先日、スーパーでこんなもの見つけました。
「懐かしい~っ」と、つい言ってしまったアナタ、
五十にして天命を知り、六十にして耳順ふのお年頃でしょうか?
私もどっぷり、ガッツリ、昭和人間ですが、
このワタナベの粉末清涼飲料(粉ジュース?)をリアルタイムで飲んだ記憶は無いんです。
(現在では、法律で果汁100パーセントでない限りは「ジュース」と呼んじゃいけないことになっていますが、
面倒くさいので粉ジュースと書かせていただきますね)
私は松山製菓の昭和36年から作られている粉ジュースの方が馴染みが深く、
たまに駄菓子屋で買ってそのまま口に入れてはフガフガになりながら食べたりしておりました。
そんな事も?十年も前の話・・・(遠い昔過ぎるっ うぅ(涙) )
でも、この「昭和」の時代を彷彿させるレトロなパッケージについつい魅せられて、
お試しも兼ねて買ってみました。
家に帰って早速調べて見ると・・・・・
1950年代から1960年代には果汁風味や発泡性の粉末ソーダが人気を博し、
多くのメーカーから販売されていた。
当時、砂糖に比べて遥かに安価だった人工甘味料(主にチクロ。他、ズルチン、サッカリンなど)が
原料に使用される事で製造コストが抑えられ、その恩恵で店頭価格も安く、
子供だけでなく大人にも人気が定着していた。
しかし1969年、FDA(アメリカ食品医薬品局)による調査発表を皮切りに、
前述の人工甘味料が人体にもたらす悪影響が社会問題化し、
程なく日本国内でいずれも食品添加物の指定取り消し・使用禁止となった。
低価格実現に大きく寄与していた人工甘味料が使用できなくなったことで、
ほとんどのメーカーが粉末ジュースから撤退、
渡辺製菓(「ワタナベジュースの素」が有名)のように
全国ネットでTVコマーシャルを流す程の中堅メーカーまで経営が傾いた。
榎本健一のCMで有名になった「ワタナベのジュースの素」を製造していた渡辺製菓は、
粉末ジュースの売り上げが落ちたことから、1972年にカネボウフーズ(現:クラシエフーズ)に営業譲渡され、
その後粉末飲料(生姜湯などの健康食品は除く)の製造はいったん中止されたが、
2010年より季節限定で「ソーダの素」として、
クラシエフーズが渡辺製菓時代のフレーバーを復刻した形で販売している。
と言う事で、昭和30年~40年代にヒットした粉末飲料「渡辺ジュースの素」が復活したようです。
袋を開けて見ると作り方が載った粉ジュースの袋が3つ。
120ccの冷たい水で溶いてお飲み下さいとな・・・
メーカーは違えど同じ粉ジュース、懐かしくいただこう・・・と言う事で、
作ってみましたよん・・・(やっぱ、メロンでしょ)
本物?のメロンソーダとはかけ離れたお色。
それではひと口・・・(ゴクゴクッ)・・・・・
なんと言いましょうか、いかにもメロンって感じの香料たっぷり、
合わせて、微妙な重曹のシュワシュワ具合といい・・・
なるほど昭和って感じっ!
(いやいや、アバウト過ぎて意味解らん!) はははっ。
でも、やっぱ、これしかないでしょ・・・と言う事で、
直接、口の中に粉を入れて見たら・・・
にゃははははっ、 お口の中が大騒ぎ~♪
むせるようなフガフガに懐かしさが戻って来ました~。
・・・・・・て、
エエ歳したおばちゃんがやる事じゃないよね・・・ はははっ。
でも、ちょっとドキドキ、ワクワクした一時でした。
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