植木のダウンサイジング。
テーマ:・にわしごと
2010/11/03 20:44
門冠マツのある玄関まわりと、道標型の灯籠が据えられた主庭、二手に別れての剪定作業でした。
わしは主庭のほうにまわり、クロガネモチのダウンサイジングです。

左手のサルスベリの脇に見えているのは、12尺の脚立です。
クロガネモチのボリュームは、遠くから見るとよくわかります。
これを約二メートルほど、高さを下げ、
全体的にしぼって、スリムにしていくわけです。
まずは、切ろうとする部分の枝をそぎ、続いて、クレーンでクロガネモチの頭を吊ってから、
チェーンソーの出番です。
ところが、今朝はちょっと冷えていたせいか、エンジンのかかりがよくありません。
せっかちMAXの親方が、クレーンの横で、まだかまだかという顔をしています。
冷や汗をかきかき、どうにかこうにかチェーンソーを叩き起こして、なんとかかんとか、無事に下ろすことができました。

庭の奥にあるザクロも日当たりが良くなって、来年はたくさん実をつけてくれるといいのですが。
わしは主庭のほうにまわり、クロガネモチのダウンサイジングです。

左手のサルスベリの脇に見えているのは、12尺の脚立です。
クロガネモチのボリュームは、遠くから見るとよくわかります。
これを約二メートルほど、高さを下げ、
全体的にしぼって、スリムにしていくわけです。
まずは、切ろうとする部分の枝をそぎ、続いて、クレーンでクロガネモチの頭を吊ってから、
チェーンソーの出番です。
ところが、今朝はちょっと冷えていたせいか、エンジンのかかりがよくありません。
せっかちMAXの親方が、クレーンの横で、まだかまだかという顔をしています。
冷や汗をかきかき、どうにかこうにかチェーンソーを叩き起こして、なんとかかんとか、無事に下ろすことができました。

庭の奥にあるザクロも日当たりが良くなって、来年はたくさん実をつけてくれるといいのですが。
セリの結果は、二勝二敗。
テーマ:・にわしごと
2010/11/02 19:32
秋の大市の日。
ですが、わしはマツ、カシ、ウバメガシ、モミジ、モッコクのある池の庭の手入れの一日でした。
今年の夏の暑さは、どうやら、マツにとっては、とても良かったみたいで、
例年以上にフサフサと繁っていました。
池の庭といっても、数年前、お客さんの要望で、水を抜いて、真砂土で埋められています。
池にかぶさるように植えられた木の手入れは、足場を組んで養生したり手間のかかるものですが、
水面だったところが土になると、一気に仕事し易くなります。
が、やっぱり水があるほうが、庭が呼吸している感じはします。
紅葉するモミジが水面に映るところを、縁側に座って見たいなあ。
で、話は競りへ。


つくばい二点、予算内で競り落とせました。
市では、ことごとく同じおじさんと競り合いになったらしく、
目を付けていた、もう二点のつくばいは、わしの予定価格を大きく超えて、
そのおじさんに持っていかれたそうです。
残念でしたが、手に入ったつくばい達の嫁入り先を考えると、楽しみになります。
ですが、わしはマツ、カシ、ウバメガシ、モミジ、モッコクのある池の庭の手入れの一日でした。
今年の夏の暑さは、どうやら、マツにとっては、とても良かったみたいで、
例年以上にフサフサと繁っていました。
池の庭といっても、数年前、お客さんの要望で、水を抜いて、真砂土で埋められています。
池にかぶさるように植えられた木の手入れは、足場を組んで養生したり手間のかかるものですが、
水面だったところが土になると、一気に仕事し易くなります。
が、やっぱり水があるほうが、庭が呼吸している感じはします。
紅葉するモミジが水面に映るところを、縁側に座って見たいなあ。
で、話は競りへ。


つくばい二点、予算内で競り落とせました。
市では、ことごとく同じおじさんと競り合いになったらしく、
目を付けていた、もう二点のつくばいは、わしの予定価格を大きく超えて、
そのおじさんに持っていかれたそうです。
残念でしたが、手に入ったつくばい達の嫁入り先を考えると、楽しみになります。
茶室と待屋をつくるために。
テーマ:・にわしごと
2010/10/30 20:46
剪定まっさかり、の時期ですが、
その合間をぬって、来年の年明け以降の庭工事に向けての打合せを
進めています。
そのひとつ、茶庭づくりで壁にぶち当たっています。
まず一つ目、
庭のリフォームなので、今植わっている、庭木のうち、不動のものがあること。
そのため、待屋を建てる場所にやや大きめのシャラがあり、寸法の調整が難しいのです。
ゆったり三人腰掛けるには一間分(約180センチ)欲しいのですが、待屋の屋根の長さを考えると、シャラの幹が障害にになりそうなのです。
150センチ級の待屋を設計していくことになりそうです。
壁二つ目、
和室が六畳間、なおかつ、本勝手用の炉と逆勝手用の大炉(一尺八寸)、二つ切らなければいけません。
畳が、パズルのように見えてきます。
その合間をぬって、来年の年明け以降の庭工事に向けての打合せを
進めています。
そのひとつ、茶庭づくりで壁にぶち当たっています。
まず一つ目、
庭のリフォームなので、今植わっている、庭木のうち、不動のものがあること。
そのため、待屋を建てる場所にやや大きめのシャラがあり、寸法の調整が難しいのです。
ゆったり三人腰掛けるには一間分(約180センチ)欲しいのですが、待屋の屋根の長さを考えると、シャラの幹が障害にになりそうなのです。
150センチ級の待屋を設計していくことになりそうです。
壁二つ目、
和室が六畳間、なおかつ、本勝手用の炉と逆勝手用の大炉(一尺八寸)、二つ切らなければいけません。
畳が、パズルのように見えてきます。
ご近所トラブルを避ける庭仕事って?
テーマ:・にわしごと
2010/10/22 20:18
剪定した葉っぱなどが、隣接するお宅に落ちるような時は、
あらかじめ、お隣さんの了解を得て、掃除に入らせてもらうことになります。
「お隣に落ち葉が入っちゃいけんけん、しっかり切っとってや」というお客さんのリクエストはよくあります。
植栽工事の段階で、特に家の密集する住宅地では、
伸びて大きくなることを想定し、手入れも考慮に入れて植え込むことにしています。
が、場所によっては、周囲の環境ががらりと変わり、
かつて畑だったところに大きなマンションが建ったり、隣のおうちが建てかえられて、以前はよく日が差し込んでいた庭に、隣家の壁が迫っていたり、いろんな変化があるものです。
今日の現場は、一メートルほど段差のある(こちら側が高くなっている)隣家との境界に、イチョウ、ゲッケイジュ、マサキ、ツバキなどが植えられ、足下には、ササやツルニチニチソウがはびこるお庭でした。
しかも、フェンスやブロック塀もない敷地すれすれに植栽が展開し、「生け垣」そのまんま、なわけです。
で、ここのお隣さんに挨拶にいくわけですが、何年か前、
「植木なんか、敷地の中にあるもんでしょ。こんな境目には塀だけにするのが普通でしょ。うちのまわりは塀だけにしてるわよ」
とチクリチクリ言われたことがあるのです。
案の定、今朝も「ゴミが落ちるので、掃除に入らせて下さい」と声をかけましたが、
こちらをチラッと見たきり、あとは黙ったまま、自転車でどこかに出かけていかれました。
午後、自転車で戻られたので、「どうもありがとうございました」とお礼を言ったのですが、
またしてもチラ見の無言でした。
普段から、うちの会社では、隣近所に迷惑をかけそうな現場において、
一、先手をうっておくこと(一言了解を得ておく)。
二、葉っぱが落ちなくなったら、真っ先に掃除しておく。
三、もちろん、きれいにする。
といった、きわめて一般的(だと思う)なルールで作業しているのですが、
今日のようなご近所さんに出くわすこともたまにはあります。
というわけで、「きれいになるねえ」とか「気をつけてやりんさいよ」と声をかけてくれるご近所さんは、ほんと、励みになるありがたいご近所さんなのです。
あらかじめ、お隣さんの了解を得て、掃除に入らせてもらうことになります。
「お隣に落ち葉が入っちゃいけんけん、しっかり切っとってや」というお客さんのリクエストはよくあります。
植栽工事の段階で、特に家の密集する住宅地では、
伸びて大きくなることを想定し、手入れも考慮に入れて植え込むことにしています。
が、場所によっては、周囲の環境ががらりと変わり、
かつて畑だったところに大きなマンションが建ったり、隣のおうちが建てかえられて、以前はよく日が差し込んでいた庭に、隣家の壁が迫っていたり、いろんな変化があるものです。
今日の現場は、一メートルほど段差のある(こちら側が高くなっている)隣家との境界に、イチョウ、ゲッケイジュ、マサキ、ツバキなどが植えられ、足下には、ササやツルニチニチソウがはびこるお庭でした。
しかも、フェンスやブロック塀もない敷地すれすれに植栽が展開し、「生け垣」そのまんま、なわけです。
で、ここのお隣さんに挨拶にいくわけですが、何年か前、
「植木なんか、敷地の中にあるもんでしょ。こんな境目には塀だけにするのが普通でしょ。うちのまわりは塀だけにしてるわよ」
とチクリチクリ言われたことがあるのです。
案の定、今朝も「ゴミが落ちるので、掃除に入らせて下さい」と声をかけましたが、
こちらをチラッと見たきり、あとは黙ったまま、自転車でどこかに出かけていかれました。
午後、自転車で戻られたので、「どうもありがとうございました」とお礼を言ったのですが、
またしてもチラ見の無言でした。
普段から、うちの会社では、隣近所に迷惑をかけそうな現場において、
一、先手をうっておくこと(一言了解を得ておく)。
二、葉っぱが落ちなくなったら、真っ先に掃除しておく。
三、もちろん、きれいにする。
といった、きわめて一般的(だと思う)なルールで作業しているのですが、
今日のようなご近所さんに出くわすこともたまにはあります。
というわけで、「きれいになるねえ」とか「気をつけてやりんさいよ」と声をかけてくれるご近所さんは、ほんと、励みになるありがたいご近所さんなのです。
トリマーかハサミか。カイヅカイブキの場合。
テーマ:・にわしごと
2010/10/21 20:44
午前の部、午後の部、二か所の現場を回りました。
カイヅカイブキの段づくりとコノテヒバの生け垣の手入れ、がそれぞれの作業内容となります。
ここで、使う道具の選択となります。
せっかちMAXの親方は、迷わずトリマー(いわゆるバリカンとも言います)を持ち出しましたが、
わしは、木に登って剪定するときはハサミを好んで使っています。
というのも、カイヅカイブキの段づくりで一つずつの玉のシャープな輪郭を際立たせるのは、
ハサミの方がうまくいくように感じるからです(バリカンの腕が足りない言い訳かも)。
ただ、ハサミの切れ味がバリバリに良いことが前提ですが。
そのためにわしは、カイヅカイブキ専用のハサミを用意しています(ステンレス刃です)。
そのかわり、バリカン並のスピードでハサミを動かさないと、作業時間がかかって、親方から「はよせーよ」の声がかかるので、この涼しい気候でも、汗だくです。
午後のコノテヒバは、バリカンでいくつもりだったのですが、40センチ(お客さんの要望です)ほど高さを下げることになり、ハサミとノコギリ使用でした(ちょっと手間を食います)。
結局「おーい、だんだん上がっていきよるど」、「まっすぐせえよー」と親方からやーやー言われつつ、どうにかこうにか、無事完了しました。
手間をかければ、間違いなくきれいになるはずですが、時間をかけると親方ににらまれることになるし・・・。
究極のジレンマです。
カイヅカイブキの段づくりとコノテヒバの生け垣の手入れ、がそれぞれの作業内容となります。
ここで、使う道具の選択となります。
せっかちMAXの親方は、迷わずトリマー(いわゆるバリカンとも言います)を持ち出しましたが、
わしは、木に登って剪定するときはハサミを好んで使っています。
というのも、カイヅカイブキの段づくりで一つずつの玉のシャープな輪郭を際立たせるのは、
ハサミの方がうまくいくように感じるからです(バリカンの腕が足りない言い訳かも)。
ただ、ハサミの切れ味がバリバリに良いことが前提ですが。
そのためにわしは、カイヅカイブキ専用のハサミを用意しています(ステンレス刃です)。
そのかわり、バリカン並のスピードでハサミを動かさないと、作業時間がかかって、親方から「はよせーよ」の声がかかるので、この涼しい気候でも、汗だくです。
午後のコノテヒバは、バリカンでいくつもりだったのですが、40センチ(お客さんの要望です)ほど高さを下げることになり、ハサミとノコギリ使用でした(ちょっと手間を食います)。
結局「おーい、だんだん上がっていきよるど」、「まっすぐせえよー」と親方からやーやー言われつつ、どうにかこうにか、無事完了しました。
手間をかければ、間違いなくきれいになるはずですが、時間をかけると親方ににらまれることになるし・・・。
究極のジレンマです。