ハムステッド・ヒース~イングリッシュ・ガーデンの旅 16

テーマ:イングリッシュガーデン
イギリス最終日2008年6月25日。
この日は完全フリーの一日でした。

当日の記録があります。

イギリス旅行7日目 /終日単独行動/ホランドパーク~ケンジントンパレスガーデン~ホームズ博物館~ハムステッド・ヒース(ガーデン、ケンウッドハウス、森散策、キッチンガーデン)~フェントンハウス・ガーデン~ハムステッドのパブにてビール~チェルシー・フィジック・ガーデン周辺散策~ナショナル・ギャラリーにて絵画鑑賞(夕飯も)

このうちの今回ご案内するハムステッドの森は、さる解説書によれば、


ロンドン北部に位置するハムステッド・ヒースは、起伏に富んだ丘陵地に手つかずの原生林が残る貴重な公園である。敷地面積は約790エーカー(3.2平方キロメートル)とロンドン最大。いくつもの小高い丘、広々とした牧草地、鬱蒼(うっそう)とした森林地帯など多彩な表情を持ち、18の池が景観にアクセントを添えるように点在している。


その森をぐるりと1周しながらなおかつこのスケジュールがこなせるのは、昼間が17時間もあるこの時期のイギリスならばこそ!

この日、他のメンバーはショッピング組の他、観劇グループと折しも開催中のウインブルドン観戦グループとかに分かれましたが、同室の建築家の佐野さんは一人建物の探訪に、そしてわたしは一人森の散策に!

とにかく広大な森を歩きたかったのでした。

ハムステッド

ハムステッドはロンドンから地下鉄を使って20分で行ける閑静な住宅地です。
その町中を抜けて…

ハムステッド・ヒース01

途中、整備された美しい公園や庭園も有りましたし、ケンウッド・ハウスという著名なカントリー・ハウス(現在は公開されその絵画コレクションも魅力的)も有りました。キッチン・ガーデン(と呼ぶには余りに広大)も印象的でしたが、今回はその主な目的である森の散策に絞ってご案内します。

ハムステッド・ヒース02

ハムステッド・ヒース03

ハムステッド・ヒース04


この辺は景色としてまだメリハリのある辺りですね。

だんだんとひたすら森だけになってきます。


ハムステッド・ヒース05

ハムステッド・ヒース06


湖を巡り、木々を抜け、草原に分け入り、ただひたすら歩き続けました。


ハムステッド・ヒース07

ハムステッド・ヒース08


大好きなガーデンを見て歩いたこの6日間に何ら不満があろう筈ありません。


ハムステッド・ヒース09


ただ、あまりにその6日間が濃厚すぎたのでしょうね。

とにかく一度バカになりたかった。
森に還って心の中をいったん真っ白にしないと、次に進めないといった感じでしょうか?


ハムステッド・ヒース10


これはね、バッキンガム宮殿を見てもビッグベンを見ても、ウエストミンスターでもソーホーでもきっと駄目だったと思います。
このハムステッドの森でなきゃいけないという…


ハムステッド・ヒース11


うん。
この樹を見れば、それが正解だったと分かります。


ハムステッド・ヒース12


ハムステッド・ヒース13


じっさい、この後わたしはハムステッドの街中にあるフェントンハウスを訪ねてそこの今も生きているガーデンを見学し、ロンドンの市街地に颯爽と戻っていく訳ですが、


ハムステッドのパブ


その前に(真っ昼間から)パブに寄り道してビール一杯、力強く引っ掛けさせていただいたこともご報告させていただきます。





よろしければ、ホームページもご覧下さい。
 http://www.yui-garden.com/

























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向井康治

ガーデン工房 結 -YUI-は、埼玉を起点に植物を中心に据えたガーデンデザインと設計・施工を仕事とする会社です。
ただし、面白い仕事であれば時には利益も距離感覚も忘れ去る脳天気ぶり。
だから、この仕事にはいつも様々な出会いがあります。人、植物、もの、本、言葉、音楽…。

結 -YUI- はネットワークです。
それは多彩な技術や知識を持った人々が持てる力を共有し合うこと。
人と自然界の美とが満を持して出会うこと。

わたしが文芸、農業、インド、土木、外構、アウトドアと巡ってきた先の到達点は、おそらくそれらみんなの要素を遺憾なく結集することのできる、小宇宙 「ガーデン」でした。

ガーデンデザイナーとして、ガーデナーとして、これまでの、そしてこれから先の「出会い」を余すことなくお伝え出来ればと思います。

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