シーンと静まりいかにもパワースポット
スピリチュアルブームもあり、訪れる人々も多いほとけの里くにさき(大分県)、そのなかにあって有名な両子寺(ふたごじ)を訪れました。
国東半島最大の仁王像の建つ山門をくぐりお目当ての『岩張もみじ』へ向かいます。人の背丈以上の岩に根が張り付き迫力あるもみじです。
参拝の人の姿もなく、シーンと静まりかえっていかにもパワースポットといった雰囲気が漂よっています。
もみじなどの大木に覆われた山中は、紅葉の頃は大勢の見物の人々で大変賑わっていることでしょう。
歴史が織りなす幻想的な灯り
初盆のお参りで萩市(山口県)に出掛けた折、萩のお盆の風物詩である
大照院『萩・万灯会』へ立ち寄りました。
萩藩主毛利家の菩提寺である大照院で、13日夜600基余りの石灯籠に迎え火として、ローソクが灯されます。
火袋からもれる、ゆらめく灯りが奥深く、重々しい空気の様なものを感じます。
盆休みに帰省する地元の人々にとって、この幻想的な灯りは、萩に帰省したことを実感する灯りでもあるんでしょう。
水面高く吹き上げる噴水
大分県の耶馬渓(やばけい)ダム沿いの道を走行中、ダムに近づいた付近で水面高く吹きあがる水柱が見えてきました。
高さ35メートルも達するこの噴水、水質保全を目的に設置されているようで、
植物性プランクトンなどの増殖を抑制させる効果をねらっての様です。
夏の夜は、ライトアップもされるようです。
水しぶきを上げて高く上がる噴水を見てると、暑さもやわらぐ気がします。
残してほしい夏の風物詩
各地で夏祭りが盛んに催されています。
ここ下関市でも、昨夜灯篭流しの催しが行われました。
先祖の供養と川の恵みに感謝し、灯篭を吉田川へ流します、地元に受け継がれ続けるお祭りです。
地元中学校の吹奏楽部も、浴衣姿で演奏するなど地元の祭りを盛り上げていました。
中でも、小さなお子さんの浴衣姿は、とても可愛らしくいつまでも残してほしい、夏の一コマです。
建設時の姿を残す九州最古の灯台
関門海峡東側入り口に位置した、小高い丘に建つ部埼灯台(へさきとうだい)があります。この時期、見頃を迎えたアジサイの花が灯台の足元を飾っています。
建設当時の姿を残す九州最古のこの灯台、日本の灯台50選にも選ばれ、御影石で造られこじんまりとした歴史のある灯台です。
一日1,000籍以上の船が行き来する関門海峡。瀬戸内海、周防灘に面したこの付近は、大パノラマが愉しめるだけでなく、野鳥の宝庫でもあります。
毎年4月頃には、周辺の山々からヒヨドリの大群が、本州へ向けて飛び立つていく場所です。
時々、海峡を渡っていく野鳥を攻撃するハヤブサも現れ、そうした光景を目当てとした
カメラの愛好家や野鳥観察者の方々には、知られた場所でもあります。