フランス凱旋 vol.4
「光の祭典」開幕を翌日に控える
夜になると、若衆らが旧病院敷地内の保管場所で、行燈に灯りを付け夜高節を歌って意気込みを示した。
団員、ボランティアスタッフたちは、滞在期間、旧病院のホールを特別にお借りして、練り回しのミーティングや夕食を合同で行う。
かるく夕食を済ませ、今日は、これで解散なので、帰り道ぶらぶらと、町のレストランへ行って見た。
せっかくだから、「美味しい物と洒落たワイン」と思い、メニューを見た所、当然、何が書いてあるかさっぱりわからないこれは、大ピンチせめて、写真でも貼ってあれば~
なんとその時、店の奥から、「日本~の~かた~ですか~」と、なにやら、おかしな日本語の声がすると若き女性オーナーが歩みよって来た。まさに奇跡oh、神様、仏様、その女性は、まるで聖母マリア様に見えました。(リヨン市では、日本語は、99%通じない)その後は、もうこっちのペース。注文は、「とりあえずと、おまかせ」だけ、さすがに、マリア様でも分からない(笑) しかし、さすがは、マリア様、我々の言葉を理解し、美味しい料理とお酒を頂き、とてもフレンドリーになりました。
最後には、店からサービスと言われ、かなりアルコール度数が高いお酒を、ショットグラスで一気飲み 当然、終了~腰から砕け落ちました。
こうして、二日目も長い一日であった。明日の夜からは、いよいよ四日間、祭りの始まりだ
フランス凱旋 vol.3
「保管 組み立て場所」 到着
解体が決まっている旧病院敷地内で作業
分解して10月にで福野から発送した行燈の状態を確認
台の中央部に心木を立て、武者絵が描かれた田楽や最上部の山車を慎重に取り付けた。
遠征向けに、苦労して高さを低くした特別の行燈
高さ約6㍍の大行燈が組み上がると、団員をサポートするリヨン日本人会員やフランス人スタッフが大きさと鮮やかさに驚きの声を上げた。
「現地メディア注目」
福野夜高行燈の「光の祭典」参加は、フランス国内メディアの注目を集めている。行燈の組み立て作業に合わせて開かれた記者会見には、新聞・テレビなど13社が訪れた。記者たちは、団員にインタビューし、組み立ての様子を撮影した。地元通信社の記者は「夜高は繊細な魅力があり、フランスで喜ばれると思う」と話した。
バッテリーの取り付けも終り、まずは記念写真
上町団員16名 県議・市議
「光の祭典」は8~11日に開かれ、団員は大中小の行燈5基を練り回す。リヨン市庁舎で福野夜高祭り南砺市をPRする企画展も開く。
フランス凱旋 vol.2
「ボンジュール」フランス到着
6日、成田から別々のルートで3班に分かれて出発し、われわれの団員はアムステルダム(オランダ)経由、リヨン着で上陸した。
ホテルに着いたのは、現地時間のPM11時30分。福野を出発したのが午前0時、延べ移動時間は時差(8時間)を入れて32時間、長い1日だった。早速部屋に入り、と思っても、体はになっているので、なかなか眠れない。もしかして、時差ボケ
7日、今日は8時30分から、いよいよ現地行燈組み立てだ
ホテルの朝食は、一度に全員入れないので7時から4班に分かれて15分ずつの食事になっている。
そして、8時にホテル出発。組み立て場所までは、地下鉄で移動。滞在ホテルは丘の上にあった。駅までは、徒歩で10分ぐらいなのだが、坂道が急で、帰りは心臓破りの坂だった。
なんとか駅に着いたが、ホームも斜めのため、まっすぐに立っていられない。
メイン会場のベルクール広場に到着。さすがに祭り前の平日、だれもいない。
その周辺の町並み
フランス凱旋 vol.1
「光の祭典」へ団員出発
「光の祭典」には毎年、フランス内外から300万人以上が訪れる。「光の祭典」は約160年前、聖母マリアに祈りをささげ伝染病が治まったことに感謝し、市民が家の窓辺にろうそくをともしたのが始まり。
リヨン市は今回、東日本大震災からの復興を応援しようと、日本から〝光の祭り〟の招へいを計画。江戸前期に起きた大火からの復興の祈りに由来する福野夜高が選ばれた。
福野夜高にとって初の海外遠征。関係者には不安もあったが「せっかくの話。受けないわけにはいかない」と一致団結した。短時間での行燈製作や資金集めをやり遂げた。
住民が「福野の灯をリヨン市に」と書いた横断幕を掲げる中、見送りの若衆が「ヨイヤサー、ヨイヤサー」と威勢良く掛け声を上げ、団員たちは遠征成功を誓った。
一行はバス2台で成田空港へ向かい6日昼、3便に分かれて出発した。「光の祭典」は8~11日に行われ、リヨン市内の名所旧跡など300ヶ所以上がライトアップされる。
リヨン遠征へ
どや顔です
行燈積み込み
12月にフランス・リヨン市で開かれる「光の祭典」に参加する、福野夜高行燈5基のコンテナ積み込み作業が行われた。関係者が現地で引き回すのを楽しみにしながら5個のコンテナに納めた。
コンテナ(縦横各2.3m、長さ12m)にパーツを動かないように固定して、約10時間かけて積み込み作業を終えた。
コンテナは、トラックで名古屋港に運ばれ、22日船便でフランスに送られ、11月28日にフランスに到着する予定。12月7日に遠征メンバーが現地で組み立てる。
行燈製作
どや顔です
何とか今月中に、上町大行燈が、完成しました
フランスの祭りには、福野7町の内、4町の行燈が参加します。
上町(本家)では、人手不足のため、七津屋(分家)から5人、御蔵町から1人の要請があり、のべ15人で、七津屋から、若い頃を思いだして、今回の行燈製作に携わることになりました。
もちろん、他の町内の行燈製作は初めてで、最初は戸惑いもあり勝手がわからず苦戦していましたが、そのうち、人とも慣れてきて、毎晩、飲み会(笑)じゃなくて、製作を手伝っていました。
製作の様子を一部紹介します。
タルキ、竹、番線を使って骨組作り
紙張り(和紙)状況
紙張り完了
蝋引き完了(色と色が混ざらないように溶かした蝋で縁取り)
紅塗り(染料)状況
色塗り完了
光の祭典 フランスリオン市 上町の図がらにして見ました。
電気を点けて見たこの時、初めてどんな色が出るか、わかります。
したがっていつも後から、色の濃さ、染料調合の加減が課題となります。
上町の行燈なのに、調子にのって、七津屋のマーク まる七を書いてしまいました。
絶対ありえない
上町の人は、目が点になっていました(笑)
最後に、見えない裏面に、15人の名前を記念に書きました。
台締め(台の組み立て)
最初、行燈製作に来たときは、毎日暑くて、エアコンをかけての作業だったのに、今では、外での作業はスゲー寒い時刻はもう午前1時だ
お神酒をあげて、台締めも無事完了
今日から、やっと元の生活に戻れるが、嬉しいやら、寂しいやら、よくわかりません。
後は、無事にフランスまで、たどり着けるかが心配です。
それでは、また
行燈製作を、動画で見たい方は、You Tubeの(福野夜高祭り 七津屋 行燈製作)を検索して見て下さい。
こちら→ http://youtu.be/7xqg0fG1xJs
おまつりJAPAN
こんばんは どや顔です。
今年は、災害の多い年で、暗いニュースばかりですが、日本代表で女子サッカーなどが活躍され、明るい話題もありますが、日本代表の祭りも、負けてはいません
12月にフランスのリヨン市で開かれる(光の祭典)に、富山県南砺市の福野大行燈が参加することになりました。
祭典では160年の伝統を持ち、世界遺産の(歴史地区)などがライトアップされ300万人が訪れる大イベント。
行燈の優美な引き回しを通じ、日本文化の素晴らしさと東日本大震災被災地復興への思いを欧州で発信します。
今回は夜高行燈を持つ7町のうち4町が渡仏。大、中、小行燈を持ち込み、リヨン市街を練り回します。
行燈は、9月中に完成させて、約二ヶ月かけて船便でリヨン市へ輸送。12月に現地で組み立て、本番に臨みます。総勢60人の訪問団で、そろいの法被で身を包み、一丸となって復興を目指す日本の姿をアピールします。
それでは、今日も今から行燈制作に行って来ます。
剪定
超ベテラン職人I氏による松の剪定作業です。
松の剪定作業は、他の庭木より時間がかかるため、朝から、もくもくと作業しています。途中で声をかけても、話かえしてくれませんもう、自分の世界に入りこんでいます(笑い)
松の剪定方法にも、いろいろとありますが、今回は、鋏をあまり使わず古葉を取り除き、新葉だけで色の濃さを調節していく方法で作業にあたっています。古葉はすべて取り除いてあるため、松の力強い枝ぶりが良くわかります。
出来上がった松を、下から見上げると、枝の隙間からの木漏れ日が気持ちいいですよ
しかし、この作業は素手で行うため、超ベテラン職人I氏の指先は、血だらけになっていました(笑い)