ここの竹林から日本各地へ広まった孟宗竹
先日訪れた仙巌園(鹿児島県)広い庭園の木漏れ日がさす趣のある石階段を上った所に『曲水の庭』と名付けられた庭がありました。
水に浮かぶ盃が目の前にたどり着く前に和歌を詠むという宴を行う庭です。
曲水の庭の側に、江南竹林と書かれた場所があります。
解説文によると、21代島津吉貴が中国南部より『江南竹』と呼ばれる竹二株を取り寄せ、移植した場所だそうです。
ここから全国各地に移植されるようになり、『孟宗竹』と呼ばれ、食料や各種生活用品として利用されてきました。
しかし、現在では未利用のまま放置されることも多くなり、社会問題にもなっています。ボランティアや公共事業などで整備されています。
ここの竹林から始まったのですネ
まるでヨーロッパ、芝生の上を走る路面電車
走る軌道敷内は緑の芝生。
国内初の緑化軌道、鹿児島市の路面電車に乗車する機会を持つことができました。
芝生の緑が鮮やかです。電停には花壇もあり、季節の草花が乗客の方々を楽しませています。
シラスを利用して造られた基盤材が保水性を高め、ヒートアイランド現象を抑えたり、冬場でも緑を保つ芝生が騒音を低くするのに効果があるようです。それ以上に穏やかな安らぎを与え、ホッとしたやさしい気分にさせてくれます。
でも、芝刈りなどの維持管理大変だろうなとつい思ってしまいます。
地元の造園業者さんに尋ねたところ、『芝刈専用電車』があるとのこと。
夜間に芝刈り作業が行われるようです。
鉢ごとセットして仕立てられるオベリスク
通常のオベリスクなら、鉢や地面に直接差し込んで使用しますが、『トライアングルオベリスク』は、鉢を直接置くオベリスクです。
女性でも持ち上げが手軽にできるように5号鉢・7号鉢を基本に製品となっています。
鉢がリングの下に入ることで、重心が下部になり安定します。
足の部分が開いていますし、普段であれば倒れることもないと思います。
クレマチスやふうせんかずら、朝顔などつる性植物でも大変綺麗に仕立てられ、これからの季節、おススメの商品です。
広大な茶畑に清清しいアジサイ
鹿児島県の県道34号線、車を走らせていると広大な茶畑の看板が目に入りました
日本を代表するお茶処知覧茶です。
あいにくの小雨混じりの天気でしたが、山あいの地域に整然として、茶畑が広がっています。
畑の端には、梅雨の雨に打たれながら青色、紫色・・・・アジサイの花が咲いていました。
霧のかかった山々と茶畑の深い緑の中、アジサイの花々に清清しい印象を受けました
茅葺きの仁王門をくぐると、清楚な美しい花々
別名『アジサイ寺』の名で地元で親しまれてる東大寺別院の阿弥陀寺(山口県防府市)では、梅雨の真っ只中アジサイは一段と美しさを増し、しっとりと咲き乱れています。
重厚な茅葺きの仁王門をくぐり、石段を上る道すがら、清楚な美しさを醸し出すアジサイ。
石段を登り、広い境内には約80種4,000株のアジサイが咲き競います。
綺麗なアジサイのはなを見れば、身も心も清められるようです