萩城下の古き雛たち
萩城下町に残る古い雛人形を、集めて展示する『萩城下の古き雛たち』
イベントを覗いてきました。
メーン会場の旧久保田家住宅では、江戸時代の享保雛や大正・昭和の、代々受け継がれた人形400体が展示されていました。
早春の恒例行事にもなっていて、華やかで見応えのある催しとなっています。
クヌギの木が愛くるしい仔犬に
甘えん坊な子・頑固そうな顔した子・ちょっとすました顔など、様々な表情をした犬たち。
山口県下関市の造園家安永多輝さんは、強風で倒れたクヌギの木を利用して、木工細工の犬達を製作しています。
細かな部分まで細工された犬達、表情豊かな愛くるしい犬達。
イベントなどの木工教室で、パーツ部材にした組み立ては大人気で、定員オーバーになってしまう程だそうです。
テーマごとの作品展示
休日には、多くの観光客も訪れ、秋のイベントとして定着した、『やまくに かかしワールド』、かかし達と記念写真を撮る姿も見受けられます。
2組の夫婦が始めたかかし作り、今では1,000体余り揃っているよううです。地元のグループや個人により、テーマごとに大掛かりな、かかし作品を展示しています。
時々、モデル庭園などにかかしを配置した作品を見かけますが、ほのぼのとした温かさを感じさせるようです。
本物と見間違うほどの出来栄え
先日、ランチのため立ち寄った『道の駅やまくに』(大分県中津市)で、本物かと見間違う大変リアルな、かかし達に出くわしました。
細かな部分まで仕上げてあり、生活感あふれる一コマのかかし達。
山国町一帯で、大規模なかかしワールドの催しが行われていると聞き、早速かかしマップをゲットして、各会場を訪ねてみました。
生きている人間と、見間違うほどの出来栄えです。様々な動作を見せる、手の込んだかかし達が、なつかしさを感じさせます。
受け継がれた職人さんの心意気
700点以上の鏝絵が残っていると言われる大分県。なかでも宇佐市安心院(あじむ)には熱心なグループによる、保存・修復活動をはじめ新作製作にも積極的に取り組んでいると聞き、訪ねてみました。
土蔵や家の壁に書かれている漆喰(レリーフ)、斜めから見ると立体感があります。
縁起物の鶴亀・龍の題材を始め、商売物の絵柄、ユーモラスで庶民的な題材が描かれています。
職人さんの高度なデザイン力と技術力、そして粋な遊び心ある洒落を利かした作品を観ることが出来ました。
現在では左官職人さんの心意気が受け継がれ、理容院などに新しいデザインの鏝絵を観ることができます。