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山奥の樋

テーマ:茶室
 すいません。

最近めっきり更新を怠っていました(T_T)

怠っているうちにもう夏がそこまでやってきています・・・

最近はナビにも道がのってないような山奥の茶室で竹樋の工事をやっておりました。



仕事中は熊が出てきたらどうしようと怯えながら仕事をしていました。

幸い出てきませんでしたが・・・・





今回の竹樋は1か所だけ立樋に縄を編んだものを使用しました。

私自身も初めての経験で非常に勉強になりました!!

樋を流れる水が縄を伝って下に流れていく♪なんとも風情のある情景です。

この世界にはまだまだ私の知らない事がたくさんあります。

毎日毎日が勉強で非常に充実した日々を送らせてもらってます(^O^)

次に行く時は熊とお茶を飲める位の余裕があるといいですねw






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茶杓製作体験教室

テーマ:茶室
 雨が降り少し暑さが和らいだような気がします(^○^)

今日は昼から「茶杓製作体験教室」を開催しました。



最近、修理した展示場の天井から雨漏りしないか少し心配でしたが無事に終了しました。

みなさん流派はそれぞれ違いますが茶道をされているようで、お点前の時の茶杓使いがそれぞれ違う事に話が盛り上がりました。
とくに武家関係の流派は茶杓を刀のように使うそうでとても興味深いお話でした。

茶道の歴史は約500年、私がまだ知らない流派もたくさんあるようです。

本当に奥の深い道だなと感じた本日でした。






内覧会

テーマ:茶室
 一気に夏が近づいてきました!! 夏=ビールがうまい季節♪♪

今日はお昼からお仕事をさせて頂いた茶室の内覧会に行ってきました。



まずは玄関から茶庭に行く通路です。

両サイドには白竹の平割が貼っています。









苔の緑が鮮やかな茶庭でした。

クロモジ松明垣・クロモジ枝垣そして躙り口(にじりぐち)横には菖蒲垣(あやめがき)が施してあります。



腰掛待合には京銘竹の一種である「白竹」を使って頂きました。



下地窓には「萩」を使用して頂きました。







次に内装です。

内装にはたくさんの竹や天然素材を使用して頂きました。

その中でも茶室の草天井に「蒲葉平編み(がまはひらあみ)」を使用して頂いたのが今回の私の中のお気に入りです♪

茶室の床の間に飾られることもある「蒲芯(がましん)」の葉っぱを編んだものであまり知られていな素材でもあります。

もっとたくさん紹介したいのですが今日はここまでにしたいと思います。

またご紹介します!(^^)!

























青竹箸

テーマ:茶室
 あ~また台風がくるようです(+o+)

一昨日の台風で当社の屋根が一部、破損しました!!!

そんななか茶会に用いる青竹箸を製作しました。





一番左はチリ箸と言って茶室路地にあるチリ穴に用います。

こんな感じに(^○^)



後の3つは茶懐石で使います。

まず左から名称は「中節箸」「天節箸」「両細箸」です。

これらはそれぞれ料理によって使い分けられます。

「中節箸」は焼物(焼魚など)・「天節箸」は預け鉢(炊き合わせなど)最後に「両細箸」は八寸(酒の肴となる珍味など)の取り箸として用いられます。

この他にもお菓子用のクロモジ箸などがありますがそれはまた今度にします。

まーとにかくお茶会の日が天気に恵まれるといいですね(^○^)

それではまた!!









舟型花入れ

テーマ:茶室
 茶室の床の間で使う「舟型の花器」の修理依頼を受けました。







これは表千家7代「如心斎」頃の作品らしく今から約300年も前のものだそうです(+o+)

修理内容は水漏れで見た目どこも割れや穴は空いていないですが300年も経ってると仕方がないというか・・・

なので中に竹製の落しを入れる修理をご提案しました。

しかし問題が口の場所に十字に竹が抜きとおしてある事でした。

内側の壁面に穴を空け竹を十字に通してあるのですがそれが信じられないくらい見事な仕事!!!

日本人の手仕事レベルの高さは300年前も素晴らしいなと感心しました(・o・)

それを慎重にペンチではずし中に竹製の落しを取り付けました。

正直、手が震えましたが(~_~;)





最近ではこのようなご依頼も少しづつ増えてきています。

みなさんの家にもしかしたら眠っているかもしれません(@_@)

歴史ある日本の素晴らしい工芸品(美術品)を復活させるのも我々の使命だと感じた本日でした。












炉縁

テーマ:茶室
 茶室の炉に使う「炉縁」の話をします。

今日は朝から社長に最上級の「呂色炉縁」を見せてもらいました目



呂色(蝋色)とは漆器の塗りの技法の一つで蝋色漆で上塗りして乾かし、研磨して光沢を出すものです。

中でも最高級の呂色は研磨する時に鹿の角を粉状にしたもので磨くそうです。

売っているのにそこまでは知らなかった私です・・・反省汗

次に「黒柿炉縁」です。



黒柿とは柿の木の中で稀に黒い縞模様や濃淡ができた物を黒柿(クロガキ)といい木材通の間で珍重されます。

中でも白黒が絶妙な模様となる孔雀杢が最高級とされ、極めて高価に取り引きされます。

割れやすいため乾燥が大変難しい材でもあり、老木にしか現れないとされ、1万本に1本とも言われます。

木の成分タンニンと土中の金属が影響して黒変すると言われています。

まだまだ勉強しなければならない事は山ほどあるなと感じた本日でしたパニック(男の子)














茶杓

テーマ:茶室
 世の中の話題がAKB48前田敦子さんの電撃卒業!!、一色の今日この頃ですがみなさんいかがお過ごしでしょうか??

私は最近、仕事が終わってから珍しい茶杓を製作しておりますハサミ



左がシミのある竹に虫がかじった跡がある竹を茶杓にしたものです。



虫が食べきった物ではなく食べかけの物を選びましたアップ

次に右側ですが竹の根っこで制作しましたビックリマーク





わずか約18cmの中に節が8つもある非常に珍しい一品ですひらめいた

どうしてこのような茶杓を製作してるかというと訳がありまして私、月一回、お茶を習っているのですが(もちろん裏千家流です)そこの先生に来月のお茶会で使う茶杓を製作してくれと言われたのが理由です。

しかも普通の茶杓ではなく竹屋さんにしか出来ない茶杓で頼むよとの事で汗

それで私の竹屋魂に火が付いたという訳ですアップ

後はお茶会までに「茶杓のお銘」でも考えるとします音符

また報告します。









黒部ヘギ板 鎧貼

テーマ:茶室
 雨が降るのでなかなか竹が乾かない京都ですパニック(男の子)

今日は茶室の天井材黒部杉で作った鎧貼りを製作しました。



昨今では黒部杉のような素材も後継者不足・不景気などの問題により手に入りにくい問題が起こっています汗

竹でも木でも天然素材を扱う我々にとっては深刻な問題です汗

就職も選ばなければまだまだあるのにと思う今日この頃ですひらめいた

さて先日から来日されているイタリア人デザイナーとのコラボ企画ですがランプ製作も一段落したので今度は竹編天井に挑戦中ですビックリマーク



今日は模型を作るべくまずは紙で制作ハサミ

なんやら難しそうなものが・・・またたくさんの宿題を頂きましたパニック(男の子)

また報告しますグッド





晒竹あやめ垣

テーマ:茶室
 明日から連休ですビックリマーク

別にどこに行く予定もないですが嬉しくなりますアップ

「晒竹あやめ垣」を製作しましたハサミ







あやめ垣は主に茶庭(にじり口付近)に使用される袖垣です。

派手すぎない侘びた感じが好まれるからかもしれません。

にじり口で思い出したんですが先日、当社に裏千家学園から竹の勉強に来られたアメリカ人の女性に会長がこんな事を言っていましたヘッドフォン



会長「あなたの国の人達はみなさん体が大きいですから茶室にあるにじり口から入れないんじゃないか?茶室を建てるならにじり口を大きくするんやで」と冗談交じりに言っていましたアップ

この冗談にアメリカ人は大うけでしたアップ

果たしてあれはジャパニーズジョークだったのかアメリカンジョークだったのかクエッションマーク

会長やるなぁ~グッド







丸竹のR加工

テーマ:茶室
 少し暖かくなってきました晴れこのまま春になってくれればいいのにと思う今日、この頃です音符

今日は先日から茶室を施工されている現場へ配達に行ってきましたバイク



玄関を入るといきなりドーム型の天井を発見目

皮付葭の天井に丸の煤竹が綺麗に天井に沿って押さえとして使用されていましたひらめいた

竹を火で焙りながらドーム型に細工したそうですビックリマーク

苦労したと言っておられました汗

良い仕事を見せて頂きました。

お疲れ様でしたペコペコ


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