2月のお庭のお手入れ方法【樹木屋】
寒い寒いと言ってますが、ふとお庭に視線を移してみると冬芽がふっくら膨らんできていたり、今月は各地で梅まつりが予定されたりします。確実に、春が近づいていますね。
では、2月の庭木のお手入れ方法です。参考にしていただけたらと思います。
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2月は、1月同様、まだ朝晩の冷え込みが厳しい時期ですが、節分を過ぎるともう立春です。この間に春のお庭の準備をしておくとよいですね。
まず、花壇で草花を栽培している場合には、いつまでも同じ土を使っていると病原や害虫が溜まったり、養分欠乏を起こしたりしてよい苗が育たない場合があります。この時期は土壌改良のチャンスです。そういった場所は、思い切って深く耕して上と下の土をひっくり返す「天地返し」をする、古い土と新しい土を入れ替える「客土」をする、堆肥や腐葉土などの有機物を施す、などの作業をこの時期に済ませておくとよいでしょう。
冬は種苗を入手するにもよい時期ですし、移植も適期です。新しい苗も出回りますので、気に入った苗を購入しましょう。根巻き苗は資材をはがさずそのまま、ポット苗はポットを取り外し、根詰まりしている根は少しほぐして植えつけます。風で株が揺れると活着が上手くいかないので、支柱を必ず添えてください。
これから一日ごとに昼が長くなり、既にお庭に植えてある樹木は休眠から覚め始め、根が養水分を求め始めます。春以降の生育を促すため、寒肥の作業を落葉樹に行いましょう。常緑樹の肥料は3月まで待ってください。水やりは、まだ、鉢土の表面が白く乾いたらあげる程度で大丈夫です。
室内で冬越しさせていた鉢は、温度の急上昇を防ぐため、日中に窓を少し開けたり、窓辺から少し遠ざけたりするなどの対応をすることも忘れないでくださいね。
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最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
今後とも、樹木屋をどうぞよろしくお願いいたします。
庭木・植木総合専門サイト:シンボルツリーの樹木屋
ヒメイチゴ【常緑・低木】
クロソヨゴ【常緑・高木】
ソヨゴは勿論人気ですが、当店ではクロソヨゴも人気です。あまり大きくなり過ぎず、生長が緩やか、常緑樹で丈夫、安定しているからです。勿論、ソヨゴらしい風格も備えています。
ソヨソヨと風が吹くときに葉擦れする音が爽やかなソヨゴ。ソヨゴとの違いは、幹の色です。常緑樹のシンボルツリーに適した庭木です。
マルバノキ:新品種【落葉・中木】
マルバノキという落葉樹の中木がとても人気です。ハート形の葉がついて、とても可愛らしい木。ただ、日差しに若干弱く、植えたくても植えられる条件の場所じゃないと言うことで、諦められる方がいらっしゃいます。そういう方に、お勧めなのが、この新品種のマルバノキです。西日が当たり過ぎる場所はやはり難しいですが、若干でしたら、こちらの木をお勧めしています。
通常のマルバノキより強健ということで、少し見た目もたくましい感じですが、葉の色の変化も楽しめて、素敵なシンボルツリーになることと思います。
エゴ、常緑ヤマボウシ、ピンクスパイヤー【お客様からのお写真】
昨年末12月にお写真を送ってきていただいた、お客様からのお便りをお届けします。
常緑ヤマボウシやオタフクナンテンなど、冬でも、こうして常緑樹を植えていらっしゃると、寂しくならずにとても元気なお庭に見えて素敵ですね。
写真センター奥に見える、シンボルツリーのエゴやアメリカリョウブ:ピンクスパイヤーは落葉していますが、四季を感じさせてくれる存在感のある庭木です。格好いいですよね。
芝の手入れを本当にまめにされていらっしゃるとお伺いしていましたが、冬でも見事に美しい色です。
こうして、こちらからお送りした木々の生長や、お庭の様子を送っていただけるお客様からのお便りを毎回楽しみにしている樹木屋です。