ある老人保健施設の現実
テーマ:ブログ
2011/04/01 21:55
仙台はまだガスの供給が復旧していない地域がたくさんあります。
母の施設は暖房のエネルギー源がガスだったためなかなか元の生活に戻れずにいます。
ホールを中心にして、廊下など一つのエリアにベットを寄せ合って生活しています。
個室はこの通り、空っぽ。
暖房がとまっているので、 家族が持ち寄った電気ストーブ。
電気製品も大量に使用するとブレーカーが上がってしまいます。
仙台市経由で静岡から借り受けている石油ストーブ。
しかし、灯油の手配が難しく、夜間~朝方中心にしか使えない状況です。
仙台市へ要請しても限りある数しか融通してもらうことができず
家族が心配して工面できた灯油を施設に届けたりもしています。
また、物資の流通も完全に回復していないので、経管栄養剤も量を減らして、お昼はさ湯だけになっています。
もちろんお風呂は入れません。
給湯が停まっているので、清拭も自由にできない状況です。
津波の被害を受けなかった地域でもまだまだ不自由な生活が続いています。
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