肥後狂句
「肥後狂句(ひごきょうく)は熊本県で創作・鑑賞されている狂句の一種。
熊本のラジオや新聞では定期的に扱われ、親しまれている文芸である。
一般の川柳・狂句と同じく五・七・五を定型とし、風刺や笑いと創作の基本
とするが、熊本弁の話し口調で作るところが特徴である(必ずしも熊本弁
特有の語彙を使う必要はない)。
また、創作の際には「笠(かさ)」と呼ばれるお題が出され、これを頭の
「五」の部分に据えて残りの七・五を競作するのが通例である。 」
というふうに書かれていました。
書かれているように、熊本日日新聞やRKKラジオではよく肥後狂句が扱われています。
熊大病院でも、院内に肥後狂句が掲示されていたので、前回奥様を連れていったときに、
一句投稿してみました。
笠は「考えすぎ」
「考えすぎ あーたん頭じゃ どぎゃんならん(考えすぎ あなたの頭じゃ どうにもなら
ないでしょう)」
と投句してみましたら、今日杏風会勉強会(熊本医師会)の園田六花先生から講評を
いただきました。
「字余りは注意しましょう。『考えすぎ あたの頭じゃ 無理ばいた」くらいでは?」
というご指導でした。うーんなるほど。肥後狂句は字余り、字足らずはルール違反だそうです。
しかし、優秀作品として、院内掲示していただけるそうです。
その昔、NHKラジオで正月にある「新春おめでた文芸」という番組の俳句に投句したところ、
放送で読まれたことがありました。そのときの俳句は「福袋 中身はいらぬ ものばかり」
でした。実は川柳だと思い、投句したのですが、俳句だったので、恥ずかしいと思っていた
のですが、選者の先生が、川柳風ですが、なかなか面白いとほめて?いただきました。
この話を俳句が趣味という人にしたところ、番組で読まれるとはスゴイ!とほめられました。
案外素質があるのかもしれません。ナンチャッテ。