ホリーガーデンスタッフが日々思う事・あった出来事などを綴っています。
父と一緒にさつき展 後編
テーマ:休日・余暇の過ごし方
2010/06/01 17:42
さつき展を出た後に、お外で販売していたチビ苗を見ていました。
私は買う気はあまりなく…でもいろんな品種があって面白いなぁと…
ただただ見学の延長で見るばかりの人になっていました(笑)
父は苗を買いたかったみたいですが、Yがただ見てるだけなので諦めたみたい(笑)
帰路につこうと車に向かっているとナイスタイミングで、盆栽勉強会が始まって…
面白そうだからと見に行ってみました♪
盆栽勉強会は、もちろん父やYみたいな一般人も見て良いのですがなかなか人が集まらず…。
西山さつき会の方たちと一緒に、ほぼ先生を独占?!状態で見学しました(笑)
おじいちゃん先生がぼさぼさだった盆栽をあっという間に剪定していきます。
ものの10分くらいですっきりしてきました。
あとは針金をするするとかけていかはるんですが…
どうしてそんな簡単に形が決まっていくんだろうって不思議に思っていたら
おじいちゃん先生が言わはるんです。
「バランスを考えるんは難しいなぁ。
盆栽の本を読んでこうしたいって思っても、実際に出来上がるとバランスが取れてない。
でもそれを繰り返す事で少しずつ分かるようになるんやと思う!
人が立っているのだってちゃんとバランスが取れているから立てるんや。
すごい形をしている盆栽でも、バランスのポイントがある。
あと、色んな事に通じてる事は沢山ある。
それが能の立居振る舞いだったり、華道だったり茶道だったり…。
色んな事を学ぶ事は、盆栽にも活かせる事や」
「サツキにも色んな品種があるけれど…珍しい品種を作って献上品にして
恩恵を受けようとしたものもあるんやで。
『一生の春』って品種があるんやけれど、あれも見事な咲き分けや。
自分の栽培の楽しみもやけど、殿様に献上するためにも
品種がたくさん生まれたんやなぁ…。」
なんかおじいちゃん先生は、ただサツキを剪定して針金掛けるだけでなく
色んな背景を教えてくれはって…一時間ぐらい張り付いて
仕立て作業を見つつたくさんの話を聞いていました。
おじいちゃん先生、ありがとうございました。
勉強会が終わると、父と顔を見合わせて、やっぱり一苗ずつお気に入りを買おうかって
事になって…花色が淡くて少し絞りの入ったチビ苗を購入し …て貰いました…お父ちゃんに(笑)
父のサツキ盆栽は、活かす枝の意見を違えながら、触っていたYですが
この買ってもらった子がYの初めてのサツキ盆栽になりました♪
家に帰って、ポリポットから、平鉢に植え変える途中に埋もれた名札に気付きました。
この子は、あのおじいちゃん先生の言った見事な咲き分け品種の『一生の春』でした。
(写真は白飛びしてるけど…淡い紫です♪)
『一生の春』って何だか儚げな名前だわぁって話を聞いていた時にひかれていたのですが
まさか初心者の私が細かい品種を知るわけもなく…まさかピンときて名も知らず
手に取った苗が『一生の春』だったなんて…と、すこし運命を感じました。
この子と、これからの春を一生ともに過ごす事が出来ますでしょうか?
それは私の努力次第って事かしら?『一生の春』さん、どうぞよろしくです。
もしお嫁に行っても(笑)一緒に連れて行きたいので、頑張って育てていこうと思います。
ちなみにこちらは、父が購入した超大輪種の『紅傘』300円です。
花は終わりの時期だから…少しいたんでいるけれど…。
父も数年前に府立植物園で見た『紅傘』の記憶があって…気になっていたらしいです。
(父は名札見なくても品種が分かって購入していました…Yとは全然違う…
祖父も父も朱花が好きなのかな?Y家のサツキは朱・白はあっても紫やピンクは少ないなぁ)
『紅傘』も『一生の春』もY家の小輪が多いサツキ達の中にまじると
すごく花が大きくてインパクト大です。
おまけ写真①は…
Y家の小輪のサツキちゃんも頑張ってます♪
名無しだけれど可愛い…この花柄の入り方は…
底白?爪紅?難しい…。
おまけ写真②は…
そんなサツキ盆栽の間にいる蘭。
ハクサンチドリだよってプレゼントされたらしいのですが…
花弁も花の付き方も違うような…。
ながい年数、サツキ盆栽の間にいるんだけれど正式な名前が分からない…。
でも、可憐で可愛いです♪
今日…文字書き過ぎやわ………。
(Y)
私は買う気はあまりなく…でもいろんな品種があって面白いなぁと…
ただただ見学の延長で見るばかりの人になっていました(笑)
父は苗を買いたかったみたいですが、Yがただ見てるだけなので諦めたみたい(笑)
帰路につこうと車に向かっているとナイスタイミングで、盆栽勉強会が始まって…
面白そうだからと見に行ってみました♪
盆栽勉強会は、もちろん父やYみたいな一般人も見て良いのですがなかなか人が集まらず…。
西山さつき会の方たちと一緒に、ほぼ先生を独占?!状態で見学しました(笑)
おじいちゃん先生がぼさぼさだった盆栽をあっという間に剪定していきます。
ものの10分くらいですっきりしてきました。
あとは針金をするするとかけていかはるんですが…
どうしてそんな簡単に形が決まっていくんだろうって不思議に思っていたら
おじいちゃん先生が言わはるんです。
「バランスを考えるんは難しいなぁ。
盆栽の本を読んでこうしたいって思っても、実際に出来上がるとバランスが取れてない。
でもそれを繰り返す事で少しずつ分かるようになるんやと思う!
人が立っているのだってちゃんとバランスが取れているから立てるんや。
すごい形をしている盆栽でも、バランスのポイントがある。
あと、色んな事に通じてる事は沢山ある。
それが能の立居振る舞いだったり、華道だったり茶道だったり…。
色んな事を学ぶ事は、盆栽にも活かせる事や」
「サツキにも色んな品種があるけれど…珍しい品種を作って献上品にして
恩恵を受けようとしたものもあるんやで。
『一生の春』って品種があるんやけれど、あれも見事な咲き分けや。
自分の栽培の楽しみもやけど、殿様に献上するためにも
品種がたくさん生まれたんやなぁ…。」
なんかおじいちゃん先生は、ただサツキを剪定して針金掛けるだけでなく
色んな背景を教えてくれはって…一時間ぐらい張り付いて
仕立て作業を見つつたくさんの話を聞いていました。
おじいちゃん先生、ありがとうございました。
勉強会が終わると、父と顔を見合わせて、やっぱり一苗ずつお気に入りを買おうかって
事になって…花色が淡くて少し絞りの入ったチビ苗を購入し …て貰いました…お父ちゃんに(笑)
父のサツキ盆栽は、活かす枝の意見を違えながら、触っていたYですが
この買ってもらった子がYの初めてのサツキ盆栽になりました♪
家に帰って、ポリポットから、平鉢に植え変える途中に埋もれた名札に気付きました。
この子は、あのおじいちゃん先生の言った見事な咲き分け品種の『一生の春』でした。
(写真は白飛びしてるけど…淡い紫です♪)
『一生の春』って何だか儚げな名前だわぁって話を聞いていた時にひかれていたのですが
まさか初心者の私が細かい品種を知るわけもなく…まさかピンときて名も知らず
手に取った苗が『一生の春』だったなんて…と、すこし運命を感じました。
この子と、これからの春を一生ともに過ごす事が出来ますでしょうか?
それは私の努力次第って事かしら?『一生の春』さん、どうぞよろしくです。
もしお嫁に行っても(笑)一緒に連れて行きたいので、頑張って育てていこうと思います。
ちなみにこちらは、父が購入した超大輪種の『紅傘』300円です。
花は終わりの時期だから…少しいたんでいるけれど…。
父も数年前に府立植物園で見た『紅傘』の記憶があって…気になっていたらしいです。
(父は名札見なくても品種が分かって購入していました…Yとは全然違う…
祖父も父も朱花が好きなのかな?Y家のサツキは朱・白はあっても紫やピンクは少ないなぁ)
『紅傘』も『一生の春』もY家の小輪が多いサツキ達の中にまじると
すごく花が大きくてインパクト大です。
おまけ写真①は…
Y家の小輪のサツキちゃんも頑張ってます♪
名無しだけれど可愛い…この花柄の入り方は…
底白?爪紅?難しい…。
おまけ写真②は…
そんなサツキ盆栽の間にいる蘭。
ハクサンチドリだよってプレゼントされたらしいのですが…
花弁も花の付き方も違うような…。
ながい年数、サツキ盆栽の間にいるんだけれど正式な名前が分からない…。
でも、可憐で可愛いです♪
今日…文字書き過ぎやわ………。
(Y)
コメント
-
2010/06/01 18:07お父様、素晴らしい。やっぱり年の功、ですね。
「一生の春」を選んだYさんも見る目があるんですね♪
守備範囲広っ!って思います~。
私も盆栽にはとても興味があって、幸い近所に盆栽園があり
何度か講習を受けましたが…。
一度楓の苗を枯らしてからもう一歩踏み込めないでいます…。
しかもミニバラの盆栽会に誘われてるんですが…。
(前編の、いい年こいて買ってもらうなよ、のコメントにお腹抱えて笑ったtomboでした) -
2010/06/01 19:01サツキっていろいろあって 奥が深いんですね~!
初めて見る花ばかりでした。
お父様もYさんと一緒に出かけられて 嬉しかったと思いますょ!
『一生の春』お迎え出来てよかったですね。
さすがのお父様に なるほど Yさん有り!という感じで
心温まる良いお話でした。。。(^^)
-
カモミール2010/06/01 22:49盆栽ですか~
まだまだ手が出せないでいるです。
でも読んでいくうちに盆栽の奥の深さを少し
分かったような気がします。
もっとふかーいんでしょうね。
一生の春と出会ったYさん。
一生の殿方にであったりして・・・。
おばちゃんののりで失礼しました~
ひとつの鉢に物語があって、うれしくなるお話に
ありがとうです^^ -
2010/06/02 16:58tombo様
そうなんですよねぇ…サツキを触っていた年数が違うから…
Yも父にたくさん習う事があります♪
私も…小葉団扇楓の盆栽枯らしてしまった事があります…。
なかなか小さい器で育てるって難しいですよね♪
一生共に出来るよう頑張りますね♪
ミニバラの盆栽!楽しそうですねぇ♪
とっても興味があります、tombo様羨ましい!!!
あはは♪いい年こいて「サツキ展」に行ったので…
奥様って呼ばれましたわ♪
(失礼でしょ(笑)父とY、ダブルスコアに近いのに(大笑))(Y) -
2010/06/02 17:05nobi様
ふふふ、いろんな采咲きの子がいてテンション上がりました♪
本当に…おじいちゃん先生の話はさわりなんだろうけれど
奥が深くて…ほぅっとため息がもれるばかりでした。
あはは、そうですかねぇ…でも父と出かけるん、楽しいです♪
母は、二人して置き場ないって言いながら
やっぱりサツキを連れて来たって笑っていました♪
Yの一生の春は、本当にラッキーでした♪
うまく育ったら無地の白や薄紫、様々な絞りがでるはずの
品種で花芸を楽しむには、もってこい!!!らしいです。
うまく育てられたら…の話です…頑張っていきます!(Y) -
2010/06/02 17:11カモミール様
えぇ、盆栽です♪
私も父のをちょこっと触るくらいしかしていないので…超初心者です(笑)
そうですね!ふか~いんでしょうね。
おじいちゃん先生の、芯のある柔和な雰囲気がそれを物語ってました!
あはは♪カモミール様うまい事いわはる♪
そうですね~こちらは努力不足だと自覚していますので
一生の殿方に巡り合えるよう、頑張らなきゃ♪(大笑)
はい、これからもちゃんとストーリーが続くように
一生の春を大切に育てたいと思います。
こちらこそ、ありがとうございます♪(Y)
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