嵐の中の巣立ちスズメ
昨日は(書いているうちに一昨日になりました)、台風が上陸するということで、朝からカッパを着て、台風対策で、鉢植えを移動したり、ツルバラの新しく伸びたシュートを支柱に固定したり。。。
雨も強くなり、ようやく作業も終えたので、部屋に戻って、一息ついていると、いつにも増して、鳥の鳴き声聞こえる。
テレビを付けていても、聞こえてくる、良く通る鳴き声。強い雨だから、軒下にでもスズメがいるのかしらと、外に目をやると。。。。。まだ、ろくに飛べない、幼いスズメが大雨の中、親を呼んでチュンチュン鳴いています。
その鳴き声の切ないこと。 チュン! チュン! パパ! ママ!どこ行っちゃったの?
わかりますか? ズームしても、私のカメラじゃこれが限界! かなり画像悪いですが。
ギボウシの下で、必死に寒さをこらえるように。
強風が吹いたら、鳴き声が止まる。必死に踏ん張っています。
この図!!もう、切な過ぎて!!
この子は親とはぐれたの?
これから、台風が来るといのに、大丈夫だろうか。
スズメは野生だから下手に手出しをしちゃいけないし、でも、このまま弱っちゃたら。。。。と思い、スズメについて、ちょっと調べてみました。
よくよく調べると、この子は親とはぐれた訳でもなく、巣立ちしたばかりのスズメだという事がわかりました。迷い子のように見えるが、きちんと親が少し離れたところで見守ってるという。
危うく、勘違いして、保護してしまう所でした。
こんな切ない光景。確かに、人間からすると保護してあげなきゃって思いがちですが、スズメにとっては誘拐と同じ事だという。
あまりにも切ない声でずっと鳴き続けたと思うと、気が付くと鳴き声がしばらくしない。
まだ、幼いスズメ。大雨にさらされて、体温奪われて、弱ってしまってるのでは。。。。
心配で、家事も手に付かず、また、カッパを着て庭に出る私。。。。
ネットで調べた情報によると、人が近づいて、逃げるようであればそのまま見守ってあげましょうとの事。
私が近づくと、ピョンピョン、繁みの中を逃げていきます。
あ、良かった。元気だ。
安心して、部屋に戻りしばらくすると、雨もおさまり、庭を観察していると、親スズメが飛んできていました。エサを運んでいる様子です。
親スズメは、巣立ちの後もしばらくは、子スズメに飛び方を教えたり、身の守り方を教えるのだそう。親が来てうれしいのか、繁みから飛び出てきた、子スズメを親スズメは、繁みの中に誘導しています。
親スズメが飛び立った後、親鳥を追うように飛ぶけど、まだ、1mも飛べない。
チュン!チュン!
また僕を追いてどこいったの~~。パパ~ママ~
ちゃんと繁みに隠れてないと、危ないよ~、教わったでしょ~。
なんて、ずっとスズメの動向が気になり、近づいてくる台風を気にしながら、 ほんと、何も手に付かない!
遅出の旦那が、「なんか今日鳥いつもよりうっさいねんけど~目覚めたわ。」て言いながら起きてきた。
いきさつを話すと、旦那も気になってしょうがない。
慌てて、お弁当の準備をしている私の代わりに、スズメを見守っている。
台風が近づいてきた時にこの子が強風で飛ばされるんじゃないかと思い、雨風が少しでも避けられるように、植木鉢を何個か横倒しに置いてみた。(結局一度も入ってなかったけど・・・)
鳴き声がしばらく止む度に、心配になり、カッパを着て、庭にでて、スズメの安否を確認する私。
その繰り返し。
日没頃、親スズメが飛んで着て、それ以降、スズメの姿も鳴き声も聞こえない。 親鳥と一緒に、今日の寝床に行ったのかもしれない。
勝手に、親ごころを抱いて、心配してましたが、スズメにとっちゃ、そんな事関係ないですね。ちょくちょく様子を見に来る私は脅威でしかなかったでしょうね・・・・(^_^;)
台風も過ぎ、翌朝、庭のチェックしてみるけど、やっぱりスズメはもういない。
少し離れた所から、聞き覚えのある、切ないチュン!チュン!という鳴き声が。 多分、無事に台風を乗り切ったんだね~。よかったよ。
台風とスズメの動向にに、気が気じゃない一日でした・・・・・・・(^_^;) ちゃん、ちゃん!