淡紅紫色の桜が見守る卒業式
山口県防府市指定天然記念物『向島小学校の寒桜』が淡い紅紫色の花びらを枝いっぱいにつけ、校舎正面玄関前に艶やかで見応えのある姿を見る事が出来ます。
ヤマザクラとカンヒザクラの種間雑種であるサクラの園芸種で地元では早咲きザクラと親しまれています。
約90年前に当時の卒業生が記念植樹したと伝えられ、永い年月の間に高さ8メートル、幹回り約2.55メートル堂々とした大木に成長し、四方に9メートル前後の枝を張り、風格を備えた光景になりました。
19日に行われる卒業式には、満開の桜が見守るなか、卒業生を送り出すことでしょう
萩の椿小町と椿群生林
全国有数の規模を誇る萩市(山口県)の笠山椿群生林で、現在椿が見頃を迎えています。
約10ヘクタールの群生林には約60種2万5千本のヤブツバキが自生しています。
世界で笠山でしか見る事の出来ない『萩小町』『萩の里』『深草少将』など、貴重な品種もあります。
野鳥の鳴き声を聞きながら、珍しい品種の椿の花を見ながら散策して歩くのは楽しいものです。
特に遊歩道に落ちたたくさんの花に出会うと感動ものです。
土日は『椿見どころ案内人』や着物姿の『萩・椿小町』らも出迎えてくれ、一緒に写真を撮ったり、群生林内の案内もしてもらえます。
趣きのある笠木で利休門
露地などに仕切用に配される利休門を製作しました。
笠木が特徴的な簡素な門です。
今回、杉の曲がり材を使用しました。
梅の古木など面白い形のものを笠木に利用出来れば、侘びた風情を漂わせた利休門が情趣ある露地により調和するでしょう。
1.墨付き作業
2.切り込み作業
3.完成
ヒスイカズラ開花、まさにきらめく宝石
花はまるで、宝石のヒスイの色に似ていることから名前がつけられたヒスイカズラが開花とのこと・・・
早速、『ときわミュージアム』(山口県宇部)に行き、カメラにおさめてきました
フィリピンが原産地で、ルソン島やミンダナオ島の自生地では絶滅か危惧されているらしく、花はツメのようでマメ科のつる性植物で長いものは1メートルにもなるそうです。
それにしても鮮やかな色です
竹穂垣用竹枝続々入荷
竹穂垣用材料の孟宗竹の竹枝が入荷してきました。
“ハチク”という種類の竹枝が上品で、竹穂垣には適しているのですが、最近まとまった数量を確保するのが難しくなりましたので、孟宗竹の竹枝が主となりました。
梅雨になる前頃まで竹枝を山で拾い集めて、倉庫で保管します。
竹の枝と穂を使った竹垣にもデザインにより、独自の名を持った竹垣となります。
代表的なのが桂垣・大徳寺垣・蓑(みの)垣・茶筅(ちゃせん)垣などです。
竹枝をきれいに並べ、節を揃えたり、手間もかかります。
複雑な竹穂の文様を整然とした細工で仕上げると、とても美しい竹垣が生まれます。
これだけで十分完成された庭になるケースもあります。