サルスベリ【落葉・高木】:実物の木がみたい方へ
こちら、現在のサルスベリの木が、農園に植わっている状況です。サルスベリは落葉樹の高木で、夏の花期がとても長く、玄関を華やかに彩ることができる、シンボルツリーに適した庭木です。先日のお問い合わせにお応えして、メールに写真添付してお送りしたものです。
お客様からのお問い合わせで、多い内容の中の一つですが、
「ネットで木を買うのが不安。一度、実物を見てみたい!」
というような内容のものがあります。木は、樹種もありますが、更にその1本1本にそれぞれの個性(私たちは通常木なので、個体差と呼んでいます)があり、樹形もそれぞれ違ってきます。ただ、その木が持った特製みたいなものがあって、この木はすらっと上に伸びるタイプ、横によく広がるタイプなどの特徴もあります。
当店のお客様の場合、
1.自分の目で確かめたい派
2.その木の種類の性質を聞いて、後の個体差に関しては、「●●って感じがいいからそういうの選んで」というようなお任せ派
が4:6くらいでしょうか。つまり、半数弱の方に、実物を確かめていただいてから、購入を決めていただいています。
その方法として、
①この愛知県内にお住いの方ですと、まずは、農園に直接足を運んでいただき、ご自身で見て選んでもらう方法。
②もうひとつの方法は、実際にこちらには来られないので、写真を見て、納得されたらお買い上げいただく方法。
この2つの方法ですと、9割の方が②の方法を選ばれます。まず、地理的に難しい方と平日に見に来ることが難しい方、後は、写真さえみて置けば、ある程度安心という方が圧倒的に多いのだと思います。
さて、写真をお送りする場合、私たちは色々気を遣う点があります。まず、植わっている木の位置や背景の状況によって、農園で植わっている木をそのまま写真に撮っただけでは、見づらくて判断いただけないことが多いからです。それですので、一番多い方法は、いったん木を抜いて、根っこの根巻きをして、わざわざトラックで見やすい位置に木を移動させてから、写真を撮って、お客様がその木を購入するかどうか分からないので、また、改めて、農園に戻すという、すごい手間がかかります。 当店は、普通の園芸店のように、既に根っこ切りをして、根巻きをしたものを仕入れて、いつまでも店頭に置きっぱなしで売っているお店とは、異なります。お客様の所にお届けするまでは、できるだけ土の中に植えた状態で、在庫管理をしている庭木になります。
以上の理由で、「何本か木の写真を送ってくれたら、その中から選ぶよ」というお声にはなかなか対応できず、写真の希望は、一人一回1枚のみ でお願いしています。「すらっとした木が希望」とか「株立ちの多い木が希望」などの希望に合わせて、できるだけそれに合ったものをお送りして、気に入らなければ見送っていただくか、次の木を改めて選んでお送りしますが、98%の方が、一度目にお送りした木の写真でOKをいただけているのが現状です。ありがたいことです。
(※一部、買うも買わないも何もお返事をいただけない方がいらっしゃいますが、これだけの手間暇がかかりますので、できたら、気に入らなかったので、今回は見送りますなどのお返事をひとつでもいただけましたら、その木を他の方に回すことができるので、大変ありがたいです。農園でも写真を送った時点で、ある程度の期間はその木をホールドしますが、あまりお返事がなければ、他の方に回すなどのことをしないと、作業上、支障が出るので、ご理解をいただけたら嬉しいです^^)
今回、農園に来たい!と言われた方には、まずこのサルスベリの写真の植え具合をご覧いただきました。中にいい木がありそうだということで、こちらに実際来られる日を検討いただいているご様子です。ただ、農園は忙しいので、来園は完全予約制 にさせていただいています。また、1本だけを購入するのに、樹種も決めかねていて、ただぐるぐる農園を見たいと言う方も、先にこちらでお話を聞いて、ある程度木を決めてから来ていただくようにしています。農園はとても広く、また、各方面に散らばっておりますので、車でそれぞれの場所へ案内をしなければなりません。案内するのも1時間以上はかかってしまいますので、できるだけ、来園の際には樹種を絞った形で、また、できましたら、2本以上の購入を検討されている状況の方で、お願いしています。それぞれの状況によって、違いますので、用途、植える環境の図面、お写真など、先に用意されてから、是非、まずご相談くださいませ。
本当にいい季節になってきました。春花壇を整えるにも、3月上旬はまだまだ寒かったですが、昨日の春の彼岸が過ぎて、日差しが一段と暖かくなってきました。芽だしの時期は、木が体力を消耗するので、芽が開きだす前の今のうちに、移植を済ませたいものです。当店も、今が出荷のピークです。できるだけの対応をさせていただきますが、お返事に時間がかかる場合もございますので、木を植えたい日があれば、その日数に少し余裕を持った形で、ご相談いただければ幸いです。
マルバノキ【落葉・中木】:1.5m好評に付き、完売しました!
今まで、店長一押しで、販売させていただいていた、マルバノキの1.5m、好評に付き、完売いたしました!!!ありがとうございました。
マルバノキの現状はこんな感じで、手前から後ろ側へと、順々に背の高い順に並んで、農園に植わっています。
マルバノキは大変人気の木の落葉樹、中木の庭木ですが、次に樹高が高いマルバノキ1.2mも、在庫わずかとなっております。それも終わりますと、後はマルバノキ1mくらいの苗木になってまいりますので、気になっている方は、お早めにご注文くださいませ。
落葉樹シンボルツリー にマルバノキを植えられたい女性の方は大変多いですが、気を付けていただくことは夏の強い日差しです。逆に、あまり日が当たらないのですが、というご相談もいただきますが、半日陰くらいがちょうどよい樹です。また、生育がとても緩やかで、横にもあまり広がらず、大きくなり過ぎない木です。ご自宅の植えられたい場所の条件を考慮に入れて、選んでみてください。
また、マルバノキの特徴として、病害虫もなく、強剪定を嫌い、自然樹形を楽しむ庭木。手入れや管理が楽で、更に、葉の形、葉色、樹形を存分に楽しんでいただけます。
120cmと150cmは、写真だとあまり樹形に違いはみられないかもしれませんが、新築の方など、最初から見映えの欲しい方には、樹高の高めの方の木をお勧めしてます。その理由は、マルバノキは、生長生育がとても遅いので、100mから各ご家庭で育てようとすると、とても時間がかかります。
樹木屋では、養分や木の形など一番気を遣わないといけない時期をきちんと世話した木、かつ、移植に適した一番最後の時期を迎えた、成木にはいったばかりの木を中心にして、販売するようにしています。 成木に入る時期ですが、樹木によって、年数や高さが変わってきますが、おおよそ、高木の場合200㎝、中木ですと120~150cm、低木ですと50~80㎝が目安でしょうか?安定期に入ってくると、三つ子の魂100までのお手入れは、おおよそ済んでいる感じです^^
ただ、御予算的なことのご相談やお問い合わせ頂くので、 100cm未満の苗木もご用意していますので、ご予算がある方は、ご相談くださいませ。
樹形を気にされる方には、できるだけ配送前に樹木の写真をお送りしています。こういったことも、遠慮せずお問い合わせくださいませ。
ツリバナ【落葉・高木】:移植適期ってどういう意味?!
「移植適期」と聞くと、「植込み適期とどう違うの?」って思う方いるみたいです。
-「植込み」というのは、単純に、そこにある苗木を土に埋めてあげるってだけです。
-「移植」というのは、今土に植わって既にその土地に根付いている木の根を切って、別の場所に植え替える作業のことを言います。
前者が単純に1つの「植える」という作業だけなのと比べて、後者は「切ってひっこぬいて」→「植えなおす」という2つの作業が、同じ時期に発生します。
つまり、今は、根を切るのにも、いい時期という意味なんですよね。「根を切る」ということは、水や養分を自分の体に運ぶ大切な部分である根っこを切断するわけですから、やっぱり木にとっては負担です。1年の中で、眠っている時期、一番活動していないこの休眠期に、根を切ってやるのが、植物にとって最も負担のない作業方法ということなります。冬でないときに販売する可能性がある樹木に関しては、この冬の間に、すぐに販売しないとしても、一度根切りをしてお引越しをさせるという作業をしておくと、休眠期じゃない時期に再度掘り起こしても、負担を軽減することができるのです。ですので、樹木屋で扱う木々は、今の時期以外に販売して配送するものに関しては、そういったことがされている木だとお考えください。逆に言うと、問い合わせがあったその時期に農園に木の在庫があったとしても、前年の休眠期にこの作業がされていない木は、販売しないということになります。
この「ツリバナ」きれいですよね~。 ツリバナは、落葉樹の高木で、シンボルツリーに適した樹で、特に女性に大人気の木です。落葉樹ですから、もちろん今は葉がありませんが、こういう状況の時に植えていただくのが、ベストなのです。農園では、この木を売る売らないにかかわらず、この時期にいったん、こうやって掘り起こして根巻きをして、また別の場所に植え替えます。この手間が、普通の庭木と、販売できる木の違い・・・農家さんって忙しいんです^^
フェイジョア【常緑・高木】:アポロなど品種の選び方について:在庫あと少しです!
フェイジョアのアポロという品種が、とても人気です。
●何故かと言うと、フェイジョア果樹の花には、雄しべ雌しべがありますが、同一木内では自家結実性がほぼないため、2本取り揃えないと受粉がされず、結実を迎えません。ですが、アポロは1本でも同木内での受粉が行われ、結実性が高いと言われているからです。
●また、もう一つの理由に、アポロのように品種指定のものは、基本的に、ものすごく小さい苗ものしか、市場に出回らない傾向があるということですね。品種ものを育てるのは大変ですし、基本的には樹形はあまり関係ないので、早いうちに農家さんが手放すということでしょう。年数のあまり立たない苗はやはり安く手に入れることができます。金額だけを基準に選ばれる方は、それでもよいと思います。
当店は、シンボルツリーをメインに販売するネットショップですので、やはり幼木のうちのお世話や手入れ、樹形については、こだわりがあります。それが、新築を建てたばかりの時に、庭に植える木をこだわって選んでくださる方がお客様に多い所以だと思います。
ただ、ひとつ、いつもお電話でフェイジョアの品種について、お問い合わせをいただくときに、お伝えすることがあります。改めて、ブログでも、お伝えしておきたいと思います。
①樹形を気にされるのであれば、、、
1.5m以上の、普通のフェイジョア(品種指定なし)をお勧めします。
当店では、ご説明が難しくなるため、最近混雑種と掲載するようにしましたが、別に雑種と言うわけではありません。あくまでも実生(種から)で育てたものなので、親の品種を受け継がず、原種の性質が再現されることが多く見受けられます。それで、品種が特定できない木ということになります。が、ものはいいです。2本あれば、結実する確率は高いです。
②2本植える場所がないけれど、フェイジョアの実が欲しい! フェイジョアのアポロをお勧めします。。。が、樹形はある程度、あきらめてください。
フェイジョアのアポロは、幹が曲がり易いです。それでも、樹木屋で扱うフェイジョアアポロは、1.2mになるまで、できるだけ芯が立つように、矯正して育てています。それでも、曲がり易いもともとの性質がありますし、実をたくさんつけるためには、果樹は、太陽の方向に好きなように伸びていきたいものなので、そのようにさせてあげてください。でも、実はたっぷり楽しめますので^^ お子様のいらっしゃるご家庭にはお勧めです。
③2本植える場所がある。樹形も気にするけど、実も欲しい。
ご予算もあるでしょうから、少し気長に育てるつもりで、小さ目の、普通のフェイジョアを2本植えられたら、いかがでしょうか? やはり樹高が高い木になりますと、こちらで育てる年数手間がかかってますので、お値段が小さいものより高くなってしまいます。少し樹高の低い木は、樹形の矯正が最後まではできていませんが、それでも、最初の数年はちゃんと施してありますし、2本あれば、実を楽しめますので、この方法をお勧めします。今だと、フェイジョア:ジェミニという品種もご用意しています。
少し話がそれました。。。フェイジョアのアポロという品種がとても人気ですというところに話を戻します。
大きめに育てた1.2mの農園在庫がほとんど予約だけでなくなってきてしまいました。 ネットショップですので、お客様が注文ボタンを押した瞬間に、他の方もボタンを押すとか、農園で売れてしまうということもありますので、少し余裕を持って、在庫数字を掲載しています。昨晩も後◎本というのが、あっという間になくなってしまいました。今朝改めて確認しまして、残りぎりぎり3本を確保しましたので、掲載しました。もうこれ以上は本当にないと思いますので、これが売れてしまった、一年くらいは出せない品種だと思います。頑張って、農園に育ててもらいますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
アオハダ【落葉・高木】
アオハダは、2mより生長してしまっていて、宅配便で送ることが、宅配会社のトラックの関係で難しく、しばらく在庫なしになっておりましたが、また2mクラスのものが出荷できる運びとなりました。今日から、在庫有りになっておりますので、長らくお待ちいただいたお客様は是非お買い求めくださいませ。ご理解いただき、ありがとうございました。
アオハダは、落葉樹の高木で、シンボルツリーになる素敵な木です。幹の表面を削ると緑色の内皮が出てくるので「アオハダ」と呼ばれています。5月~6月、枝先に小さな花を咲かせますが白っぽい色で、あまり目立つものではありません。葉は黄葉し、赤い果実には光沢があります。お庭のシンボルツリーとしてうってつけ。
冬にこんな実をつけますので、土のないお宅の入り口にも、こんな風に鉢植えにして育てていただくのもすてきです。
基本的に畑で小さいうちから育てるのが難しく、入荷は山取りになります。本日もお問い合わせがあり、人気のある木ですし、本数に限りがあるため、ご希望の方は、ある時にさっとお買い上げいただいた方がよいですよ。