剪定はどうしたらいいですか?
樹木屋では、毎月月初に、今までご購入いただいたお客様や会員登録していただいたお客様に、メールをお送りして、毎月のお庭のお手入れ方法をお伝えしています。
そうすると、「以前お送りしていただいた○○の木、とても元気にしていますよ」とか「ちょっとこういうところが心配です」などと言った、お返事をしてくださる方もいらして、とても嬉しくなります。
昨日は、「以前購入したエニシダが元気に大きくなっていてきれいだけど、ちょっと大きくなりすぎて、場所が狭くなっています。剪定はどうしたらいいですか?」というメールをいただきました。
エニシダは、常緑樹の低木です。落葉樹のように、常緑樹もこの時期は休眠中ですが、寒さを嫌うものが多いので、剪定は温かくなるまで待った方が無難です。また、花芽を切ってしまうともったいないので、本当は花後まで待てたら待った方がいいですね。もともと自然樹形を楽しむ低木ですが、よく生長して広がるので、花壇の広さに制限があるようなら、毎年花後に、余分な古枝を間引くように根元から切っていただくといいかと思います。
お庭の相談に乗らせていただいてますので、また何かありましたら、いつでもご相談くださいませ。
ヒメシャリンバイ:ロゼア【常緑・低木】
こちら、ヒメシャリンバイのロゼアという品種です。丸っこくて小さい葉っぱが冬でもついている、常緑樹の低木です。冬の寒風にあたると、濃い緑色の葉の先が深紅色に変わって、グラデーションが綺麗です。寒さにも強く、とても丈夫な木なので、公園などの寄せ植えにもよく使われます。
ロゼアという品種名からも分かるように、春の可愛らしいピンク色のお花が可愛いです。
2月のお庭のお手入れ方法
既に冬芽をつけている木々たちの中に、つぼみをどんどん膨らませてくる木々も出てきて、早春を感じますね。
さて、 本日は、樹木屋 毎月恒例の 2月の庭木のお手入れ方法 をお届けします。参考にしていただけたらと思います。
2月は、1月同様、まだ朝晩の冷え込みが厳しい時期ですが、節分を過ぎるともう立春です。この間に春のお庭の準備をしておくとよいですね。
まず、花壇で草花を栽培している場合には、いつまでも同じ土を使っていると病原や害虫が溜まったり、養分欠乏を起こしたりしてよい苗が育たない場合があります。この時期は土壌改良のチャンスです。そういった場所は、思い切って深く耕して上と下の土をひっくり返す「天地返し」をする、古い土と新しい土を入れ替える「客土」をする、堆肥や腐葉土などの有機物を施す、などの作業をこの時期に済ませておくとよいでしょう。
冬は種苗を入手するにもよい時期ですし、移植も適期です。新しい苗も出回りますので、気に入った苗を購入しましょう。根巻き苗は資材をはがさずそのまま、ポット苗はポットを取り外し、根詰まりしている根は少しほぐして植えつけます。風で株が揺れると活着が上手くいかないので、支柱を必ず添えてください。
これから一日ごとに昼が長くなり、既にお庭に植えてある樹木は休眠から覚め始め、根が養水分を求め始めます。春以降の生育を促すため、寒肥の作業を落葉樹に行いましょう。常緑樹の肥料は3月まで待ってください。水やりは、まだ、鉢土の表面が白く乾いたらあげる程度で大丈夫です。
室内で冬越しさせていた鉢は、温度の急上昇を防ぐため、日中に窓を少し開けたり、窓辺から少し遠ざけたりするなどの対応をすることも忘れないでくださいね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。寒い日が続きますが、風邪などひかれませんように、お過ごしくださいませ。
本年もよろしくお願い申し上げます。