清々しい青竹を用いて、新年の準備。
クリスマスが過ぎ、年末も近づき、一段と慌ただしさを増してきました
この時期になると注文が増えるのが、青竹を使用した枝折戸・カケヒ・獅子おどしといった品々です。
剪定作業を済ませた庭に、清々しい青竹を使った品々で新年を迎えるためです。
今回、井戸蓋を製作しました
現場の希望や大きさにより竹の太さは色々ですが、今回の井戸蓋は小さめの竹で製作しました。
自然素材が醸し出す、優美でやさしい竹垣。
天然の萩穂を使用した、萩松葉垣。

手間をかけた職人の技が生きる竹垣です
玄関前の庭園では、見せる事と目隠しを兼ねて設置出来ます。
優美で風格を感じさせる萩松葉垣が、来客者の目を楽しませてくれます

風格を感じさせる竹垣
ランマユニット”かすみ”を取り付けた竹垣製作しました
玄関前など、完全に視線を遮る垣などを設置すると、何となく閉鎖的な雰囲気を感じさせることがあります。
ランマを取り入れる事で、訪れる人に威圧感を感じさせず、それでいて外からの視線もある程度防ぐ事ができます。
ランマをつけた竹垣、玄関前などのアプローチ近くによく設置します。
瓦を乗せることで一段と風格も増し、存在感のあるフォーカルポイントにもなります。
予算が叶うなら、是非とも取り入れたい竹垣です
庭を狭く感じさせないで、視線を遮る『浜垣』
アプローチを入ってくるお客様と目が合う
何となく気まずいものです
全部を塞いでしまうと、うっとうしく、庭が狭く感じる。
そんな現場で、浜垣の効果は大きく、宿泊施設や和風の食事処などでも設置することが多いようです。
最近は樹脂竹等の材料での製作が増えています。
もともと黒穂・萩などで製作されていました。
今回は天然の萩を使用して製作しました
良質の萩穂を準備する事から始まる萩穂垣
年々、良質の材料を準備するのが困難になりつつある天然材料・萩穂もその1つです。
きめ細かく繊細な印象の萩穂垣。
落ち着いた色合いは、上品な雰囲気を感じさせます。
そんな所が人気の理由かもしれません。
穂先の下準備に時間を費やすことや、穂先を整える手間のかかる作業が続きます。
庭に設置することで回りの木々とも調和し、味わい深さも一段と増すことでしょう。
作業手順
1.萩穂
2.穂先の仕込み作業
3.萩穂の取付け
4.化粧縄の取付け
5.完成です。