二重露地の使い方

テーマ:・にわづくり
実用の茶庭、本日おさめとなりました。

車庫から見る茶庭

二重露地の茶庭が、茶事でどのように使われることになるのか、
シミュレーションしてみました。

一、寄付 ( よりつき ) から露地 ( 外露地です ) に出て、
  腰掛待合 ( 待屋 ) で亭主を待ちます・・・。

門扉から待屋
ツゲの足下タマリュウ
( 待屋前にはツゲ。その足下にはヤブラン、サツキ、タマリュウを
土留めとして植えました ) 。

二、待屋から内露地へ・・・、
アオキも植えて
枝折り戸を開けて
茶室から出てきた亭主と、
内露地と外露地の境界となる
枝折り戸のあたりで、対面することになります・・・。

イロハモミジの杉板塀
焼き杉板塀の内露地には、イロハモミジを植えました。
( 落葉の時期なので存在感が薄いのですが、
春から秋にかけては、内露地に木陰を、茶室には葉影を落としてくれるはずです ) 。

ウバメガシ周りサツキ
ウバメガシまわり
三、つくばいにて手と口を清めてから
   ( かけひの周りには、トクサ、ハラン、
   ヒイラギナンテンなどを植えました ) 。
茶庭つくばいヤブランなど

四、茶室に歩みつつ、
  塵穴を見て・・・ ( 茶事当日は、竹箸も置いてあるはずです )
塵穴と袖垣裏から

五、茶席入りです・・・。

茶庭って、「茶の湯」の全体からすると、
ほんの一部なのですが、
細かなところまで、亭主が心配りして、お客さんを迎える場所なのです。

茶の湯は、奥が深いなぁ・・・。

茶庭づくり最終日、
ラスト写真は、わしの思い入れで据えた石を・・・。

土留めの石二点
ひねくれてるけど、
どこかのお庭で、しっくり置いてもらえるところがあれば、
と思っていた石です。

またお手入れで訪ねた時には、
もっとなじんでいてくれればいいなあ。
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プロフィール

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己斐の猿飛えっちゃん

☆えっちゃん (わし)
昭和50年11月生まれの35歳

植木と「ズッコケ3人組」のふるさと広島市己斐の町に生まれ育ち、この道ようやく11年目の植木職人です。
三度のメシよりも、春の芽吹きとポンプ操法が大好き(それからかみさんも、ね)。
ハードボイルドにあこがれ、人生は芸術だと粋がっていたものの、いつの間にやらリラックマに囲まれたわが家で暮らしてます。
と言いながらも、スピード&丁寧さという一見相矛盾するテーマと日々格闘しながら、グリーンワークに励んでいます。

☆miwa (かみさん)
昭和53年3月生まれの32歳

ガーデニングは初心者ながら、主人(えっちゃん)の影響でブログデビュー。日常生活のあれこれを、気の向くままに、書いていきます♪最近の目標は、デジカメを上手に撮ることと、子供を授かることです☆

広島市の造園エクステリアはグリーンマン

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