1  |  2  |  3  |  4    次>    

どう思いますか?

テーマ:ブログ

地元地方紙の朝刊の一面です。
ソフトバンク連覇の記事があるので、今日の新聞だとわかりますね。



「被災地3県に復興局を置きましょう。」

 ~いまさらですがどうぞお願いします

「本庁は東京に置きます。」

 ~え!!!まだそんな事を?
  


これは平野復興対策担当大臣の発言で、まだ正式決定した内容ではありませんが、被災地に居る一住民としてはとても残念に思う記事です。


記事の中には、宮城県市長会の会長奥山仙台市長も、宮城県知事も仙台市への復興局設置を国に要望していると書いてあります。


自分の目で見て、耳で聞いて、足で歩いて状況を判断する。これはどんな仕事においても、問題解決するうえでの基本中の基本。

そして、スピード…。


被災地のド真ん中に、仙台という首都とのアクセスのよい、都市があるのに、なぜ、東京にこだわるのでしょう。


前任者の松本龍氏の宮城県庁での信じられない発言(菅さんをやめさせるためのジェスチャーだったかもしれませんが)といい、今回の平野氏のこのプランといい、どれだけ被災地の感情を逆なですれば気がすむのでしょうか?


被災地以外の方にもこの状況をぜひとも知っていただきたい。


私は民主党政権がどうのこうのといいたいわけではありません。普通の感覚で普通に政治を進めていただきたい。早く…。









庭ブロ+(プラス)はこちら

お薬師さんの手作り市

テーマ:ブログ

今日はひょんなことから薬師堂の前を通りがかったところ、大にぎわい。そうです、今日は月に一度の手作り市の日でした。きっとkikiさんがいるに違いない!私は迷わず車を駐車場に。ありました、見慣れたkikiさんの車。

kikiさんは野々島のラベンダーを売っていました。




ラベンダーの香りが酔うくらいでした。素敵な香り袋を5ついただきました。



バックに一つずつ入れておこうと思います。


野々島とは松島の外海にある、浦戸諸島のひとつです。島は大きく津波の被害を受けましたが、運よく難を免れたラベンダーは今島の現状を訴えるメッセンジャー的な役割を果たしています。

去年から、島のラベンダーを活用するお手伝いをしたいと話していたkikiさん。こういう形での活動になるとは思いもよらないことだったと思います。




さて、実はこの薬師堂は私が子供のころの遊び場だったところです。実家はこのすぐ近所。



私たちはずっとここを「お薬師さん」と呼んでいました。たしかこの広場でお花見をした幼稚園時代の白黒写真が古いアルバムにあります。

正式には、陸奥国分寺。奈良時代に聖武天皇が建てた国分寺で最も北にあるお寺だそうです。





自転車を乗り回したり、鬼ごっこをしたり、とにかく遊びつくしたとても懐かしい場所です。こんなことで賑わっているとはびっくりでした。

とても楽しい手作り市で会社に向かわなくてはならないのに、ついついウロウロと写真をとったり、お買い物をしたりしてしまいました。






若い作家さんが焼き物を売っていたり





こんなかわいい手作り刺繍のくるみボタンを売っていたり(かわいくて欲しかったのですが使うあてがなく若いお母さんがボタンを選ぶのを一緒に見ていました)









こんなユニークなお店も(^^ゞ






なぜか学校の椅子と机が置いてあって、日陰で人々が休んだり、買ったものを食べたりとても楽しげ。

みなはきやすい靴とカバンで思いっきり手作り市を楽しんでおられました。(私は仕事に向かう途中なので、とても場違いな服装で歩きにくいし、写真をとりにくいし…とても残念!)




入り口では仙台市の職員さんが薬師堂のガイドもしていました。






手作り市の楽しさは売り手と買い手のコミュニケーション。子供のころは「ごめんくーださい!」と言って自分の欲しいものをお店に買いに行くってことが、ちょっと緊張の世間デビューだっと記憶しています。

人がたくさんいて、お店やさんといろんな話をしている、いい場面をたくさん目にしました。とても心があったかくなりました。

このあと、私はお弁当と山形の桃とブドウを買って泣く泣く会社へ向かいました。

この手作り市は、毎月八日に開かれています。来月はちょうど土曜日、食いしん坊の夫を連れてまた行ってみたいと思います。


震災後半年経っても…

テーマ:ブログ


今回の地震で隣家との土留めが傾いてきました。






また庭の南半分が滑って下がってしまったので


物置も傾いています。






そしてようやく先週、土留め工事が終わりました。

今の状態。






ヒマラヤスギを抜根して、物置も解体して、重機を入れて工事をしました。


ポツンと置いてあるのは椿の鉢です。この向こうに物置がありました。

左側に飛び石が見えます。以前はそこが庭への出入り口でした。

こんな変な空間…さてこれからどうしましょう?



実はまだまだうちには難問が残っています。









鉄平石をはった表門の塀が大きくいたんだいて、いまだに補修の方策が決まりません。


大きな余震があったたびに痛みはひどくなる一方です。

「土圧」この言葉を何度業者さんの口から聞かされたことでしょう((+_+))


普通の状態に戻るまでにはまだまだ日数が必要です。

仙台で花と緑の復興支援のフォーラムが!

テーマ:ブログ


今回の震災復興ということで、ガーデニング界にも多くの支援の動きがあります。
今日はその中間報告会とでもいうべき集まりがありました。


花と緑の復興支援フォーラムin東北

題して「花と緑の復興支援フォーラムin東北」です。



私の所属するオープンガーデンみやぎを長く指導くださっている鎌田顧問が現在その窓口となって
花と緑の力で3.11プロジェクト宮城委員会
として活動をしています。



鎌田顧問がオープニングの挨拶をしているところ。

オープンガーデンみやぎもそのお手伝いをしています。



受付に続々とパネラーの方たちが来られ、一瞬緊張の受け付け状況です。




今日は凄いメンバーが仙台に大集結して、復興支援の話しで盛り上がりました。




私たちが敬愛するBisesの八木編集長が自ら立ち上げた「3・11ガーデンチャリティー」
についての発表をされています。


オープンガーデンいわての会長さんも
「希望の花いわて3.11」の活動紹介です。




このほか南三陸町の取り組み、南相馬のヒマワリ大作戦のはなし、津波の到達ラインに桜並木を作りたいという活動などなど、地元の私たちは自分の身の回りの事に追われて全体を見回すゆとりのない間にこれだけの活動が動き出していたということに、驚きました。それと同時に人が花と緑に寄せる気持ちの大きさを改めて知りました。

なぜ人のそばに花と緑がずっと寄り添ってきたか。その意味を改めて考えずにはおれませんでした。


私たちオープンガーデンみやぎでは来月
柳生真吾のスイセンプロジェクトin仙台
と、同時開催で仙台の一番町でマルシェドヴェールというイベントを行い、その売り上げの一部を寄付する予定です。






NHK趣味の園芸のカメラマンさんが撮影した被災地での写真をパネル展示していました。


花と緑のもとに集まるすべての人の力、素敵です。


実はこの10日間、仙台市議会議員選挙で、ある議員さんを応援する活動にあたっていました。肩の凝る毎日だったのですが、なぜか「花とみどり」この空気にふれただけで、一気に疲れが吹き飛びました。


ある先生との出会い

テーマ:ブログ

今日は庭の話ではありません。

ある方との出会いで印刷屋としてお手伝いをさせていただいている話です。


今回の震災を16年も前から予見し、警告を発してきた郷土史家、飯沼勇義という先生がおられます。


歴史の空白期間を調べていくうち
「仙台平野は巨大津波の常襲地帯だ」
という結論に到達します。

そしてまとめたのがこの本。




「近い将来仙台平野をまた巨大津波が襲う!
急いで津波対策を!」
との警告を、当時の仙台市長、宮城県知事に陳情書という形にして、16年前に出版されたものです。



震災後県から出された防災計画とそっくりなプランが、この本の中に掲載されています。
すでに16年前飯沼先生が考え、行政に進言していたというわけです。


仙台平野は逃げる高台がない分、三陸よりも被害は甚大と先生が予測した通り、悲惨な状況が現実のものとなってしまいました。


先生は自宅を蒲生に移され、地区の人たちに津波襲来の啓蒙活動をしながら研究を続けておられました。

論文は車に積んでおいたり、内陸部にすむ知人にその多くを預けての覚悟の生活だったそうです。


3.11…ご自宅は流され、避難所から、現在は仮設住宅にお住まいです。




81歳になられた先生は今講演、雑誌、新聞、TV取材に追われながらも、
「あと10冊は本を出さなくてはならないんだ。」

                                     



生涯のすべてを研究にかけてきたという先生の強い生き方に、人は各々天命を持ってこの世に送り出されてきたんだと思わずにはおれません。


現在前述の「赤本」は絶版になっているため、再版の準備を進めているというわけです。

興味のある方はこちらまでどうぞ。   
   書籍問合せのサイト



1  |  2  |  3  |  4    次>    

プロフィール

ゆり子

縁あって引き継いだ『広くて年を取っているメタボな庭』を『スリムでストレスフリーな庭』にしたいと格闘中。
『庭に鳥を呼ぶ』がテーマの夫とけんかしいしい庭いじりを楽しんでいます。

本業は印刷屋です

参加コミュニティ一覧