手術と入院と花冷えの日々
テーマ:暮らし
2011/04/22 06:54
ああ、いったい今年はどうしてしまったのだろう!
もともと十二指腸潰瘍は持病みたいなものでしたが、元来、年に一度か二度風邪をひく程度の健康体の自分が年末には様々な病気を併発させ、その後もあれこれあって…
ここにきて手術と入院などという事態に立ち至りました。
そろそろそういう年代になったという自覚が足りなかったのでしょうねぇ。
作業の片づけの最中、すっかり古びてしまった木製の作業台の木くずを払っていて、トゲが一本入ったのが原因でした。
トゲはすぐに抜いたし消毒もしたのですが、思いのほか深く刺さっていたのでしょう。
その夜には刺さった左手の薬指を中心に腫れが拡がり、そこそこの痛みが伴うようになりました。
それが先週の火曜日のこと。
翌日には現場近くで病院を探して、仕事の切れ目を見つけて出掛けていきました。
抗生剤の点滴を受けましたが、一度ちゃんと診てもらった方が良いというのでさらに翌日、紹介してもらった病院に出掛けたところ…
その場で手術と入院が決定しました。
左環指可能性腱鞘炎、というのが病名です。
深く刺さったトゲのために雑菌が指を動かす腱鞘という筋にまで届き、その筋に沿って手のひらまで拡がってしまったのだとか。このままさらに拡がる恐れもあるし、抗生剤だけで間違いなく菌を殺せる保障もないと言うことで、緊急手術となりました。
そうと決まれば早い方がいい。翌週からキャンプ場の植栽も本格化するし…
手術は勿論ですが、入院さえも人生初の体験でした。
…あ、インドで破傷風になりかけてメスを入れて膿を絞り出したことがあったから、あれも手術といえるのかもしれませんねえ。足が丸太のようになって苦しんでるのに先生方がなかなか来ず、やっと来たから訊いたら、午後の沐浴をしていたという…ほのぼのとした思い出です。(その時はそのまま歩いて帰らされましたっけ)
その点、現代の日本は至れり尽くせり、でした。
日に3度の抗生剤の点滴の他、先生が回診で傷口をチェックしてくださり、あとは美味しい病院食を絶え間なく食べさせて頂き、あとは何もすることのない…3食昼寝付の優雅な毎日。
わたしはそれを強制的な休暇期間として前向きに受け入れることにしました。
毎日がとても良い天気でしたし…(皮肉なことに!)
そして5日目の18日。今週の月曜日に退院。
外の世界ではすでに桜は終わり、山の新緑が始まっていました。


知らないうちに、春が深まり…
何やら取り残された気分。
ただ、嬉しいことにわが家の近辺だけはまだ、桜も満開でいてくれました。

そして、わが家のベニバスモモも、主の帰宅を待っていたかのような満開で。

その日に始まったフォレストサンズ長瀞キャンプ場の高木植栽でしたが、翌日は雨。
その後も花冷えの毎日が続いて、季節がいったん止まってくれたかのよう。

キャンプ場の植栽は監修だけでしたので、今回はスコップも持たず図面片手の仕事です。
わたしの入院で仕事が遅れてしまい、植栽を待つ樹木たちのためにはこの季節の逆戻りはありがたいことですが、いつまでも甘えている訳にはいきません。
来週の抜糸を待って一日でも早く現場に戻りたいと、ひそかに企んでいる今日この頃です。
よろしければ、ホームページもご覧下さい。
http://www.yui-garden.com/
もともと十二指腸潰瘍は持病みたいなものでしたが、元来、年に一度か二度風邪をひく程度の健康体の自分が年末には様々な病気を併発させ、その後もあれこれあって…
ここにきて手術と入院などという事態に立ち至りました。
そろそろそういう年代になったという自覚が足りなかったのでしょうねぇ。
作業の片づけの最中、すっかり古びてしまった木製の作業台の木くずを払っていて、トゲが一本入ったのが原因でした。
トゲはすぐに抜いたし消毒もしたのですが、思いのほか深く刺さっていたのでしょう。
その夜には刺さった左手の薬指を中心に腫れが拡がり、そこそこの痛みが伴うようになりました。
それが先週の火曜日のこと。
翌日には現場近くで病院を探して、仕事の切れ目を見つけて出掛けていきました。
抗生剤の点滴を受けましたが、一度ちゃんと診てもらった方が良いというのでさらに翌日、紹介してもらった病院に出掛けたところ…
その場で手術と入院が決定しました。
左環指可能性腱鞘炎、というのが病名です。
深く刺さったトゲのために雑菌が指を動かす腱鞘という筋にまで届き、その筋に沿って手のひらまで拡がってしまったのだとか。このままさらに拡がる恐れもあるし、抗生剤だけで間違いなく菌を殺せる保障もないと言うことで、緊急手術となりました。
そうと決まれば早い方がいい。翌週からキャンプ場の植栽も本格化するし…
手術は勿論ですが、入院さえも人生初の体験でした。
…あ、インドで破傷風になりかけてメスを入れて膿を絞り出したことがあったから、あれも手術といえるのかもしれませんねえ。足が丸太のようになって苦しんでるのに先生方がなかなか来ず、やっと来たから訊いたら、午後の沐浴をしていたという…ほのぼのとした思い出です。(その時はそのまま歩いて帰らされましたっけ)
その点、現代の日本は至れり尽くせり、でした。
日に3度の抗生剤の点滴の他、先生が回診で傷口をチェックしてくださり、あとは美味しい病院食を絶え間なく食べさせて頂き、あとは何もすることのない…3食昼寝付の優雅な毎日。
わたしはそれを強制的な休暇期間として前向きに受け入れることにしました。
毎日がとても良い天気でしたし…(皮肉なことに!)
そして5日目の18日。今週の月曜日に退院。
外の世界ではすでに桜は終わり、山の新緑が始まっていました。


知らないうちに、春が深まり…
何やら取り残された気分。
ただ、嬉しいことにわが家の近辺だけはまだ、桜も満開でいてくれました。

そして、わが家のベニバスモモも、主の帰宅を待っていたかのような満開で。

その日に始まったフォレストサンズ長瀞キャンプ場の高木植栽でしたが、翌日は雨。
その後も花冷えの毎日が続いて、季節がいったん止まってくれたかのよう。

キャンプ場の植栽は監修だけでしたので、今回はスコップも持たず図面片手の仕事です。
わたしの入院で仕事が遅れてしまい、植栽を待つ樹木たちのためにはこの季節の逆戻りはありがたいことですが、いつまでも甘えている訳にはいきません。
来週の抜糸を待って一日でも早く現場に戻りたいと、ひそかに企んでいる今日この頃です。
よろしければ、ホームページもご覧下さい。
http://www.yui-garden.com/
花見
テーマ:暮らし
2011/04/11 05:31
川越の現場に通い始めて一週間がたちました。
施主さんや奥さんのご両親、近所のみなさんに良くしていただきながら、相も変わらず楽しく庭づくりにいそしんでいます。
片道1時間30分から45分の道のりも、まあいろいろな道を通らせてもらっていますが、何せ今は梅に桜にモクレン、それからレンギョウやユキヤナギや菜の花が盛り…。あ、昨日の朝は山ツツジの鮮やかなムラサキも綺麗でした。
できるだけストレスを溜めずに経済速度で走れる道を選んでいくうち、昨日の朝はやはりこのコースしか無いだろうというのを見つけました。
のどかな山里ばかりを選んで走ることになるので、結果的にずっと花見を楽しんでいます。
なんだか、ありがたいことです。
そのうち、モクレンの中ではこの1本が一番見事でした。すでに散り始めているのですが…

それにしても桜の花の下で酒を酌み交わすという、そういう花見を最後にしたのはいったいいつのことやら…
とんと縁遠くなりました。
まあ、花は酒を飲まなくても充分楽しめますからね。
どんどん花見をしてください。東北の美味しい日本酒を飲んでくださいと、被災地からのメッセージもありました。
たしかに自粛ムードが続けば日本全体の活力が失われて、結果的に被災地の復興を遅らせることになりかねません。
一方で行方不明者がまだ1万数千もいて、原発事故の先行きも見えてこない現状のなか、浮かれる気分になれないのも事実…
当たり前のことですが、何か無理をして特別なことするのが大切な訳ではないでしょう。
粛々と、もっとも正しいと思える道筋を辿っていきたいと思います。
それは花の美しい通勤コースを選んで辿るのと、少し違うかも知れませんが。
よろしければ、ホームページもご覧下さい。
http://www.yui-garden.com/
施主さんや奥さんのご両親、近所のみなさんに良くしていただきながら、相も変わらず楽しく庭づくりにいそしんでいます。
片道1時間30分から45分の道のりも、まあいろいろな道を通らせてもらっていますが、何せ今は梅に桜にモクレン、それからレンギョウやユキヤナギや菜の花が盛り…。あ、昨日の朝は山ツツジの鮮やかなムラサキも綺麗でした。
できるだけストレスを溜めずに経済速度で走れる道を選んでいくうち、昨日の朝はやはりこのコースしか無いだろうというのを見つけました。
のどかな山里ばかりを選んで走ることになるので、結果的にずっと花見を楽しんでいます。
なんだか、ありがたいことです。
そのうち、モクレンの中ではこの1本が一番見事でした。すでに散り始めているのですが…

それにしても桜の花の下で酒を酌み交わすという、そういう花見を最後にしたのはいったいいつのことやら…
とんと縁遠くなりました。
まあ、花は酒を飲まなくても充分楽しめますからね。
どんどん花見をしてください。東北の美味しい日本酒を飲んでくださいと、被災地からのメッセージもありました。
たしかに自粛ムードが続けば日本全体の活力が失われて、結果的に被災地の復興を遅らせることになりかねません。
一方で行方不明者がまだ1万数千もいて、原発事故の先行きも見えてこない現状のなか、浮かれる気分になれないのも事実…
当たり前のことですが、何か無理をして特別なことするのが大切な訳ではないでしょう。
粛々と、もっとも正しいと思える道筋を辿っていきたいと思います。
それは花の美しい通勤コースを選んで辿るのと、少し違うかも知れませんが。
よろしければ、ホームページもご覧下さい。
http://www.yui-garden.com/
フォレストサンズ長瀞キャンプ場 事のつづき
テーマ:しごと
2011/04/07 05:16
今にして思えばその頃はすでにインフルエンザに罹り掛けていたのでしょう。
しきりと咳き込むマスクと防寒着の得体の知れない訪問者を、それでも山梨のみなさんはとても温かく迎えてくれました。
まずは本家、笛吹川フルーツ公園のアクアアスレチックを見学。
冬場で水は流していませんでしたが、なかなかの壮観で、水がない分、細部に渡っていろいろ勉強することが出来ました。で、管理事務所を訪ねると責任者の方がお忙しいのに懇切丁寧に対応してくださいました。
年間の使用水量、衛生管理の方法、メンテナンスの実際…
何もそこまで教えてくださらなくても…
でも、施工業者の記録は有りませんでした。
平成9年の着工、翌年の供用開始ですからすでに12年以上が経過しています。
ただ、メンテナンスの業務依頼の記録を頼りに、地元の建設会社さんを紹介していただきました。
そこなら、何か分かるかもしれませんよ。
電話でアポを取り、その会社を訪問。当時のことを覚えている専務さんとお話しすることが出来ました。
ただ、この会社は水路部分の施工を担当していたらしく、滝の施工は別会社であったようです。
で、教えて頂いたのが、当時の県土木事務所、今の峡東建設事務所でした。そこになら、当時の記録が残っているはずだから、と。
早速訪問した先で、しかし担当の都市計画課の方はお一人が出張、もうお一人も戻るのが18時を過ぎるとのことで…
改めて出直すことにしました。
再度フルーツ公園を見学したり、以前から訪ねたかった果樹の育苗業者さんを訪ねてプラムの苗木を調達したりするうちに体調は悪化…
ごほんごほん。
でも、18時を待ちました。
多忙そうな担当主査さんとお話しをしたものの、こちらは所詮公共性のかけらも無い一民間企業ですので、どれだけ協力して頂けるか不明でしたが、それでも熱くお願いだけはしてみました。
あのフルーツ公園の滝を、ぜひ秩父でも造りたいのです!
その気持ちが通じたのかどうか、それでも現在担当されている事業がひと段落したら調べてくださるとの言葉をいただくことが出来ました。
ながーい一日が終わって帰路に就く頃には雪もちらつき始め、遅くに戻ったわたしは…寝込んだのでした。
一時は39度を越えた熱がようやく納まって、それでもたちの悪い咳がまだ続いていたそれから一週間ほどした頃でしたでしょうか、峡東建設事務所の主査さんからお電話を頂きました。わたしはベッドの中でした。
「滝を手がけた業者がわかりましたよ!」
「え、本当ですかぁ…ごほんごほんごほん」
記録がなかなか見つからず、それでも当時の担当者が何とか分かったのでその異動先に連絡をとったところ、その当時の担当の方が業者名を記憶していたとのこと。試しにその会社のホームページを調べたら、例の滝が施工例として紹介されていました、と。
体調不良のわたしは気持ちが弱くなっていたのでしょうか…思わず涙ぐみながら主査さんに何度も何度もお礼を言いました。
どう考えても本来の業務ではなく、担当地域の公共工事を請け負ったことも、この先請け負うこともない他県の民間企業のために、そこまで骨を折ってくださる県土木の担当の方は普通居ません。これはとても希有な例であるとは思いますが、やはり山梨の方の温かさなのだと、わたしはしみじみ思いました。
そうとなればいつまでも寝込んでおれません。まあ、この間も実際は時々現場に出ていたので病気をこじらせていたのですが…
擬岩工事の専門業者、OSL社さんに連絡を取り、担当者と会って施工の詳細を聞き出し、見積もりをあげて貰うためにまず数量を拾い出すことになり…
そのあといろいろな曲折を経て滝と流れと池はその規模を縮小し、滝と池だけになったのですが、これがその1/20スケールのモデルです。ひと晩寝ないで製作した物です。
まず、コンクリートの躯体。ポンプで揚げた水を上部の水槽に貯めてオーバーフローさせます。

そして、その周囲をハンドカービング工法で作り込んでいきます。
池にはスタンプコンクリートで砂浜を再現、水の流れを作るために中島を作りますが、ここはちょっとしたステージにもなる筈です。

その背面。
メンテナンス用の昇降施設とカムフラージュのために植栽も施しました。
会議までに乾かす時間が無く、彩色はあきらめました。

このモデルを使って設備屋さんと打合せをし、その上でOSL社さんと話し合いCGイメージを製作してもらったのがこれ。

表面の仕上げは柱状節理パターンにしてもらいました。
そして先日出来上がってきたモデルがこれです。

現在、現地では地下貯水槽の施工に入っているとの報告がありました。
キャンプサイトも下水工事が完了して現在は給水とガス配管の最中の筈。

先頃はわたしが見つけてきたメタセコイアとメタセコイア・オーレアが納品され仮植えをしたところです。

さて、お楽しみはこれから。
夢を見ることをやめれば、その時からわれわれの仕事は失速します。
そのことを肝に銘じ、まだまだ厳しい状況ながら最善を尽くしていきましょう。
後ほどまた、報告させてください。
よろしければ、ホームページもご覧下さい。
http://www.yui-garden.com/
しきりと咳き込むマスクと防寒着の得体の知れない訪問者を、それでも山梨のみなさんはとても温かく迎えてくれました。
まずは本家、笛吹川フルーツ公園のアクアアスレチックを見学。
冬場で水は流していませんでしたが、なかなかの壮観で、水がない分、細部に渡っていろいろ勉強することが出来ました。で、管理事務所を訪ねると責任者の方がお忙しいのに懇切丁寧に対応してくださいました。
年間の使用水量、衛生管理の方法、メンテナンスの実際…
何もそこまで教えてくださらなくても…
でも、施工業者の記録は有りませんでした。
平成9年の着工、翌年の供用開始ですからすでに12年以上が経過しています。
ただ、メンテナンスの業務依頼の記録を頼りに、地元の建設会社さんを紹介していただきました。
そこなら、何か分かるかもしれませんよ。
電話でアポを取り、その会社を訪問。当時のことを覚えている専務さんとお話しすることが出来ました。
ただ、この会社は水路部分の施工を担当していたらしく、滝の施工は別会社であったようです。
で、教えて頂いたのが、当時の県土木事務所、今の峡東建設事務所でした。そこになら、当時の記録が残っているはずだから、と。
早速訪問した先で、しかし担当の都市計画課の方はお一人が出張、もうお一人も戻るのが18時を過ぎるとのことで…
改めて出直すことにしました。
再度フルーツ公園を見学したり、以前から訪ねたかった果樹の育苗業者さんを訪ねてプラムの苗木を調達したりするうちに体調は悪化…
ごほんごほん。
でも、18時を待ちました。
多忙そうな担当主査さんとお話しをしたものの、こちらは所詮公共性のかけらも無い一民間企業ですので、どれだけ協力して頂けるか不明でしたが、それでも熱くお願いだけはしてみました。
あのフルーツ公園の滝を、ぜひ秩父でも造りたいのです!
その気持ちが通じたのかどうか、それでも現在担当されている事業がひと段落したら調べてくださるとの言葉をいただくことが出来ました。
ながーい一日が終わって帰路に就く頃には雪もちらつき始め、遅くに戻ったわたしは…寝込んだのでした。
一時は39度を越えた熱がようやく納まって、それでもたちの悪い咳がまだ続いていたそれから一週間ほどした頃でしたでしょうか、峡東建設事務所の主査さんからお電話を頂きました。わたしはベッドの中でした。
「滝を手がけた業者がわかりましたよ!」
「え、本当ですかぁ…ごほんごほんごほん」
記録がなかなか見つからず、それでも当時の担当者が何とか分かったのでその異動先に連絡をとったところ、その当時の担当の方が業者名を記憶していたとのこと。試しにその会社のホームページを調べたら、例の滝が施工例として紹介されていました、と。
体調不良のわたしは気持ちが弱くなっていたのでしょうか…思わず涙ぐみながら主査さんに何度も何度もお礼を言いました。
どう考えても本来の業務ではなく、担当地域の公共工事を請け負ったことも、この先請け負うこともない他県の民間企業のために、そこまで骨を折ってくださる県土木の担当の方は普通居ません。これはとても希有な例であるとは思いますが、やはり山梨の方の温かさなのだと、わたしはしみじみ思いました。
そうとなればいつまでも寝込んでおれません。まあ、この間も実際は時々現場に出ていたので病気をこじらせていたのですが…
擬岩工事の専門業者、OSL社さんに連絡を取り、担当者と会って施工の詳細を聞き出し、見積もりをあげて貰うためにまず数量を拾い出すことになり…
そのあといろいろな曲折を経て滝と流れと池はその規模を縮小し、滝と池だけになったのですが、これがその1/20スケールのモデルです。ひと晩寝ないで製作した物です。
まず、コンクリートの躯体。ポンプで揚げた水を上部の水槽に貯めてオーバーフローさせます。

そして、その周囲をハンドカービング工法で作り込んでいきます。
池にはスタンプコンクリートで砂浜を再現、水の流れを作るために中島を作りますが、ここはちょっとしたステージにもなる筈です。

その背面。
メンテナンス用の昇降施設とカムフラージュのために植栽も施しました。
会議までに乾かす時間が無く、彩色はあきらめました。

このモデルを使って設備屋さんと打合せをし、その上でOSL社さんと話し合いCGイメージを製作してもらったのがこれ。

表面の仕上げは柱状節理パターンにしてもらいました。
そして先日出来上がってきたモデルがこれです。

現在、現地では地下貯水槽の施工に入っているとの報告がありました。
キャンプサイトも下水工事が完了して現在は給水とガス配管の最中の筈。

先頃はわたしが見つけてきたメタセコイアとメタセコイア・オーレアが納品され仮植えをしたところです。

さて、お楽しみはこれから。
夢を見ることをやめれば、その時からわれわれの仕事は失速します。
そのことを肝に銘じ、まだまだ厳しい状況ながら最善を尽くしていきましょう。
後ほどまた、報告させてください。
よろしければ、ホームページもご覧下さい。
http://www.yui-garden.com/