そしてイスタンブール・・・
最終目的地、イスタンブールに着いたのは昼過ぎ。
隣国のゴタゴタのせいか、空港、ホテル、観光地のセキュリティはギリシャに比べてかなり厳しい。
泊まったホテルも出入りの度に車も人もチェックを受ける。
新市街のボスポラス海峡を臨む、ヒルトンイスタンブール。市内に3つあるヒルトンの中で一番古い。今回のパパさんの仕事はここのホテルで。お仕事モードに切り替われるか!!?
ホテルに荷物を置いて、探検に出発!
タクシム広場まで歩いて5分。
まずはイスタンブールカードを手に入れようと・・・
目の前にスタルジックトラムが現れたので、取りあえず乗ってカードが購入できる場所を聞く。
イスティクラール通りを歩くよりちょっと早いくらいのスピードで走る、レトロなトラム。
たった4駅停まるだけだけど、坂道なので街に暮らす人は助かるよね!
結局カードはテュネル(世界最短距離の地下鉄だそうです・・・)の駅でやっとゲット!
このカードは日本のSuicaカードのような・・・。
これでほとんどの公共の乗り物に乗れるし、チャージも簡単!
イスタンブールのトラムや地下鉄は、どこまでいくらではなく、一回いくら。
一回券や回数券はカードを使うよりちょっと高い!初期費用はかかるけどイスタンブールカードが便利でお得!
サバサンドを求めガラタ橋を渡り、旧市街側へ歩く。
橋の上では釣り糸を垂らす人々。ボスポラス海峡では何が釣れるんだろうね?
新鮮なお魚がいっぱい売られています。
お魚屋さんの脇でサバサンドゲット!
半分に切った大きなバケットパンに、サバが半身 でーん
サバの下にはレタス、玉ねぎ、パプリカがどっさり入っていて 5 トルコリラ(TL) ちなみに1TL→約50円
やっぱり一人一個は無理なので半分づつ。美味しいよ~!
街を歩いていると、午後1時過ぎと4時すぎにコーランが流れます。
外でお祈りしている人々を見かけたのは一度だけで、あとは見ることはありませんでしたが、コーランが流れると、あぁイスラムの国へ来たのだ・・・と実感が湧きます。(胸がキュンキュン!)
グランドバザールを見物し、バザールの中のお店で初チャイ!
チャイはいつでもどこでも売られている。みんなお茶が大好きらしい・・・。
水上バスの中でもお盆をぶら下げて売りにきました!
ボスポラスクルーズにも乗ってみたいとエミノニュまで行くと、クルーズ船の呼び込みの声。
ボスポラ~ス!ボスポラ~ス!
船は古かったけど安いクルーズを見つけ乗船。往復10TL。
ガイド本で見た風景がまのあたりに見える!
本当に狭い海峡で、どれほど外部からの侵略にびびり、警戒しなければならなかった事かと、想像がつく。
スィルケジ駅から近年開通した海峡横断地下鉄マルマライに乗ってアジアサイド、カドキョイも探検。
カドキョイの街をぐるぐる回ってるトラムに乗って一周。ヨーロッパサイドよりもぐっと落ち着いた雰囲気。
マルマライも便利だったけど帰りは水上バスに乗ってヨーロッパサイドへ帰りました。何たって海の上の方が気持ちいいもんね^^
ブルーモスク、アヤソフィア、トプカプ宮殿、地下宮殿。
ハレム
観光地をひと通り回ったけれど、やっぱり街歩きが一番楽しい!
賑やかで有名なイスティクラール通りも小路を一本入ると、昔ながらの、街に住む人々が日常利用するお店が並ぶ。
どこも地元価格で安い
↑ このお店、英語が全く通じず・・・
手前のムール貝をジーっと見ていたら、ホレ、食べてみな!ってノリで、フタをあけてひとつくれました・・・(私、ヨダレ垂らしてたのかもね・・・)
中にはムール貝で炊き込んだピラフが入っていて
う~~~ま~~~い~~~!!
早速お店の奥にある椅子に座りこみ、アレアレ、ソレソレ・・・とムール貝を頂く。
現地では、ミディエ ドルマス という有名なものらしい・・・
その後も何度か食べたけど、ここのお店のが絶品でした。
イスタンブールの屋台やロカンタ(食堂)は、決してキレイとは言えない。むしろかなり問題アリ?
でも滞在中一度もお腹を壊すことはなかったし、結果オーライ
イスタンブールの話で絶対外せないのが、絨毯屋さんのコト。
うひょひょ~。
ウワサ通り、観光地へ行くと、(特にブルーモスクやアヤソフィア)、親しげに近寄って来る絨毯屋さんの営業マン。
絨毯屋さんじゃないフリをして近寄ってくるところが心憎い^^;
旅行中、何人かの絨毯屋さんとおぼしきオッサンに声をかけられたがうまくかわし・・・。
ところがアヤソフィア見学中。
も~~~~、くっついて離れないオッサンに遭遇!
けどそのオッサン、アヤソフィアに非常に詳しくガイドがうまい。・・・で、一時間以上みっちり案内して頂きました。オホホ ガイド本に出てないようなことまで。
いやいやホント、勉強になりました!
聞けばそのオッサン、弟サンが日本にいて、そのお嫁さんは日本人で、だから日本が大好きよ~~~と。
思わずプププ・・・と笑いたくなるような。
(そんなことを言いながら近寄ってくるのは99%が絨毯屋だ!と、何かの本に書いてあった!)
そうと知りつつも何となく楽しくて~。
スィミット(ゴマパン)やチャイまでオッサンにご馳走になって!
ブルーモスクとアヤソフィアのちょうどど真ん中に立ち、双方が一番よく見えるという絶景ポイントのホテルのルーフレストランも案内してくれました!
↑ ここのホテルです! イスタンブールへ行ったら是非行ってみて下さい!
絶景です!!
そ~んなトコ、こ~んなトコ、たくさんたくさん案内してくれて、そしてとうとう絨毯屋さんへ・・・。(ああぁ・・・やっぱり・・・)
息子さんが経営しているそうな。
↑ ココがそのお店。
目の保養をさせて頂きました!
一枚の絨毯で角度によって色めが全く変わる。
数十枚の美しい絨毯を見せてもらい、案内してもらったお礼を言って、買えなくてゴメンね~~~(汗) と謝り、お店を出た。ヤレヤレ・・・
でも、いい人たちでした!最後まで。
滞在中何か困った事があったらいつでも来い!と言ってくれました。
ありがと~。アハメットさん!ホントに楽しかったよ~
すっかり忘れていたけれど、トルコのビールはこれ!
どこでも出てきた EFES 。すっきりピルスナー系?
ホテルのエグゼスティブラウンジでタダで飲めたのは
やはりEFESと
こっちのほうがコクがあって美味しかったかな・・・
飲み放題だったもんね。^^ パパさんの学会中、ここでず~っと飲んだくれ~ あはは~
そしておみやげは
しょうもナイものばかりですが、現地の物が一番おもしろい!
最後に何枚か写真を
マルマライ
ハイダルパシャ駅
オリエント急行が発着したハイダルパシャ
楽器やさん
グランドバザールの水タバコの器具を売る店
ロクム屋さん
ホテルのビュッフェ
サバサンド屋のおっちゃん
魅力的なイスタンブールの街でした。
私の中では確実に、もう一度行ってみたい街にランク!
そしてパパさん、ありがとう。
常に現地の地図と主要路線を頭に叩き込み、方向音痴の私を連れ歩いてくれて!
ずっと元気で、また二人でいつか行こう~!
アテネで一杯(^^)/
サントリーニ島に別れを告げ、アテネへ向かう。
サントリーニから大体30分。
サントリーニのローカル空港は、さすが!ローカル・・・。
セキュリティーは機能しているのか?
チェックで、ピーっと音がしても気にする様子、まったくナシ。画面も見ずに係員どうしのおしゃべりに忙しい。
あれじゃ体に爆弾巻き付けてても、行け行け・・・って言いそう・・・
アテネに着き、空港からホテルへタクシーで。タクシーは高いよ~。20€くらいかかりました!帰りは当然・・・メトロを利用。
ホテルに荷物を置いて早速街へランチを食べに出かけました。
アテネの街ではメトロが便利。90分券、24時間券など、チケットを買って一度パンチすれば、どこで何度乗っても降りてもOK。(このチケットでバスにもトラムにも乗れます!)
検札もこない・・・駅員も見かけない・・・。
みんなタダ乗りしてるんじゃないかと思ってしまう
ギリシャ人は日本の地下鉄に乗ったら料金が高くて驚くだろうなぁ。
ギリシャ料理の人気店で ↑(うまく撮れなかった・・・)、軽くランチ。(いえ、十分重~いランチでした)
何を頼んでも、一皿の量が多い。
サラダでこの量
これにビールとムール貝のリゾット一皿をシェア。
あ、ビ~ルはシェアしませんよ(^_^;)
アテネ初ビ~ル
ほろ酔い加減でアクロポリスへ向かう。
アクロポリスは丘の上の神殿。かなり高いところまで上ります。下から見上げると、登るのをちょっと躊躇するくらい・・・。
補修中でした。
こんな高いところに石の神殿を、よくもまぁ作ったもんだ!と呆れるばかり・・・
今回も事前に 「日経 旅名人ブックス」を読んで予習して出掛けたお蔭で、ガイドいらず・・・のはずだったのに。けっこう忘れてるよ~~~
日本人ツアーの団体を見つけ、ガイドの話を聞いてやろうとついて行ったけど、あまりに下手くそな日本語でサッパリ分かんない
ま、なんにしろスゴかったって話でいいか・・・ ちっともよくないだろーが!
カリアティード
エクレティオン神殿南側の女像柱。 ここにあるのはレプリカで、本物はアクロポリスのすぐ下にある博物館に5体。残り一つは大英博物館にあるそう。返してもらえばいいのに・・・なんて思ってしまう。
プラカというお土産ものなんかを売っている通りをぶらぶらして・・・
次の日は中央市場へ行ってから、コロナキ広場界隈でランチ。
今回もサラダとドルマデスを半分づつとビール
アクロポリス博物館へ向かう
博物館の地下部分もほとんどが遺跡
穴を掘ると遺跡が出てきちゃうなんて大変なところですな・・・
博物館を出てまたコロナキを歩く。
大理石の石畳なんてちょっと素敵
突然ゲリラ豪雨に襲われ、雨宿りがてらお店に入ってワイン
軒先で雨宿りしていた人たちを、「いいから入れ、入れ」とお店の中へ入れてあげていました。
アテネの人たちはとても親切だったという印象。
ガイド本を見ながらキョロキョロしていると、必ず声をかけてくれる。
それはあっちだ、とか、ついて来いとか。そして英語で Don't worry
この言葉、今回何度聞いたことか・・・。
それだからか、街には犬や猫がたくさん。
ノラさんなんでしょうかねぇ。街の色んなところにフードとお水が置かれていて、皆まるまると太っていてゴロゴロ寝てる・・・
それなのに彼らの落し物はありませんでした!大したものです!
大型犬の皆さんでした。
あまりにも大胆に道の真ん中に横たわっているので、もしや死んでいるのではと心配になり近寄ってみると、グォ~~グォ~~とイビキをかいてます
犬や猫たちにとって、危険のない街なのでしょうね。
アテネのみなさん、親切にして下さり本当にありがとうございました!
そうそう。
アテネのお宿はヒルトン。
広いお部屋のバルコニーからは夜、ライトアップされたアクロポリスが綺麗に見えました。
バスルーム、シャワールーム、トイレ、それぞれ別。
サントリーニの小さなヴィラも良かったけれど、文明社会に戻って来れたって感じがしたのは、私だけ?パパさんだってきっと・・・
最後は部屋から見たアクロポリスと満月
イスタンブールへ続く・・・
アントン in サントリーニ!
今度もしばらくぶりの更新になってしまいました。
今月5日からパパさんのイスタンブール出張にお休みをくっつけて、サントリーニ島、アテネ、イスタンブールへ。
8泊10日。こんなに長いのは新婚旅行以来でした!
サントリーニ島は、今年プレミアムモルツのCM竹内結子さんで、記憶にある方も多いはずです。
日本からイスタンブール経由でアテネまで行き、国内線に乗り換えてサントリーニまで。
不測の事態を考慮して、乗り換えに余裕を持たせたため、到着までに25時間を要しました。(突然欠航になったり、遅れたりがよくあるそうなので・・・)
着いたときにはもうヘロヘロに疲れてしまっていましたが、この景色!
疲れも一発で吹っ飛びました~!
ギリシャ エーゲ海の数ある島の中から、なぜサントリーニだった?
以前パパさんが仕事先で一緒だったギリシャ人の一押しだったそうで、いつか必ず行ってみたいと思っていたそうです。
今やサントリーニは世界のリゾートだそうで、ちょっとしたホテルは普通に一泊4~5万円はするそうな。
泊まった宿は簡素なヴィラ。ベットとバスルームがあるだけ。
でも親切なオーナー一家と素晴らしい景色。天下一品でした!
噴火で出来た小さな島、細い石畳の坂道。
車も入れない狭い道は、ロバタクシーが大活躍するのだとか。
ここは ↓ イア。 CMに出てたトコですよね^^
島北部のイアへは私たちの泊まったティラからバスが出ていました。
エーゲ海は碧く美しく~
海を眺めながら飲むビ~ルは格別でした!
島の地ビールはこちら
イエロードンキーと ボルケーノ・・・あはは(^^)/
食べ物も日本人の口にあう!
ここでやたら使われていたのがフェタチーズ。
ギリシャ風サラダ
オリーブとトマト、パン、オニオンにフェタチーズがど~んと乗っかっていて、ディジョンマスタードをオイルでのばしたソース(多分)がかかっています。
注目はお皿の淵の葉っぱ。
ピクルス状態になっていてとても美味しい!でも何の葉っぱだか分からなかったのですが、後で島のピクルス屋さんで発見!
ケッパーの葉だそうです。ケッパーの蕾はよく塩漬けやピクルスを見るけど、葉っぱのは初めて・・・。なので即買い~!^^!
一日中島を歩き、ヴィラに帰ってプールで体を冷やして、夕日を眺めながらビ~ルで一日を終える。
エーゲ海に沈む夕日もまた美しかった!
二泊目の夜、オーナーさんがヴィラに滞在する人をたちを招いてワインパーティーをひらいてくれました。
オックスフォード在住の老夫婦にシンガポールに住むアメリカ人夫婦、ハネムーンで世界中まわっているというオーストラリアはパースの若い二人とそれに私たち。
楽しい一夜でした。これは小さなヴィラに泊まったからこその出会いですね。
サントリーニ島を後にし(島にずーっといたかったよぉ~)、アテネへ。
続く・・・