身近な被災地
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2011/03/30 20:57
自分たちのすぐ身近にも津波の被害にあっている方がたくさんいます。
友人が支援物資を山元町に届けに行きたいと出かけていきました。
水、カセットコンロ、カップめん、洋服、靴・・・、子供の小学校のPTAで一緒に活動した仲間たちがいろいろと持ち寄ったものを積んでいきました。
夕方皆にメールでこんな写真が届けられました。
イチゴ農園が広がる一帯でした。
子供たちも一緒に何度もいちご狩りをさせてもらったところです。
友人のメールの中のこの言葉が心に突き刺さります。
『亘理地区の中にいても、津波が来たところと数メートル離れてるだけで来なかったところとの運命の差は、一体誰がここに線引きしたのか、誰かを責めながら問いただしたいほどでした。』
今でも余震が多く、津波警報が出るので、かたずけをしている最中もラジオを手放せないとか。
単1電池はうちの近所でもまだ売り切れのままです。
支援物資の送り出し
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2011/03/21 23:14
昨日は日本ユニバ震災チームが呼びかけて全国から集まった物資を載せたトラックが東京から仙台に到着しました。
私は中継地仙台で受入れのお手伝いをしました。
仙台印刷工業団地にある、宮川ローラーさんの倉庫を提供していただき、物資の一時預かり所とさせてもらっています。
2トントラックとボンゴバンいっぱいに積まれた物資をおろして、早急に必要なものと少しあとでもよさそうなものに仕分けをしました。
以下は東京で行われた仕分け作業の様子の動画です。
東京での仕分け作業の動画
東京で仕分けをして送られてきたものを緊急性の高いものと少しあとでもいいものとに分けて量を把握します。
今回届いた物資は
暖をとるための 布団 毛布 ホカロン マフラー 靴下 など
衛生系のもの おむつ おしりふき 衣料品 サランラップ 紙コップ タオル せっけん
食料など カップめん 玉ねぎ カセットコンロ 鍋 炭
衣類
ペットのえさ
本当にたくさんの方がいろいろな物を送ってくださっています。
写真ではわかりませんが、ダンボール箱にはマジックで、頑張れ東北とか、ガンバッテとか応援メッセージが書き込まれている箱も多数ありました。
前日石巻方面を視察したこちらのスタッフが案内役に乗り込んで、まずは暖をとるためのものと衛生系の物を詰め込んで石巻矢本地区の4つの避難所へ届けてもらいました。
避難所は1階部分は泥になっていて、非常に不衛生な状態。荷物からフェイスタオルが出てきたら、歓声が上がったと話していました。
避難所で今最も欲しいものは暖かい食べ物、そして単1電池、下着だそうです。
避難所は比較的いいところでも、朝夕おにぎりひとつずつ、お昼はお菓子。飲み物はつめたいものだけ。そういう状態なようです。たとえ自衛隊が入ってくれるようになったところでも一日におにぎり1ケとトマトときゅうりだけ…。
石巻方面からさらにその奥はまだまだ厳しい状況下にあるようです。
今日は女川町鮎川へ残りの物資を載せて再度トラックは北上しました。
被災地の生活2
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2011/03/19 17:08
うちはまだガスと水が出ません。
水道は31日まで、ガスは最低ひと月は復旧しないとのこと…。
夫の会社の方は電気がようやく昨日から通じたので今日はほぼ全員が出社とのこと。しかし昼食を持参できる人が少ないというので、急きょ炊き出し。
地震直後の台所。電子レンジもみごとにまっさかさまにひっくり返っていました。(夫撮影)
片付けたと思ったのもつかの間、またいろいろな道具を持参して味噌汁とおにぎりを15人分。午前中いっぱいかかって作って大急ぎで届けてさっき戻ってきました。
会社は水も出るので、持参したお椀など洗ってこれましたが、ガスはまだなのでカセットコンロが必要。
米も不足していて、社員さんで農家の人から譲ってもらってきました。
街中は結構コンビニなどでもお弁当など売っているという噂ですが、そんなものをウロウロ探すガソリンがありません。
また月曜日炊き出しをしなくてはならないと思います。
帰り、すぐ近所の個人商店が開いていたのでよってみたら、「ガソリン都合付きませんか?仕入れに行きたくても行けないの…」
と聞かれてしまいました。
生協までは歩くとちょっと厭な距離なので、近所のお年寄りがお惣菜を買いに来るお店です。
ガソリンがすべてのカギになっています。
スタンドに並ぶ車列は信じられない長さ。殺気立っています。
また報告します。
支援をつなぎます!
テーマ:ユニバーサルデザイン
2011/03/18 00:08
タカショー岡本さんへメールをお送りしたことで、こちらのサイトに震災を支援するコーナーを作って頂き本当に感謝しています。
神戸の震災とは比べ物にならないくらい広い地域に甚大な被害が及んだことで、様々な側面での支援が必要となっています。
そこで、日本ユニバーサルデザイン研究機構が災害対策本部を立ち上げ、必要な支援を最も必要としている方たちへ届ける活動をしています。
個々の支援のピースを大きな一つの有効な形へまとめあげ、被災地へ届けます。
私は被災地にいるユニバーサルデザインコーディネーターとして、こちらの実態を伝えるとともに、
当機構へ連絡いただければ、
支援が必要な人・物 と
支援をしたい人・物 を
うまくつないで被災地へ届けることができるということを情報発信しています。
ユニバ震災対策本部へご連絡ください!
物資を代わりに届けます
物資を代わりに集めます
日本中どこからでも宅急便などで届けることが可能な東京と新潟に取りまとめの拠点が設けられています。
直接被災地へ届けるルートを構築されました。
高速道路の通行許可も得ています。
人的支援も
できる人 と
求めているところ をつなぎます。
ぜひ当機構のWebをご覧いただき、それぞれのお立場でできる支援をお申し出ください。
http://www.ud-web.com/oshirase3.htm
(すみません、うまくリンクしていないと思います。貼り付けて開いてください)
被災地で必要としている物資のリストなども掲載してあります。
できる人・物
ほしい人・物
すべての連絡はメールでユニバ震災対策本部までお送りください。
info@npo-uniken.org
直接 物・人の支援ができなくても、こういう活動をしているところがあるということを自分の周りの方へ、情報発信してくださるだけでも非常に有効です!
私も微力ですが、1000枚の毛布を大崎合同庁舎で受け入れるという準備をしました。明日の朝、10トントラックが東京を出発します。
さとちゃんさんも支援を始めてくださったとありました。本当にありがとうございます。
日本国民の心が一つになるとき…岡本さんの言葉が心にしみます。
どうかよろしくお願いいたします!!
被災地の生活
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2011/03/17 23:07
震災から一週間。比較的被害の少なかった仙台市の高台の団地にある我が家の状況です。
家の塀は倒れ、
庭には亀裂が…
和室の木のテラスの土台です。
この写真をとっていたら、近所の方が生協が開くみたい、と通りがかったので私もあわてて生協へ。
みやぎ生協八木山店は今日は本来は開店の予定がなかったが人が朝からたくさん並んでいたので、店長の自主判断で開店することにしたという…
1人5点ずつ、会計なしで持っていっていい、後日、商品のバーコードを持ってきて精算してもらえば結構ですと!
寒い中で並んでいる時間を短くするための非常に有り難い判断です。
購入出来た物 ジャガイモ2ケ レンコン マカロニ レトルトカレー アサリご飯の素
近所の薬剤師さんが駆け付けてくれて、薬の販売も。薬は5点に数えないというので、とりあえず、不衛生な生活を送っているので正露丸を。
これだけのために費やした時間1時間半。まだましな方かもしれません…
八木山地区は、ガスはもちろんまだ水も出ません。
重い水の運搬は非常に体力を使います。ガソリンがないために車が使えなくなり徒歩で水を運んでいる人がたくさんいます。
また報告します。