素材の良さって ?
テーマ:・わしのブログ
2011/02/14 21:14
昨日は、岩崎家ゆかりの庭「殿ヶ谷戸庭園」の
立地条件を生かした作庭に感心した、というお話だったのですが、
( 詳しくは「武蔵野にて落差に感嘆」をご覧ください・・・ ) 。
今日は、盛りこむことのできなかった、
「使っている素材そのものの良さ」のお話です。
まずは、「高級」な「素材」から・・・、
「殿ヶ谷戸庭園」の「紅葉亭」の天井部ですが、網代です。
縁側は、節のない一本物の檜をたくさん使っている、
というガイドさんのお話もありました。
となると、天井も高級木材、北山杉丸太ではないかなぁ、
と推察してしまうのです・・・。
「旧岩崎邸庭園」の「撞球室」 ( ビリヤード室 ) は、
山小屋風になっています。
この建物は、天然の栗材を使ってできています。
おなじく「旧岩崎邸庭園」の
「洋館」の一階テラスに貼られたタイルは、
ミントン製とのこと。建物全体で使用されている
タイル全てがミントンということなのです・・・。
撮影のできない「洋館・和館」内部も,
金唐革紙の壁紙や、桜・樫・欅・紫檀・黒檀を使った
寄木の床 ( じゅうたんに隠れていない部分を見るだけでも「ほほぉ〜」となってしまいます ) など、高級感に満ちた作りでした。
「高級」というくくりにはおさまらない
「素材の魅力」もあります・・・。
やはり和の部分に目がいくのですが・・・、
「和館」の庭です。石の大きさが全てを
物語ってくれます・・・。
「和館」の裏をふとのぞいた時に見つけた石です。
二又の石、とでも言いますか、印象的でした。
「殿ヶ谷戸庭園」のししおどしです。
輪になった石は、「人の和、人の輪だなぁ」と、
超個人的感想を抱いてしまいます・・・。
ラストは、「高級」でも「好み」でも計りきれない
純粋な「天然素材」です。
国分寺崖線に古来から湧く「天然水」・・・。
人は、水のあるところでしか、生きられないもんなぁ・・・。
立地条件を生かした作庭に感心した、というお話だったのですが、
( 詳しくは「武蔵野にて落差に感嘆」をご覧ください・・・ ) 。
今日は、盛りこむことのできなかった、
「使っている素材そのものの良さ」のお話です。
まずは、「高級」な「素材」から・・・、
「殿ヶ谷戸庭園」の「紅葉亭」の天井部ですが、網代です。
縁側は、節のない一本物の檜をたくさん使っている、
というガイドさんのお話もありました。
となると、天井も高級木材、北山杉丸太ではないかなぁ、
と推察してしまうのです・・・。
「旧岩崎邸庭園」の「撞球室」 ( ビリヤード室 ) は、
山小屋風になっています。
この建物は、天然の栗材を使ってできています。
おなじく「旧岩崎邸庭園」の
「洋館」の一階テラスに貼られたタイルは、
ミントン製とのこと。建物全体で使用されている
タイル全てがミントンということなのです・・・。
撮影のできない「洋館・和館」内部も,
金唐革紙の壁紙や、桜・樫・欅・紫檀・黒檀を使った
寄木の床 ( じゅうたんに隠れていない部分を見るだけでも「ほほぉ〜」となってしまいます ) など、高級感に満ちた作りでした。
「高級」というくくりにはおさまらない
「素材の魅力」もあります・・・。
やはり和の部分に目がいくのですが・・・、
「和館」の庭です。石の大きさが全てを
物語ってくれます・・・。
「和館」の裏をふとのぞいた時に見つけた石です。
二又の石、とでも言いますか、印象的でした。
「殿ヶ谷戸庭園」のししおどしです。
輪になった石は、「人の和、人の輪だなぁ」と、
超個人的感想を抱いてしまいます・・・。
ラストは、「高級」でも「好み」でも計りきれない
純粋な「天然素材」です。
国分寺崖線に古来から湧く「天然水」・・・。
人は、水のあるところでしか、生きられないもんなぁ・・・。
武蔵野にて落差に感嘆
テーマ:・わしのブログ
2011/02/13 23:37
いきなり・・・、
不忍池の冬景色、になってしまいますが・・・。
東京に行く機会があれば
ぜひ行ってみたいと思っていたのが、岩崎家ゆかりの庭です。
そのうちの二カ所、不忍池近くの「旧岩崎邸庭園」 ( 下の写真二枚 ) と
武蔵国分寺にある「殿ヶ谷戸庭園」( 下は芝庭の写真 ) に
この週末、行ってきました。
本命は( バレンタインデーのことではありません ) 武蔵の方ではなく
かといって厳流島つながり (2月7日ブログ「厳流島に咲くワビスケ」) でもなかったのですが、
庭に関して、
ときめきと感動をたくさんくれた「殿ヶ谷戸庭園」のご報告が本日のわしのブログの主題であります・・・。
なにに感嘆したかと言いますと、
「殿ヶ谷戸庭園」の「落差」なのです・・・。
庭園に足を踏み入れて、
木曽石の石畳に導かれながら芝庭を一周していくと
最終的に、
湧水の溜まる「次郎弁天池」・・・、
ポンプで湧水をくみ上げて流している滝・・・、
こんな景色に、出会えるのです。
滝のてっぺんに見えるあずまや「紅葉亭」は
芝庭とほぼおなじ高さに位置しています。
そこから眺めると、
「う〜ん、イロハモミジの紅葉シーズンは、絶品だろうなぁ」
と思わずにいられません・・・。
この高低差 ( 約13メートルだそうです )
がなぜ生まれるのかというと・・・、
武蔵野台地と野川の境にあたる、
「国分寺崖線」( 崖っぷち、ということですね ) に立地している、からなんだそうです。
フッキソウ、シュンラン、シャガ、クマザザ、エビネ、フクジュソウ、キチジョウソウ、カタクリ・・・、
山野草もそのまま、
縄文時代からの湧水もそのまま、
自然の姿を最大限に生かした「庭園」が
「殿ヶ谷戸庭園」なのです・・・。
京都の詩仙堂を思い起こさせてくれる、「ししおどし」に使われている石たちも、
個人的に、大好きです・・・。
散歩好きな東京の友人に、
「『殿ヶ谷戸庭園』って、そんなに見どころないと思うよ」
と聞いていただけに、
入園料150円、地元のボランティアガイドさんの解説付き
( 現在は日曜11時・14時、四月からは土日祝だそうです・・・ ) の庭園は、
いい意味で、
落差にびっくり、なのでした・・・。
不忍池の冬景色、になってしまいますが・・・。
東京に行く機会があれば
ぜひ行ってみたいと思っていたのが、岩崎家ゆかりの庭です。
そのうちの二カ所、不忍池近くの「旧岩崎邸庭園」 ( 下の写真二枚 ) と
武蔵国分寺にある「殿ヶ谷戸庭園」( 下は芝庭の写真 ) に
この週末、行ってきました。
本命は( バレンタインデーのことではありません ) 武蔵の方ではなく
かといって厳流島つながり (2月7日ブログ「厳流島に咲くワビスケ」) でもなかったのですが、
庭に関して、
ときめきと感動をたくさんくれた「殿ヶ谷戸庭園」のご報告が本日のわしのブログの主題であります・・・。
なにに感嘆したかと言いますと、
「殿ヶ谷戸庭園」の「落差」なのです・・・。
庭園に足を踏み入れて、
木曽石の石畳に導かれながら芝庭を一周していくと
最終的に、
湧水の溜まる「次郎弁天池」・・・、
ポンプで湧水をくみ上げて流している滝・・・、
こんな景色に、出会えるのです。
滝のてっぺんに見えるあずまや「紅葉亭」は
芝庭とほぼおなじ高さに位置しています。
そこから眺めると、
「う〜ん、イロハモミジの紅葉シーズンは、絶品だろうなぁ」
と思わずにいられません・・・。
この高低差 ( 約13メートルだそうです )
がなぜ生まれるのかというと・・・、
武蔵野台地と野川の境にあたる、
「国分寺崖線」( 崖っぷち、ということですね ) に立地している、からなんだそうです。
フッキソウ、シュンラン、シャガ、クマザザ、エビネ、フクジュソウ、キチジョウソウ、カタクリ・・・、
山野草もそのまま、
縄文時代からの湧水もそのまま、
自然の姿を最大限に生かした「庭園」が
「殿ヶ谷戸庭園」なのです・・・。
京都の詩仙堂を思い起こさせてくれる、「ししおどし」に使われている石たちも、
個人的に、大好きです・・・。
散歩好きな東京の友人に、
「『殿ヶ谷戸庭園』って、そんなに見どころないと思うよ」
と聞いていただけに、
入園料150円、地元のボランティアガイドさんの解説付き
( 現在は日曜11時・14時、四月からは土日祝だそうです・・・ ) の庭園は、
いい意味で、
落差にびっくり、なのでした・・・。
これも新緑かな?
テーマ:・わしのブログ
2011/02/11 20:43
冬に逆戻りしたような冷たい一日でしたが、
ハクバイが咲き始め、
赤のボケも開花して、
そろそろ春の足音が聞こえてきました。
夏には剪定できなかったコノテヒバもハサミを入れると、
暗緑色から、あざやかなエメラルドグリーン ( 見方によっては・・・ ) に。
この時期剪定する意義としては、
新緑が生え揃う頃に生き生きとした庭になる、という良さがあります。
新緑、というには、まだ早いのですが、
花から葉へ、という落葉樹とは対照的に、
コノテヒバと同じ針葉樹の仲間たち ( 上がマキ、下がヒマラヤスギです ) は新芽の色で春の気配を感じます。
常緑広葉樹のウバメガシやツツジも
柔らかそうな秋芽がウグイス色です・・・。
新緑、と呼ぶには、赤いのですが・・・、
キョウチクトウ ( 上 ) とカナメの新芽 ( 下 ) も春の色合いです。
せっかちMAXの親方と作業スケジュールを確認したところ、
この時期しておきたい「根回し」の前に、
普段回れない地域 ( 島しょ部です・・・ ) の剪定を来週くらいからすることになりました。
新緑 ( もどき? ) を見つけながら、
根回しや寒肥が、遅れなければ、いいんだけど、
と、
ちょっぴりあせるのでした・・・。
ハクバイが咲き始め、
赤のボケも開花して、
そろそろ春の足音が聞こえてきました。
夏には剪定できなかったコノテヒバもハサミを入れると、
暗緑色から、あざやかなエメラルドグリーン ( 見方によっては・・・ ) に。
この時期剪定する意義としては、
新緑が生え揃う頃に生き生きとした庭になる、という良さがあります。
新緑、というには、まだ早いのですが、
花から葉へ、という落葉樹とは対照的に、
コノテヒバと同じ針葉樹の仲間たち ( 上がマキ、下がヒマラヤスギです ) は新芽の色で春の気配を感じます。
常緑広葉樹のウバメガシやツツジも
柔らかそうな秋芽がウグイス色です・・・。
新緑、と呼ぶには、赤いのですが・・・、
キョウチクトウ ( 上 ) とカナメの新芽 ( 下 ) も春の色合いです。
せっかちMAXの親方と作業スケジュールを確認したところ、
この時期しておきたい「根回し」の前に、
普段回れない地域 ( 島しょ部です・・・ ) の剪定を来週くらいからすることになりました。
新緑 ( もどき? ) を見つけながら、
根回しや寒肥が、遅れなければ、いいんだけど、
と、
ちょっぴりあせるのでした・・・。
鳩とマンホール♪
テーマ:miwa ブログ
2011/02/10 14:15
仲良しの鳩を見つけました
なんだかキスしてるように見えるのは私だけでしょうか
そして・・・
マンホールの鳩も仲良しです
広島で開催された『1994 アジア大会』のマスコットキャラクターのマンホールです
ポッポ(♂)とクック(♀)といいます
仕事に行ったA.CITYの駐車場で見つけました
ここからは、hory gardenさんのご当地コレクション入りを目指して探してきた、市町村オリジナルマンホールです
平和都市、広島市らしい折り鶴のデザインです
町の花を取り入れたマンホールがこちらです
海田町は『ひまわり』
府中町は『椿』です
特産品を使ったデザインのマンホールもありました
廿日市市にある地御前の牡蠣は、広島を代表する牡蠣の一つです
今までマンホールを気にしたことがなかったのですが、色んな場所でついつい見てしまう今日この頃です
なんだかキスしてるように見えるのは私だけでしょうか
そして・・・
マンホールの鳩も仲良しです
広島で開催された『1994 アジア大会』のマスコットキャラクターのマンホールです
ポッポ(♂)とクック(♀)といいます
仕事に行ったA.CITYの駐車場で見つけました
ここからは、hory gardenさんのご当地コレクション入りを目指して探してきた、市町村オリジナルマンホールです
平和都市、広島市らしい折り鶴のデザインです
町の花を取り入れたマンホールがこちらです
海田町は『ひまわり』
府中町は『椿』です
特産品を使ったデザインのマンホールもありました
廿日市市にある地御前の牡蠣は、広島を代表する牡蠣の一つです
今までマンホールを気にしたことがなかったのですが、色んな場所でついつい見てしまう今日この頃です
実生モミジの明暗
テーマ:・わしのブログ
2011/02/09 20:12
春じたくの庭のお手入れ現場が続きます。
明日までの予定です。
谷をはさんで、こちら側と向こう側、
たったそれだけのことで、運命ががらりと変わること、
あるみたいです・・・。
ここのお庭には、大きなモミジがあります。
そのモミジから、種が落ちるのでしょう、
あちこちで実生のモミジが芽生えています。
写真では、わかりにくいのですが、
ヒイラギモクセイの足下から、ひゅっと赤い枝が顔をのぞかせています。
実生のモミジです。
このモミジが伸びていこうとする空間は、
スイリュウとサツマスギの間にぽっかりとあいたスペース、
大きくなってヒイラギモクセイと交代、
という可能性もありだなぁ、
と感じます。
将来性を見込まれるモミジの蔭で・・・、
庭の景石の割れ目 ( というより窪みですね ) に
生まれついたモミジです。
一見、たくましいなぁ、とも思えるのですが、
この石の窪みは、例えるなら
小さな鉢のようなもので、
このままでは、大きくなれず、
もしかしたら
根を窪みいっぱいに伸ばした時点で、
限界を迎えることになるかもしれません・・・。
それがこのモミジの運命なのでしょうか。
ほんの少しだけ、あとわずか数センチでも
種の着地場所がズレていれば、
どこまで掘っても、土、土、土・・・という
大地が広がっていたのに・・・。
生まれついた環境で
精いっぱい、力いっぱい生きようとしているモミジに、
どうしても情が湧いてしまうのです・・・。
明日までの予定です。
谷をはさんで、こちら側と向こう側、
たったそれだけのことで、運命ががらりと変わること、
あるみたいです・・・。
ここのお庭には、大きなモミジがあります。
そのモミジから、種が落ちるのでしょう、
あちこちで実生のモミジが芽生えています。
写真では、わかりにくいのですが、
ヒイラギモクセイの足下から、ひゅっと赤い枝が顔をのぞかせています。
実生のモミジです。
このモミジが伸びていこうとする空間は、
スイリュウとサツマスギの間にぽっかりとあいたスペース、
大きくなってヒイラギモクセイと交代、
という可能性もありだなぁ、
と感じます。
将来性を見込まれるモミジの蔭で・・・、
庭の景石の割れ目 ( というより窪みですね ) に
生まれついたモミジです。
一見、たくましいなぁ、とも思えるのですが、
この石の窪みは、例えるなら
小さな鉢のようなもので、
このままでは、大きくなれず、
もしかしたら
根を窪みいっぱいに伸ばした時点で、
限界を迎えることになるかもしれません・・・。
それがこのモミジの運命なのでしょうか。
ほんの少しだけ、あとわずか数センチでも
種の着地場所がズレていれば、
どこまで掘っても、土、土、土・・・という
大地が広がっていたのに・・・。
生まれついた環境で
精いっぱい、力いっぱい生きようとしているモミジに、
どうしても情が湧いてしまうのです・・・。