お茶室に溶け込む天然素材
天然の黒竹と黒穂を使用した、黒竹松明垣を製作しました。
お茶室の目隠しと視線を遮る目的で設置です。
年々、黒穂や虎竹といった材料が品薄のため、材料の調達に苦労します。
長めの竹垣の依頼の場合、予め材料の確認が不可欠な状況です。
天然素材の持つ、味わい深さのある黒竹松明垣は、落ち着いた雰囲気を醸し出してくれます。
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素朴な美しさに惹かれ
先日の休日、陽気のよさに誘われ春の山野草展に出かけました。
この時期は花も多く、丹精込めて作られた可憐な作品が会場いっぱいに
飾られています。
決して華やかではありませんが、素朴な美しさに惹かれます。
蝶のような黄色の花びら
ご近所さんの塀越しに垂れ下がる、ビタミンイエロー。
蝶のように黄色の花びら、中心部が鮮やかな赤色をした、ホオベニエニシダです。
枝が細いせいもあり垂れ下がっり、びっしりと咲き揃った姿は豪華です。
時折吹く、さわやかな5月の風に揺れる様子は、黄色の花滝といった感じです。
数か月の時間を費やして
先日訪れた長府毛利邸(下関市)にて、天然木を利用したお城の模型展が催されていました。
どの作品も細部に渡り忠実に再現されています。
会場に作者さんがいらっしゃいました。
話を伺ったところ、一つの作品を完成させるのに、数カ月の時間を費やすとのことです。
実に根気のいる作業です。