国際バラとガーデニングショウ05

テーマ:イベント
国際バラとガーデニングショウも今日で4日目。前半を終えました。
昨日はお客さんの出足がやや遅く、今日はようやくのんびりかと思いきや、昼前からぞくぞくと入場者が増えてそれまでと変わらない混雑ぶりとなりました。
今日明日の土日はどうなることかと少し気が遠くなる思いでしたが、本日わたしは一日休みをもらって現場に入ります。

さて、少し会場の様子を紹介します。

まずは今回の企画展、「ピーターラビットの庭仕事~英国湖水地方の街から」の様子です。

こちらは西武造園さんの手がける「マクレガーさんのやさい畑~おいしい!たのしい!キッチンガーデン~」。

マクレガーさんのやさい畑01

人気のキッチンガーデン、というよりやはりその名の通りの畑ですね。小屋の製作はご存じユ・メ・ミファクトリーさん。

マクレガーさんのやさい畑02


そして、昨年の大賞受賞者である清水工業GARDENさんの「丘の上のフラワーガーデン~ポターの夢見た花園~」。

丘の上のフラワーガーデン01

小さなボートハウスに本物の舟を浮かべ、建物の窓から宿根草のガーデンを見せるというなかなかの意欲作です。実際に水まで張っています。丘の上のガーデンでそれが可能かなどと詰まらぬ事に気が回りますが、それは標題のほうに問題があるのであって、まさに湖水地方のガーデンです。


丘の上のフラワーガーデン02


製作に許された期間はわれわれとほとんど変わらず、たったの3日間ですから、やはり凄いと思いました。

丘の上のフラワーガーデン03


そして、今回の目玉、「湖水地方のコテージと森のガーデン」。

…どのガーデンも標題の付け方に安易さを感じないでもないですが、まあ、実際の作品はそれを補って余りあるものがあります。

こちらはユ・メ・ミファクトリーさんのコテージ、加藤造園さんの樹木植栽、そして上野砂由紀の草花植栽という、過去の大賞受賞者たちによるコラボレーションとなっています。

湖水地方のコテージと森のガーデン01

川の上に渡したコテージの下、アヒルたちが水辺に集まり、

湖水地方のコテージと森のガーデン06

石垣に囲まれた森のガーデンの中には、物語の世界に登場するような動物たちが潜んでいて、おもわず覗き込んでしまいます。


湖水地方のコテージと森のガーデン02


湖水地方のコテージと森のガーデン05

もちろん、野ウサギも、

湖水地方のコテージと森のガーデン07

そして、圧倒的な宿根草たち!

中に入って散策できないのが残念ですね。

湖水地方のコテージと森のガーデン03

どの植物もピークのものをふんだんに使っています。1週間以上もこれらの植物をベストの状態に保つご苦労は並たいていのことではないだろうなと、つい余計なことも考えてしまいます。

湖水地方のコテージと森のガーデン04




ホームページもよろしければご覧下さい。
 http://www.yui-garden.com/











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コメント

  1. ide
    2010/05/15 21:16
    昔訪れた時とはもうかなり違いますね。どんどん派手になるというか・・・・とてつもない費用をかけ続けてゆく。
    このままでは紅白の小林幸子さんの衣装のごとく毎年どんどん費用と手間を増やし続け、誰も手の届かないような庭をつくり、それこそ現実離れしたショーになるのではないでしょうか。
  2. 2010/05/16 05:56
    会場には若い同業者の人が多くきています。それぞれこれからの営業戦略を模索している様子です。彼らが勘違いしてしまわなければ良いと願っています。
    夢は夢として、われわれがそれぞれの立脚点を見失わずに、地に足を着けた仕事を続けていくことが大切だと思っていますから。
    わたしにも、ユ・メ・ミファクトリーみたいなガーデンを作ってもらいたいと要請されて、お断りした貴重な経験があります。

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向井康治

ガーデン工房 結 -YUI-は、埼玉を起点に植物を中心に据えたガーデンデザインと設計・施工を仕事とする会社です。
ただし、面白い仕事であれば時には利益も距離感覚も忘れ去る脳天気ぶり。
だから、この仕事にはいつも様々な出会いがあります。人、植物、もの、本、言葉、音楽…。

結 -YUI- はネットワークです。
それは多彩な技術や知識を持った人々が持てる力を共有し合うこと。
人と自然界の美とが満を持して出会うこと。

わたしが文芸、農業、インド、土木、外構、アウトドアと巡ってきた先の到達点は、おそらくそれらみんなの要素を遺憾なく結集することのできる、小宇宙 「ガーデン」でした。

ガーデンデザイナーとして、ガーデナーとして、これまでの、そしてこれから先の「出会い」を余すことなくお伝え出来ればと思います。

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