバーのモチベーションは、最初のひと鉢をお届けした時点で一気に高まることになりました。
受け取ってくださる住民のみなさんの笑顔の明るいこと!
「ありがとう」
「遠いところからよく来てくれたねぇ」
「うわぁ~、お花は大好きなのよぉ」
「本当にごくろうさまぁ。大変だったねぇ」
そうした温かい言葉の数々。
わたし自身もそうでしたが、メンバーの表情が一気に変わったのが分かりました。
最初に武内さんの言った言葉のとおり。
「大丈夫! 絶対にうまくいくから… お届けしたこちらが素敵なプレゼントを頂くんだから!」
メンバーのうち唯一、笑顔と幸せを届けるこうした仕事を得意とされているのがタレントの山口良一さんでしたが、この日はいつもと違ってあくまで一般参加。ボランティアスタッフの一員として特別扱いなしでしたが、山口さんにとってもそれを新鮮に受け止めてもらった様子でした。(まあ実際は住民の皆さんの中にはそれと気がつく方もいて、たびたび本業にも戻っていただきはしましたが…)
3台分の鉢を届け終わったところで、いったん拠点である山下中学校に戻りました。
ごっそりパエリアが届いていたのでしばし休憩。
最初の一回でまだ一か所目を終えていないというのに、早くも足はパンパン。
あと最低でも3往復はしなければなりませんが、ここで少しだけ休憩時間を取りました。
せっかくのイベントをみんなに見てもらわないまま終わるのも残念なことですし…
昨夜の前夜祭の人出が少なかったのと今朝の雨もあって心配でしたが、何のことはない会場は大盛況でした。
後で聞くとアロマや雑貨のスタッフは昼を食べる間もなかったとのこと。(最終的には1000人近い人出となったようです)
武内さんはそれぞれの持ち場をフォローしながらパエリアを作ったり配ったり、寄せ植えを量産したりといつもながらの獅子奮迅だった様子。
われわれも気合いを入れて仮設住宅に戻りました。
そのうちに花のお届けの情報は他の仮設住宅にも伝わっていて、それぞれで歓迎を受けるようになり、「待ってたんだよぉ」との言葉もいっぱい頂くようになりました。
その頃になるとさすがに山口さんも大忙し。
山口さんの笑顔もまた、われわれの大切なプレゼントですからね。
それでもひとしきりの談笑とサイン会を終えた山口さんはクルマまで走って戻ってはすぐに花のお届けを再開します。
そうした山口さんのムードメイクに、われわれもどれだけ気持ちを高めてもらったことか!
花のお届けは途中からイベントを終えた女性スタッフも加わって、最後は11人がかりになりました。
そのようにしてようやく届け終えたのが18時頃だったでしょうか。
仮設住宅の中にそろそろ暖かい灯りの灯り始める時分でした。
メンバーはみんな疲労困憊のはずですが、その表情は笑顔でいっぱいでした。
本当にたくさんの温かい言葉と明るい笑顔を頂いて、おそらく住民の皆さん以上の幸せな気持ちになって、われわれは山下中学校に戻りました。
今回のメンバーはみな、武内さんを中心にして集まった大半が初対面のメンバーでした。
でも、この日の活動で生まれた友情と信頼関係はきっとこの先も続いて行く強いものになったと思います。
そして、「やまもと子どもも大人もみかなで遊び隊」を中心にした、現地スタッフのみなさん…
山下中学校の渡辺校長先生、鈴木教頭先生、高橋教務主任の先生をはじめ多くの先生方、用務の山川さん。
そして、教育委員会生涯学習課のみなさん、社会福祉協議会のみなさん。
山下花いっぱいボランティアのおばちゃんとおじちゃんたち。
山下中の元気で明るい中学生たち。
高校生ボランティアのみなさん。
こうしたみなさんの応援や協力、あたたかい言葉なしで今回のプロジェクト第一弾の成功はなかったと思います。
そして第二弾、第三弾…
まだすべての仮設住宅を回り終えた訳ではないので、近いうちにこの続きをしなくてはなりません。
また、今回使った一年草の多くは次の冬で見ごろを終えてしまいますので、今回お届けした鉢に春の花や球根を植え替えて回りたいという思いもあります。
そして今回の活動の中で特に被害が大きかった坂元地区の話を伺い、その塩害でボロボロになった田畑に花を植えて新しい祭りの場を彩ろうという計画も持ち上がりました。子供たちがそこで花火を打ち上げ、神楽を舞いたいと言っているのだそうです。
花苗を育てるためにハウスを建設したり、球根を各地に植えて回るという計画もすでに動き始めています。
だから今回生まれた人の結びつきを、これからさらにひと回りもふた回りも大きくして、そうした活動の基盤にしていかなくてはならないのでしょうね。
今回はそういったプロジェクトの、最初の一歩であったと思っています。
最後に今回はじめてお目にかかった山口さん。
明るくて気立てが良く、とても気さくな素敵な方でした。
お終いの方はもう、タレントさんという扱いではなくて昔から知っている少し年上の友達くらいの感覚で、あれこれ相談したり手分けして動き回ったりしてもらいましたが、本当にいつも気持ちよく応じてくださいました。
チーム全体のムードメーカーになってみんなの気持ちを持続させてくれたのも大きく、仮設住宅のみなさんにもとても温かい空気を届けていただいて、彼の存在はとても大きかったと思います。
あとで武内さんに聞くと、彼自身もとても貴重な体験をしたと喜んでくださったということで、それが何よりのことでした。
また他のメンバー同様、次の活動でご一緒したいと思いました。
も一つ最後に…
メンバーのみなさん、山元町のみなさん、本当にありがとうございました。
楽しく幸せな6日間でした。
プロジェクトの活動はまだまだ続きます。
みなさまからの支援に加え、温かい応援のメッセージをお待ちしております。
ご協力頂ける方は以下のサイトからご連絡をお願いいたします。
HANA sakaso プロジェクト with mother Love
9月11日、「がんばっぺやまもと鎮魂・復幸・支援感謝の集い」当日です。
昨夜の営業終了後に資材を積み込み、そのまま夜中走ったという「すぺいん亭」スタッフが早朝に会場入りしました。
一同揃ったHANA sakaso プロジェクトメンバーの最初の仕事は、その会場設営から。
その準備が終えたところでそれぞれが持ち場に分かれて支度を始めます。
屋内ではアロマテラピーと手作り雑貨のスタッフがスタンバイ。
われわれ花のお届けスタッフもミーティングを終えて積み込みを開始。
この日は朝から雨が降り、小雨の中の積み込みとなりましたが、いざ出陣となったとたんにぴたりとそれも止み、心地よい風の吹く中スタートすることができました。
最初から揃いのTシャツを濡らすことにはなったものの、朝一番に予定していた寄せ植えへの水やりの手間が省略できたことは大きく、終日曇ったやや涼しい気候がスタッフの体力消耗を防いでくれたうえに、花たちの傷みも防いでくれるという絶妙のコンディションを生んでくれました。
いよいよ巨大パエリアの調理が始まったのを見届け、出発は10時半でした。
準備した寄せ植えの数は、この日のイベント会場で地元の方に作っていただくものまで含めて637鉢。
それぞれに12種類ある花のうち3ポットを植え込んでいて、重さは数キロあるでしょうか。そのひと鉢を抱えて6名のスタッフが大きく5か所に分かれた8つの仮設住宅に配りました。
もちろん、留守宅を除いて一戸一戸手渡しです。
ちゃんと受け取ってもらえるだろうか、うまくメッセージが届けられるだろうか、漏れなく配れるだろうか…
不安を抱えていたのはメンバーだけでなく、準備してきたわたしも同様で、そのわたしの心配は特に時間にありました。
今日の少なくとも暗くなる前には届け終わりたい。でも、だからと言って時間に追われて機械的に配るような真似はしたくない…
やがてそれは杞憂に終わるのですが、わたしの心配が伝染していたか最初低かったメンバーのモチベーションは、最初のひと鉢をお届けした時点で一気に高まることになりました。
受け取ってくださる住民のみなさんの笑顔の明るいこと!
「ありがとう」
「遠いところからよく来てくれたねぇ」
「うわぁ~、お花は大好きなのよぉ」
「本当にごくろうさまぁ。大変だったねぇ」
そうした温かい言葉の数々。
わたし自身もそうでしたが、メンバーの表情が一気に変わったのが分かりました。
最初に武内さんの言った言葉のとおり。
「大丈夫! 絶対にうまくいくから… お届けしたこちらが素敵なプレゼントを頂くんだから!」
メンバーのうち唯一、笑顔と幸せを届けるこうした仕事を得意とされているのがタレントの山口良一さんでしたが、この日はいつもと違ってあくまで一般参加。ボランティアスタッフの一員として特別扱いなしでしたが、山口さんにとってもそれを新鮮に受け止めてもらった様子でした。(まあ実際は住民の皆さんの中にはそれと気がつく方もいて、たびたび本業にも戻っていただきはしましたが…)
3台分の鉢を届け終わったところで、いったん拠点である山下中学校に戻りました。
ごっそりパエリアが届いていたのでしばし休憩。
最初の一回でまだ一か所目を終えていないというのに、早くも足はパンパン。
あと最低でも3往復はしなければなりませんが、ここで少しだけ休憩時間を取りました。
せっかくのイベントをみんなに見てもらわないまま終わるのも残念なことですし…
昨夜の前夜祭の人出が少なかったのと今朝の雨もあって心配でしたが、何のことはない会場は大盛況でした。
後で聞くとアロマや雑貨のスタッフは昼を食べる間もなかったとのこと。(最終的には1000人近い人出となったようです)
武内さんはそれぞれの持ち場をフォローしながらパエリアを作ったり配ったり、寄せ植えを量産したりといつもながらの獅子奮迅だった様子。
われわれも気合いを入れて仮設住宅に戻りました。
そのうちに花のお届けの情報は他の仮設住宅にも伝わっていて、それぞれで歓迎を受けるようになり、「待ってたんだよぉ」との言葉もいっぱい頂くようになりました。
その頃になるとさすがに山口さんも大忙し。
山口さんの笑顔もまた、われわれの大切なプレゼントですからね。
それでもひとしきりの談笑とサイン会を終えた山口さんはクルマまで走って戻ってはすぐに花のお届けを再開します。
そうした山口さんのムードメイクに、われわれもどれだけ気持ちを高めてもらったことか!
花のお届けは途中からイベントを終えた女性スタッフも加わって、最後は11人がかりになりました。
そのようにしてようやく届け終えたのが18時頃だったでしょうか。
仮設住宅の中にそろそろ暖かい灯りの灯り始める時分でした。
メンバーはみんな疲労困憊のはずですが、その表情は笑顔でいっぱいでした。
本当にたくさんの温かい言葉と明るい笑顔を頂いて、おそらく住民の皆さん以上の幸せな気持ちになって、われわれは山下中学校に戻りました。
今回のメンバーはみな、武内さんを中心にして集まった大半が初対面のメンバーでした。
でも、この日の活動で生まれた友情と信頼関係はきっとこの先も続いて行く強いものになったと思います。
そして、「やまもと子どもも大人もみかなで遊び隊」を中心にした、現地スタッフのみなさん…
山下中学校の渡辺校長先生、鈴木教頭先生、高橋教務主任の先生をはじめ多くの先生方、用務の山川さん。
そして、教育委員会生涯学習課のみなさん、社会福祉協議会のみなさん。
山下花いっぱいボランティアのおばちゃんとおじちゃんたち。
山下中の元気で明るい中学生たち。
高校生ボランティアのみなさん。
こうしたみなさんの応援や協力、あたたかい言葉なしで今回のプロジェクト第一弾の成功はなかったと思います。
そして第二弾、第三弾…
まだすべての仮設住宅を回り終えた訳ではないので、近いうちにこの続きをしなくてはなりません。
また、今回使った一年草の多くは次の冬で見ごろを終えてしまいますので、今回お届けした鉢に春の花や球根を植え替えて回りたいという思いもあります。
そして今回の活動の中で特に被害が大きかった坂元地区の話を伺い、その塩害でボロボロになった田畑に花を植えて新しい祭りの場を彩ろうという計画も持ち上がりました。子供たちがそこで花火を打ち上げ、神楽を舞いたいと言っているのだそうです。
花苗を育てるためにハウスを建設したり、球根を各地に植えて回るという計画もすでに動き始めています。
だから今回生まれた人の結びつきを、これからさらにひと回りもふた回りも大きくして、そうした活動の基盤にしていかなくてはならないのでしょうね。
今回はそういったプロジェクトの、最初の一歩であったと思っています。
最後に今回はじめてお目にかかった山口さん。
明るくて気立てが良く、とても気さくな素敵な方でした。
お終いの方はもう、タレントさんという扱いではなくて昔から知っている少し年上の友達くらいの感覚で、あれこれ相談したり手分けして動き回ったりしてもらいましたが、本当にいつも気持ちよく応じてくださいました。
チーム全体のムードメーカーになってみんなの気持ちを持続させてくれたのも大きく、仮設住宅のみなさんにもとても温かい空気を届けていただいて、彼の存在はとても大きかったと思います。
あとで武内さんに聞くと、彼自身もとても貴重な体験をしたと喜んでくださったということで、それが何よりのことでした。
また他のメンバー同様、次の活動でご一緒したいと思いました。
も一つ最後に…
メンバーのみなさん、山元町のみなさん、本当にありがとうございました。
楽しく幸せな6日間でした。
プロジェクトの活動はまだまだ続きます。
みなさまからの支援に加え、温かい応援のメッセージをお待ちしております。
ご協力頂ける方は以下のサイトからご連絡をお願いいたします。
HANA sakaso プロジェクト with mother Love