KANO
TUTAYAで新作KANOを借りて見ました。
台湾の弱小チームが甲子園へ行って感動の試合をするまでのお話。
実話です。
野球のチームワークの良さがめちゃめちゃ出ていて感動しました。
私は愛媛で育ったので松商野球部の応援をしていた記憶があります。
KANO・・・・・・
クリックすると動画が見れます。
大きなパパイヤを実らせる方法としてパパイヤの根元に釘を打ち込み、パパイヤの木に後がない状態だと思わせる事によって、パパイヤは最後の力を振り絞り大きな実を付けるのだという話を聞いた生徒たちは、
ピッチャーのアキラは今まさに釘を刺されたパパイヤだ、だからアキラに投げさせて欲しいと訴え近藤も最終的に許可します。
マウンドに戻ったアキラだがボールが血で滑って投球が定まらない。
アキラは怪我した手をマウンドの砂に突っ込み止血を試みるがフォアボールを連発し得点も追加され後がない状態まで追い込まれました。
満身創痍のアキラの元へ集まるナイン。
そしてもう変化球は投げなくていいからストレートを投げて打たせろと訴えます。
自分達を信じろ、打たれても必ず守りぬくから!!と。
9回表、リードを許した嘉農にとって最後の攻撃となります。
2アウト満塁となり、次の打者は主将のアキラ。
バットが血で滑りファールが続くアキラ。
どんなに辛くても諦めない姿に相手投手吉田の顔色はアキラよりも青ざめていきます。
嘉義の人達、甲子園につめかけた観客、ベンチで見守る仲間たちの想いを受けて最後の力を振り絞り打った球は大きく伸びホームランになるかと思われたが中京がキャッチして試合終了となりました。
優勝に喜ぶ中京ナインでしたが、その輪の中心で喜び切れない顔の吉田が見つめる先には、
試合終了した甲子園のホームを1つ1つ踏んで黙々と駆けて行くアキラの姿がありました。
最後の最後まで諦めず力の限りを尽くして戦った嘉農ナインに、観客席で見守っていた札幌商業の錠者は思わず立ち上がり
「天下の嘉農」
と叫び、呼応するように球場全体が嘉農コールに延々と包まれました。
時は冒頭のシーンに戻り、嘉農の練習場を1人訪れた日本人将校の錠者博美はアキラに渡した自分のラッキーボールをホームベースに置いて、あの時のアキラと同じようにゆっくりとホームを回るのでありました。
史実としてはアキラを始め嘉農の選手たちはその後、日本へ渡りプロとして活躍しています。
これを統治されていた側の方が撮り、現地で感動する映画と話題で公開から10日で興行収入4億円超えと大ヒットしたという事実が一番に面白いと思います。
近藤監督の言葉には私の仕事をオーバーラップさせるものがありました。
「勝ちたいと思うな負けられないと思え。」
私の仕事の30年近くはもう続けられないと思うことが何度もやってきました。
しかし、やめようと思ってもやめられないものが私をがんじがらめにしていました。
おかげでここまで続けてこれましたが、やはり諦めてはいけなかったんだなと思います。
このKANOはお勧めですよ。
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