玄関前を落ち着いた雰囲気に
天然の黒竹と黒穂を使用した、黒竹張り垣を製作しました。
玄関前のフォーカルポイントと室内への視線を遮る目的で設置しました。
年々、黒穂や虎竹といった材料が品薄のため、材料の調達に苦労します。
長めの竹垣の依頼の場合、予め材料の確認が不可欠な状況です。
天然素材の持つ、味わい深さのある黒竹張り垣は、落ち着いた雰囲気を醸し出す、
人気の竹垣のひとつです。
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設置例
杉の曲がり材を確保出来ました
露地などに仕切用に配される利休門を製作しました。
笠木が特徴的な簡素な門です。
笠木に使用する曲がり材を確保出来ました。
梅の古木など面白い形のものを笠木に利用出来れば、侘びた風情を漂わせた利休門が情趣ある露地により調和するでしょう。
1.墨付き作業
2.切り込み作業
3.ホゾ加工
4.完成
良質の材料調達から始まる製作
年々、良質の材料を準備するのが困難になりつつある天然材料・萩穂もその1つです。
きめ細かく繊細な印象の萩
落ち着いた色合いは、上品な雰囲気を感じさせます。
そんな所が人気の理由かもしれません。
今回は、萩を使用した松明垣の依頼を受けました。
穂先の下準備に時間を費やすことや、穂先を整える手間のかかる作業が続きます。
庭に設置することで回りの木々とも調和し、味わい深さも一段と増すことでしょう。
萩穂
穂先の仕込み作業
小枝の隙間から小魚が出入り
ビオトープの現場で使用する、土留め用の粗朶(そだ)柵を提案することになりました。
広葉樹の幹や枝を束ねた粗朶束を、積み重ねて土留柵とします。
小枝や幹の隙間から、小魚が出入りできるように、荒く仕上げます。
水辺の護岸保護と、生物が生育出来る環境を、提供出来ればと考えています。
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天然杉皮を使い庭門製作
天然の杉皮を使用した、杉皮葺き庭門の製作を行いました。
近頃、材料となる良質杉皮の品薄状態が続いています。
和風庭園の仕切などで庭門は、侘びた味わいを感じさせる重要な添景物として用いられます。
幾重にも重ねた杉皮は、正面の小口をきれいに仕上げるように、神経を使いながら製作していきます。
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