ブログを書くと言うこと

テーマ:思い

何もそんなに根を詰めて書かなくても…

仲間によく言われたわたしのこれまでのブログでして、実際、睡眠時間を数時間削ってまでして書いてきたから、いよいよ忙しくなると続けられなくなってしまったのでした。

日中現場に出ると設計はどうしても夜中。
昨年夏の暑さでバテた頃は、その夜中の仕事がはかどらず、ずいぶんとお客さんに迷惑をお掛けしました。
ましてその設計が何件も溜まって、ブログどころでは無くなってしまったのが昨年でした。

だったらもっと気楽に、一日数分くらいのペースで書けばよいのに。

そうそう。
それが長続きの秘訣なのでしょうね…

でも、ある思いがあります。

昨年春、煉創の高橋さんとバラとガーデニングショウの出展準備をしながら話したのですが、
われわれもそろそろ若い世代を育てることを考えないとね…
そういう年代ですよね、と。

わたしも今年で(途中寄り道もいっぱいしたけれど、まあ原点と言うべき農業から数えると)34年のキャリアとなります。その間には本当にいろいろな経験をさせて貰ったし、関わった庭の工事は造成まで含めると1000を大きく越えるでしょう。
良い経験とそれを遙かに上回る悪い経験とがあって、むしろその悪い経験が反面教師となって今のわたしの仕事を支えてくれています。
その経験と実績があるから、少々の生意気が言えるところもあるし、だからこそ若い世代に伝えたいと思うことが多くあります。

ただ煉創の高橋さんと違って、わたしにはそうしたことを教える為の時間を取ることは難しいし、まして若い人たちを雇い入れて仕事の中で教えていくことも難しい(これは事業規模の問題ですが)…

だから、ブログなのでした。

わたしはそのようにブログを位置づけて、仕事や旅や日常の中でわたしが発見したり学んだこと、これまでの経験があって初めて分かること、絶対にしてはならないこと、許してはならないこと、そしてとにかく素晴らしい、美しいと感じたことを記録していこうと決めたのでした。
(今すぐに読んでもらえなくても、わたしが居なくなってからでも読んでもらえるかも知れない…程度のスタンスですが)

8ヶ月も休業してそれなりの反省はあるものの、やはりここでは無理をしたいと思っています。

などと、

大層な意思表明をしたのは、ともすれば安易な方向に流れかねない自分にしっかり釘ならぬ杭を打ち込んでおく為でした。
特に貴重な先達である井出さんがまもなく庭ブロを去ると聞き及んでいます。
(じつはかなり井出さんの存在に支えられていた部分があるもので…)
その中でしっかり自律していく為の、意思表明でございました。

さて、今日は立春。
いくら寒くても、暦の上の春です。
気分一新、がんばって良いしごとをしましょうビックリマーク



よろしければホームページもご覧下さい。
 http://www.yui-garden.com/
間もなくこれも、頑張って更新しますので。
庭ブロ+(プラス)はこちら

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向井康治

ガーデン工房 結 -YUI-は、埼玉を起点に植物を中心に据えたガーデンデザインと設計・施工を仕事とする会社です。
ただし、面白い仕事であれば時には利益も距離感覚も忘れ去る脳天気ぶり。
だから、この仕事にはいつも様々な出会いがあります。人、植物、もの、本、言葉、音楽…。

結 -YUI- はネットワークです。
それは多彩な技術や知識を持った人々が持てる力を共有し合うこと。
人と自然界の美とが満を持して出会うこと。

わたしが文芸、農業、インド、土木、外構、アウトドアと巡ってきた先の到達点は、おそらくそれらみんなの要素を遺憾なく結集することのできる、小宇宙 「ガーデン」でした。

ガーデンデザイナーとして、ガーデナーとして、これまでの、そしてこれから先の「出会い」を余すことなくお伝え出来ればと思います。

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