国際バラとガーデニングショウ04

テーマ:イベント
さて、国際バラとガーデニングショウも今日で2日目。
昨日の初日もそうでしたが、朝の6時前には家を出て、朝のメンテナンスから昼までを会場で過ごしています。

晴れてくれたのは良いけれど、西武ドームは冷たい風が吹き込んでとても寒い!
テーマガーデンの集まる内野側と、それからレフト側はそれほどでもないのに、われわれが展示しているライト側は時々、木々が大きく揺れるほどの風が吹き付けます。

これから来られる方はぜひ、上着の用意をお忘れ無く!


さて、昨日今日の様子を紹介させていただきます。

朝は8時からメンテを開始。
花殻摘みとほどほどの切り戻し、掃除、そして水はじょうろでピンポイントにあげて、あとは霧吹きで葉水やりと簡単な洗浄です。
基本的には日光が当たらないので急激な乾燥はありませんが、風が強いとやはり心配です。

朝のメンテ01

朝のメンテ02

6メートル×4メートルのわずかなガーデンでも、これらの作業に2人でたっぷり1時間は掛かります。

で、開場時間の9時半までの残った30分はカメラ片手にじっくりと見学…
これは出展者の役得ですね。

なぜなら…

場内の様子02

こういう事になるからです。

そして、これは初日開場時の、最初の入場者の皆さん。

初日の開場

かなり早い時間から長蛇の列が出来ていたようです。

そして瞬く間に、

場内の様子01

こうなりますので、これから来られる方はぜひ、上着をご用意の上、朝は早めにお越し下さい!


われわれのガーデンの最初のお客さま。

お客さま01

そして、

お客さま02

みなさん、ありがたいことにたくさん写真を撮っていってくださいます。

「まあ、すてき!」という感嘆の声に、早くもうるうるとなってしまいます。

お客さま03

ただ、この会場では展示物に触れたり、立ち入ったりすることは原則禁止されているのですが、レンガ敷きの気易さでしょうか、中に入って植物の接写をされる方や記念撮影をされる方が続出…

こんな感じですね。

スタッフです

基礎を締め固めてあるわけでは無いので、あまりこれが続くと足元のレンガはすぐに緩んできます。目地砂も抜けてしまいます。


でも、このことに対するわたしと高橋さんの見解は、何の問題もなく一致しました。

思わず一歩も二歩も立ち入ってみたいと感じるのは魅力有るガーデンの証拠。
だったら入って貰ってもいいでしょう。
少々緩んだレンガはなんとか朝夕のメンテで直して、会期中保てば良しとしましょう。

初日の昨日、先にあがったわたしに夕方高橋さんから電話がありました。ひとしきりの打合せの後、

「ガーデンに入ったお客さんの数で競うなら、うちのガーデンがダントツのグランプリですよ」

高橋さんの弾んだ声でした。


…とは言うものの、一番奥のサークル内の舗装は本来樹脂で固めるところ、光線の照り返しがいやなので砂利を敷いただけにしてあります。(つまらない産廃も出したくないし…) 
ここだけは踏み荒らされると大変なので、2日めからはこんな標示をさせてもらいました。

これより先は…

その2日目の今日。

昼で交替したわたしが打合せに向かう途中に、高橋さんから電話が入りました。

「やりましたよ!」

ん? さては仕事を受注したかな…と愚かな私はあさはかな想像をしてしまいましたが、

「実は車椅子のお客さんが居て…」

車椅子でそのままガーデンに入って頂いたのだそうです。
そうしたら、そのお客さんがとても喜んでくださり…

「とても嬉しかったです」という高橋さんの電話でした。
「すぐに伝えたくて…」という声はすでに感極まってとぎれがちで…


わたしは、この人と一緒に頑張ってガーデンを作って、ほんとうに良かったと心からそう思いました。


「花が主役、人が主役、みんなが楽しめる庭って?」



ホームページもよろしければご覧下さい。
 http://www.yui-garden.com/





















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向井康治

ガーデン工房 結 -YUI-は、埼玉を起点に植物を中心に据えたガーデンデザインと設計・施工を仕事とする会社です。
ただし、面白い仕事であれば時には利益も距離感覚も忘れ去る脳天気ぶり。
だから、この仕事にはいつも様々な出会いがあります。人、植物、もの、本、言葉、音楽…。

結 -YUI- はネットワークです。
それは多彩な技術や知識を持った人々が持てる力を共有し合うこと。
人と自然界の美とが満を持して出会うこと。

わたしが文芸、農業、インド、土木、外構、アウトドアと巡ってきた先の到達点は、おそらくそれらみんなの要素を遺憾なく結集することのできる、小宇宙 「ガーデン」でした。

ガーデンデザイナーとして、ガーデナーとして、これまでの、そしてこれから先の「出会い」を余すことなくお伝え出来ればと思います。

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