赤紫の斑点が鮮やか
山間部を走行中に見かけた、うつむき加減に咲くカノコユリの群生。
下向きに反り返った白い花びらの内側には、鹿の斑点に似た赤紫の斑点が鮮やかです。
ときおり吹く風に、頭を垂れた花の一団がいっせいに首を振ります。
るり色した球体の花
知人に誘われ、環境省の絶滅危惧種に指定された、るり色の球体の花ヒコダイを見に、白野江植物公園(北九州市)に行ってきました。
8月は入場無料だそうで、チョット得した気分。
セミの鳴き声が響きわたる園内、人影もなく貸し切り状態です。
ゆっくりひとりじめと喜んでいましたが、暑くて暑くて~
初めて見るヒコダイ、ひなまつなどで飾るさげもんの鞠を連想させる、まんまるで緻密な出来栄えに感心させらました。
九州の一部と広島県,ほかに数ヶ所でしか見ることが出来ない珍しい花です。
数本だけど美形の花
お盆休みに入ってからは、幾分過ごし易くなってきました。
先日、立ち寄った道の駅に咲いてた、形の整ったヒマワリの花が目に止まりました。
そろそろ盛りを過ぎるこの花。
見渡す限り一面に咲く、何千何万本のヒマワリ見応えあります。
こうして数本だけの、絵に描いたような美形のヒマワリも、味があっていいものです。
歴史が織りなす幻想的な灯り
初盆のお参りで萩市(山口県)に出掛けた折、萩のお盆の風物詩である
大照院『萩・万灯会』へ立ち寄りました。
萩藩主毛利家の菩提寺である大照院で、13日夜600基余りの石灯籠に迎え火として、ローソクが灯されます。
火袋からもれる、ゆらめく灯りが奥深く、重々しい空気の様なものを感じます。
盆休みに帰省する地元の人々にとって、この幻想的な灯りは、萩に帰省したことを実感する灯りでもあるんでしょう。
水面高く吹き上げる噴水
大分県の耶馬渓(やばけい)ダム沿いの道を走行中、ダムに近づいた付近で水面高く吹きあがる水柱が見えてきました。
高さ35メートルも達するこの噴水、水質保全を目的に設置されているようで、
植物性プランクトンなどの増殖を抑制させる効果をねらっての様です。
夏の夜は、ライトアップもされるようです。
水しぶきを上げて高く上がる噴水を見てると、暑さもやわらぐ気がします。