実生モミジの明暗
テーマ:・わしのブログ
2011/02/09 20:12
春じたくの庭のお手入れ現場が続きます。
明日までの予定です。
谷をはさんで、こちら側と向こう側、
たったそれだけのことで、運命ががらりと変わること、
あるみたいです・・・。
ここのお庭には、大きなモミジがあります。
そのモミジから、種が落ちるのでしょう、
あちこちで実生のモミジが芽生えています。
写真では、わかりにくいのですが、
ヒイラギモクセイの足下から、ひゅっと赤い枝が顔をのぞかせています。
実生のモミジです。
このモミジが伸びていこうとする空間は、
スイリュウとサツマスギの間にぽっかりとあいたスペース、
大きくなってヒイラギモクセイと交代、
という可能性もありだなぁ、
と感じます。
将来性を見込まれるモミジの蔭で・・・、
庭の景石の割れ目 ( というより窪みですね ) に
生まれついたモミジです。
一見、たくましいなぁ、とも思えるのですが、
この石の窪みは、例えるなら
小さな鉢のようなもので、
このままでは、大きくなれず、
もしかしたら
根を窪みいっぱいに伸ばした時点で、
限界を迎えることになるかもしれません・・・。
それがこのモミジの運命なのでしょうか。
ほんの少しだけ、あとわずか数センチでも
種の着地場所がズレていれば、
どこまで掘っても、土、土、土・・・という
大地が広がっていたのに・・・。
生まれついた環境で
精いっぱい、力いっぱい生きようとしているモミジに、
どうしても情が湧いてしまうのです・・・。
明日までの予定です。
谷をはさんで、こちら側と向こう側、
たったそれだけのことで、運命ががらりと変わること、
あるみたいです・・・。
ここのお庭には、大きなモミジがあります。
そのモミジから、種が落ちるのでしょう、
あちこちで実生のモミジが芽生えています。
写真では、わかりにくいのですが、
ヒイラギモクセイの足下から、ひゅっと赤い枝が顔をのぞかせています。
実生のモミジです。
このモミジが伸びていこうとする空間は、
スイリュウとサツマスギの間にぽっかりとあいたスペース、
大きくなってヒイラギモクセイと交代、
という可能性もありだなぁ、
と感じます。
将来性を見込まれるモミジの蔭で・・・、
庭の景石の割れ目 ( というより窪みですね ) に
生まれついたモミジです。
一見、たくましいなぁ、とも思えるのですが、
この石の窪みは、例えるなら
小さな鉢のようなもので、
このままでは、大きくなれず、
もしかしたら
根を窪みいっぱいに伸ばした時点で、
限界を迎えることになるかもしれません・・・。
それがこのモミジの運命なのでしょうか。
ほんの少しだけ、あとわずか数センチでも
種の着地場所がズレていれば、
どこまで掘っても、土、土、土・・・という
大地が広がっていたのに・・・。
生まれついた環境で
精いっぱい、力いっぱい生きようとしているモミジに、
どうしても情が湧いてしまうのです・・・。
春じたくの庭手入れ
テーマ:・わしのブログ
2011/02/08 20:05
二十四節気の「雨水」には、ちょっと早いような気もしますが、
夕方から、雪どけを感じさせるような、雨が落ちてきました。
本日は、春の準備を兼ねた庭のお手入れ現場です。
冬の間、茶色だった芝生が、春になったら青々となるように
枯れた草を刈り取ったり、
そろそろ根の動き始めるモミジに
ハサミを入れていきます。
もともと、根の動き出しの早いモミジですが、
今年は、一月のうちから、枝を切ると水を吹くような感じなので、
いつも以上に早いかもしれません・・・。
お茶の時間にいただいたのは、
お客さんが、ハウスで栽培されているイチゴです。
乾いたのどを潤してくれるみずみずしさと、ほどよい甘さが、
疲れを癒してくれました。
巌流島と同じく、ここのお庭でも、
ピンクのワビスケが、花盛りです。
四月の雨は、五月の花をもたらしてくれるそうですが、
( 直訳すれば、ですが・・・ ) 、
二月の雨も、三月の花を呼んできてくれそうです・・・。
夕方から、雪どけを感じさせるような、雨が落ちてきました。
本日は、春の準備を兼ねた庭のお手入れ現場です。
冬の間、茶色だった芝生が、春になったら青々となるように
枯れた草を刈り取ったり、
そろそろ根の動き始めるモミジに
ハサミを入れていきます。
もともと、根の動き出しの早いモミジですが、
今年は、一月のうちから、枝を切ると水を吹くような感じなので、
いつも以上に早いかもしれません・・・。
お茶の時間にいただいたのは、
お客さんが、ハウスで栽培されているイチゴです。
乾いたのどを潤してくれるみずみずしさと、ほどよい甘さが、
疲れを癒してくれました。
巌流島と同じく、ここのお庭でも、
ピンクのワビスケが、花盛りです。
四月の雨は、五月の花をもたらしてくれるそうですが、
( 直訳すれば、ですが・・・ ) 、
二月の雨も、三月の花を呼んできてくれそうです・・・。
花材になるサクラの枝
テーマ:・わしのブログ
2011/02/03 21:11
剪定作業四日目終了、ようやくゴールが見えてきました。
敷地の西北に、サクラが二本立っています。
「サクラ切る馬鹿・・・」と言いますが、
このお庭では、道路に張り出した枝が電線に当たらないようにするための剪定が
定期的に必要なのです。
せっかちMAXの親方が、
「わしの仕事じゃ」と張り切って担当です。
わしの方は、
西側から北側のヒイラギモクセイの生け垣や、カイヅカイブキなどの刈り込みが続きます。
ヤニがこびり付いたハサミのお手入れが、今日も欠かせませんでした。
今日は、ヤニ取りスプレーを使用です。
( 水場が遠いとき、バケツが見当たらない時の手段です・・・ ) 。
泡が、ヤニを浮かしてくれます。
雑巾で、ふきとって、
潤滑油を刃の交差するところに吹き付ければ・・・、
切れ味復活 ! となるのです・・・。
さて、話題は
ナマクラの ( 切れ味の鈍った ) ハサミではなく、
サクラなのですが、
「花材に使いたい」とのことで、
剪定した大量の枝を選別しつつの処理になりました。
同じサクラの枝といっても、色や太さは様々です。
「花材」と聞いて、「生け花」と思い込んでいたので、
写真の左端のタイプ ( 肌が黒い古木風 ) がいいかな、と考えたのですが、
「フラワーアレンジメント」で、まっすぐな枝そのもの ( 枝ぶり関係なく ) を材料にされるらしいので、
写真左から2番目のタイプ ( 薄い茶褐色? ) を優先的に残すことになりました。
写真左から3番目のタイプ ( やや赤紫っぽい色 ) も
「サクラらしい枝ですね〜」 「花材候補になりそうですね〜」、
などやりとりをしながらの選別作業が続いたのでした。
明日は、門冠マツとクロガネモチ、
施肥まで・・・できたらいいな。
敷地の西北に、サクラが二本立っています。
「サクラ切る馬鹿・・・」と言いますが、
このお庭では、道路に張り出した枝が電線に当たらないようにするための剪定が
定期的に必要なのです。
せっかちMAXの親方が、
「わしの仕事じゃ」と張り切って担当です。
わしの方は、
西側から北側のヒイラギモクセイの生け垣や、カイヅカイブキなどの刈り込みが続きます。
ヤニがこびり付いたハサミのお手入れが、今日も欠かせませんでした。
今日は、ヤニ取りスプレーを使用です。
( 水場が遠いとき、バケツが見当たらない時の手段です・・・ ) 。
泡が、ヤニを浮かしてくれます。
雑巾で、ふきとって、
潤滑油を刃の交差するところに吹き付ければ・・・、
切れ味復活 ! となるのです・・・。
さて、話題は
ナマクラの ( 切れ味の鈍った ) ハサミではなく、
サクラなのですが、
「花材に使いたい」とのことで、
剪定した大量の枝を選別しつつの処理になりました。
同じサクラの枝といっても、色や太さは様々です。
「花材」と聞いて、「生け花」と思い込んでいたので、
写真の左端のタイプ ( 肌が黒い古木風 ) がいいかな、と考えたのですが、
「フラワーアレンジメント」で、まっすぐな枝そのもの ( 枝ぶり関係なく ) を材料にされるらしいので、
写真左から2番目のタイプ ( 薄い茶褐色? ) を優先的に残すことになりました。
写真左から3番目のタイプ ( やや赤紫っぽい色 ) も
「サクラらしい枝ですね〜」 「花材候補になりそうですね〜」、
などやりとりをしながらの選別作業が続いたのでした。
明日は、門冠マツとクロガネモチ、
施肥まで・・・できたらいいな。
薬にもなる庭木の葉
テーマ:・わしのブログ
2011/02/02 21:01
東西南北ぐるり一周の庭、剪定作業三日目です。
ようやく折り返したかな、という段階まで進みました。
本日は、東側のカシの生け垣に囲まれた、庭のお手入れです。
残念ながら、ユズは、収穫時期を過ぎてしまい、実はスカスカになっていました。
ビワは、期待できそうです。
ところでこのビワですが、
葉っぱを干して、ビワ茶として飲むと、
ガン予防にもなる、そうです。
( 新しい葉より古い葉のほうがいいらしいのですが ) 。
たまにあるのですが、
剪定した枝葉を、ゴミとせずに、
欲しいという方のためにとっておくことになりました。
厳密に言うと、
ビワ茶用に葉っぱをとる「適期」があるみたいなのですが、
「剪定の時でいいよ」とのことなので、今日になりました。
よく見かける庭木のなかにも、
葉っぱが薬用になるものがいくつかあります・・・。
例えば、
カキ・イチヂクの葉は、高血圧に効く、とか、
クリの葉茶は皮膚にいい、とか、
何に効果があるのか、わからないのですが、ドクダミ茶 ( 木ではなく草ですが ) は、よく耳にします。
薬用に限らず、
食べる食べないは様々ですが、
料理には使う葉っぱとしては、
ゲッケイジュ ( カレーなど ) 、ユキノシタ ( 天ぷら ) 、シソ ( 梅干しでも青じそでも ) 、
ヨモギ ( これも草でした、薬にもなるんだった・・・ ) 、
サルトリバラ ( 柏餅の葉っぱですね ) 、サクラ ( これもお餅です ) などなど・・・。
こうして見ると、
いつものお庭も、
薬草 ( 木 ? ) 園になりそうです。
ようやく折り返したかな、という段階まで進みました。
本日は、東側のカシの生け垣に囲まれた、庭のお手入れです。
残念ながら、ユズは、収穫時期を過ぎてしまい、実はスカスカになっていました。
ビワは、期待できそうです。
ところでこのビワですが、
葉っぱを干して、ビワ茶として飲むと、
ガン予防にもなる、そうです。
( 新しい葉より古い葉のほうがいいらしいのですが ) 。
たまにあるのですが、
剪定した枝葉を、ゴミとせずに、
欲しいという方のためにとっておくことになりました。
厳密に言うと、
ビワ茶用に葉っぱをとる「適期」があるみたいなのですが、
「剪定の時でいいよ」とのことなので、今日になりました。
よく見かける庭木のなかにも、
葉っぱが薬用になるものがいくつかあります・・・。
例えば、
カキ・イチヂクの葉は、高血圧に効く、とか、
クリの葉茶は皮膚にいい、とか、
何に効果があるのか、わからないのですが、ドクダミ茶 ( 木ではなく草ですが ) は、よく耳にします。
薬用に限らず、
食べる食べないは様々ですが、
料理には使う葉っぱとしては、
ゲッケイジュ ( カレーなど ) 、ユキノシタ ( 天ぷら ) 、シソ ( 梅干しでも青じそでも ) 、
ヨモギ ( これも草でした、薬にもなるんだった・・・ ) 、
サルトリバラ ( 柏餅の葉っぱですね ) 、サクラ ( これもお餅です ) などなど・・・。
こうして見ると、
いつものお庭も、
薬草 ( 木 ? ) 園になりそうです。
ナチュラルなアート?
テーマ:・わしのブログ
2011/01/30 21:18
茶庭で例えられるような
「山居へ至る道すがら・・・」
ではなく、
「文明に至る道すがら・・・」、
哲学しつつ( ひたっていたのは、わしだけですが )
撮影した写真です。
樹高7、8メートルくらいのシダレザクラがお出迎えしてくれる、
広島ビッグアーチです。
サッカー日本代表が、1992年のアジア杯で初優勝したときの舞台が、広島ビッグアーチです。
その時は、マツダSC ( 当時 ) の高木琢也選手が決勝点を決めたんだよなぁ・・・、
今回の決勝弾も、サンフレッチェ広島の李忠成選手だったなぁ・・・。
( いつも地元びいきな発想で、すみません・・・ ) 。
哲学は、ここからなのですが・・・、
近代的な建物 ( 人工的なもの ) と、植物や水 ( 自然らしいもの ) は、
共存してこそ、引き立つんじゃないかなぁ、と思うのです。
以前、 にわしゅう日和さん ( の11月2日のブログ ) を見て、
確かにそうだなぁ、と考えていたことでもあります。
上の5枚の写真を見ていても、
構造物だけ、より
緑や水の入った風景
のほうが、安心して見ていていられるような・・・。
年月を経るにつれて、
「建物だけ」だと、「老朽化」になりそうですが、
「緑と建物」なら、「趣きや味わい」が出てくる気がします・・・。
自然を切り取って、再現する場所として、
「庭」の意味があるのかなぁ・・・。
哲学の後は、実践あるのみ、です・・・。
「山居へ至る道すがら・・・」
ではなく、
「文明に至る道すがら・・・」、
哲学しつつ( ひたっていたのは、わしだけですが )
撮影した写真です。
樹高7、8メートルくらいのシダレザクラがお出迎えしてくれる、
広島ビッグアーチです。
サッカー日本代表が、1992年のアジア杯で初優勝したときの舞台が、広島ビッグアーチです。
その時は、マツダSC ( 当時 ) の高木琢也選手が決勝点を決めたんだよなぁ・・・、
今回の決勝弾も、サンフレッチェ広島の李忠成選手だったなぁ・・・。
( いつも地元びいきな発想で、すみません・・・ ) 。
哲学は、ここからなのですが・・・、
近代的な建物 ( 人工的なもの ) と、植物や水 ( 自然らしいもの ) は、
共存してこそ、引き立つんじゃないかなぁ、と思うのです。
以前、 にわしゅう日和さん ( の11月2日のブログ ) を見て、
確かにそうだなぁ、と考えていたことでもあります。
上の5枚の写真を見ていても、
構造物だけ、より
緑や水の入った風景
のほうが、安心して見ていていられるような・・・。
年月を経るにつれて、
「建物だけ」だと、「老朽化」になりそうですが、
「緑と建物」なら、「趣きや味わい」が出てくる気がします・・・。
自然を切り取って、再現する場所として、
「庭」の意味があるのかなぁ・・・。
哲学の後は、実践あるのみ、です・・・。