太めの半割竹で横のラインを強調した金閣寺
低い垣根なので仕切垣として好まれる垣根です
高さも40cm~90cmぐらいで製作することが多いようです。
横のラインを強調する押竹が、ポイントの竹垣ともいえます。
仕切垣としての用途以外にも、見透しのきくこの竹垣の特製を生かして、庭のアクセントを兼ねた使い方も多く見られるようです
今回は狭い空間で使用する為、少し低く製作しました。
庭を狭く感じさせる事もないでしょう
生産量減少が伝えられる黒穂を使って、 黒穂張垣の製作
年々、生産量の減少が伝えられる黒竹や黒穂。
林業従事者の高齢化など様々な原因と考えられます。
最近は人工竹の竹垣が多数を占めますが、竹穂類を使用した竹垣だけは天然物の材料を必要とします。
今回、製作した黒穂張垣は1SPANだけでしたが、天然物の持つ味わいの深さはきっと庭の中で、樹木や植物と調和もとれ、庭も引き立つことでしょう。
天然木 ガーデンゲート製作
植物との相性と素材のあたたかさが好まれる天然木。
ACQの加圧注入加工することで、丈夫で耐久性に優れ、コストを考えると とても経済的なのが人気の秘密なのかも知れません。
今回、そんな天然木を使ったガーデンゲートを製作しました。
ゲートを潜るだけで違った空間へ誘ってくれる、そんなガーデンにおススメです
製作手順
1.出来上がりの寸法を考慮して、切り込み作業を行います。
2.袖部分の組み立て作業
3.袖部分のラティス加工(ステンレス超仕上げ用使用)
4.桁部分の取り付け作業
5.棚木材の取り付け作業
6.完成です。
7.設置例
袖付庭門製作
杉皮葺の袖付庭門を製作しました。
庭園の出入口に設置することで、天然素材ならではの味わい深さを漂わせます。
『袖付庭門作業手順』
1.それぞれのパーツの切れ込み作業を行います。
2.バーナーによる焼加工を行います。この時、焼き過ぎないように慎重に行います。
3.袖屋根の腰部分の製作をします。
4.袖屋根の組み立てを行います。
5.袖屋根の杉皮葺作業
6.本屋根の組み立てを行います。
7.本屋根の杉皮葺を行った後、押え竹の取付けをします。
8.棟部分の冠竹を取り付けて完成です。
9.取り付け例
天然建仁寺垣用立子の製作風景
樹脂製の建仁寺パネルや丸竹におされ、最近数が少なくなった天然竹垣、そんな中でも建仁寺垣は人気の竹垣の一つだと思います。
竹の深い味わいをそのままいかした天然素材、風情のある空間作りに欠かせない逸品です
最近はモダンな創作竹垣などで表現も多彩になってきました。
作業風景の画像です。
1.キズのない所を選別しながら加工する寸法に切断します。
2.決められた幅にノコで分割します。
3.分割された素材
4.沸騰する湯釜に入れ、油抜きを行います。
5.黄色くなるまで天日干しを行い、厚さを均一にして出来上がり