13年前、アントンが家にやってきた日
もうすぐ5月1日です。
13年前の5月1日、やっと目が開いたばかりの赤ちゃんアントンは家にやってきました。
その一週間ほど前・・・
6年生になったばかりの二男。
夜、母がビ~ルで酔ったところを見計らって、子猫が欲しい!という話を切り出してきました。
「学校の○○先生のお家のペルシャ猫が、赤ちゃんを産んだんだって~!先生に、うちのお母さん、猫が好きだって言ったら、あげるからお母さんに聞いてきなさい!って・・・」
確かにネコに限らず動物大好きな私。でも、娘も一年生になったばかりだし、お兄ちゃんも受験が近い。しかも家には既にデカいラブラドール犬もいる!だからどんなに好きでも、今、子猫をうちに迎えるわけにはいかない・・・。
酔っ払ってはいたけれど、息子が必然的に諦めがつくような言いわけを考えていました。
で・・・・・・
「いいけど~~三毛猫だったらね~~(^o^)/」
二男はその言葉を聞き、喜んで部屋へ戻っていきました
うひひ・・・ペルシャ猫がミケさんを産むわけないだろ~が・・・母の策略にまんまと引っ掛かったと思われた二男でした。
そして、忘れもしない5月1日がやってきました。
・・・その日は朝から散々な日でした
私は国道で玉突き事故に巻き込まれたのです。最初にぶつけたオオモトのクルマは逃げ、私にぶつけた人は救急車で運ばれ、仕方なく先頭車両の私だけが現場検証に引っ張り出され、家の近所だというのにちょー恥ずかしい思いをしながら道路で警察の人にメジャーのはしっこを持たされたりしていました。
そうこうしているうちに逃げた車がつかまり、今度は調書の作成に協力してほしいと言われ警察署へ行くハメになり、全て終わって家へ帰ったのは、もう辺りも真っ暗になった頃でした。
もう~~~ヘロヘロに疲れていたことだけは今もハッキリと覚えています。
そんな私に二男が差し出した紙の手提げ袋・・・
お母さん、貰ってきたよ。三毛猫!
うそ~~!どうして~~~?ペルシャって言ったじゃない~~~?
しかしもう後の祭りです返して来い!なんて言えませんもんね・・・
疲れ切った私の1日にトドメをさしてくれたアントンでした・・・。
そのことを知ってか知らずか、とってもおっかないネコさんに成長してしまったアントンです
更に後日私を打ちのめしたのはご近所のジイちゃん・・・。(以下郡山弁で読んで下さい)
「奥さん、クルマぶっつけられたんだってナイ!?新聞に出てたぞぃ!?
いやいや~~、奥さん○○歳だったんだナイ!?もう ちっくと(もうちょっと)若いと思ってたんだぞい!」
げ~~~~新聞(地方紙)に出てた~!しかも歳まで~~~(@_@;)
納得いかなかったのはクルマをぶつけてきた張本人の名前は出ていなかった事。
痴ほう症の老人だったらしいです・・・ボケ進行防止に家族が運転を勧めてたんですと~。やめてほしいですわ~~!!
聞くも涙、語るも涙の13年前、アントン出現の日!の悲話でございました・・・
楽しいゴールデンウィークをお過ごしください