コバルトブルーの海上を爽快に
映画のロケや数々のコマーシャルの撮影で見かける 角島大橋(山口県下関市)
梅雨明け後、渡る機会がありました
コバルトブルーの海士ヶ瀬(あまがせ)を跨ぎ、景観と調和したその姿は、まるで南の島を連想させます。
橋を眺めるビューポイント側に、八重咲きのムクゲが咲き誇っていました。
夏によく似合うシンボルツリーの一つだと思います。
無料で渡る全長1780mの角島大橋。
海の上を走っているようで大変爽快です
革命家がもたらした4粒の種
長府庭園(山口県下関市)の池には、多くの蓮(はす)があります。
この池の一隅に孫文蓮(そんぶんれん)と名付けられた中国の古代蓮が開花しています。
白地に淡いピンクの花をつけています。
中国の革命家孫文が、長府在住の支援者に4粒の蓮の種を贈ったものが株分けされ、現在長府庭園で華麗な美しさを見せています。
日の出とともに除々に花開き、花弁に残る水玉に陽があたり、神秘的な美しさを感じさせます。
午後になると、花を閉じてしまいます。
早朝5時頃から、多くの人々がカメラを手に観賞に訪れています。
見映えと耐久性をよくする天板
天然木を使用した板塀。スクリーンフェンスの依頼があり、製作作業を行いました。
木材は耐久性を高めるため、ACQの防腐加圧注入を施しています。
杉板の木目や節を生かし、天然木の風合いを楽しむためにクリアーの塗装をしました。
柱の地際に銅板を巻くことで、より耐久性を高めることができます。
さらに、天板を取り付けることにより、耐久性を高めることができます。
天然木の持つ暖かさがガーデンに馴染み、落ち着いた印象を感じさせる事でしょう。
雄大な借景に翼を広げた鶴灯籠
先日訪れた仙巌園(鹿児島県)
桜島を借景にし、錦江湾を海に見立てた雄大な庭園です。
庭園内に桜島をバックにした、スケールの大きい灯籠が据えられています。
笠の部分は鶴が大きく翼を広げた様に見えるので、鶴灯籠と呼ばれているようです。
解説文によると、灯籠までガス管を引いて、明かりを灯していたそうで、日本初のガス灯になるようです。
この庭園には、新しい時代を見据えた様々な事業や時代の息吹を感じられる場所が多く残っていました。
ここの竹林から日本各地へ広まった孟宗竹
先日訪れた仙巌園(鹿児島県)広い庭園の木漏れ日がさす趣のある石階段を上った所に『曲水の庭』と名付けられた庭がありました。
水に浮かぶ盃が目の前にたどり着く前に和歌を詠むという宴を行う庭です。
曲水の庭の側に、江南竹林と書かれた場所があります。
解説文によると、21代島津吉貴が中国南部より『江南竹』と呼ばれる竹二株を取り寄せ、移植した場所だそうです。
ここから全国各地に移植されるようになり、『孟宗竹』と呼ばれ、食料や各種生活用品として利用されてきました。
しかし、現在では未利用のまま放置されることも多くなり、社会問題にもなっています。ボランティアや公共事業などで整備されています。
ここの竹林から始まったのですネ