ギンバイカ【常緑・低木】
先日出荷のギンバイカの写真を掲載します。
ギンバイカは、常緑樹の低木ですが、若干寒さに弱いので、ポットで育てる時期のものについては、冬の間、ビニールハウスに退避させることがあります。ただ、ビニールハウスに入りっぱなしのものを移植して、急にお庭に植えると急激な変化に耐えられないといけないので、冬の間の移植に備えて、敢えて外の寒さにならした苗もご用意してあります。
その場合、葉の色は、このくらいの色になりますが、品質上全く問題なく、却って移植後のダメージが少なくて済んで、春にはまたきれいな緑色の葉っぱが出てきます。
ですので、ご購入時、樹木屋では、植えられる予定の時期や場所をお聞きする場合があります。今回は、春まで鉢植えで楽しんで、寒い時には苗を退避させ、春にはお庭に植えたいというご要望でしたので、前者の苗をお送りしました。春の移植がスムーズに行くといいなと思います。
ヒュウガミズキ【落葉・低木】
昨日、掲載したトサミズキに似た、ヒュウガミズキの写真も撮れましたので、掲載します。こちらも出荷間近です。
ヒュウガミズキは、落葉樹の低木。トサミズキより、少し小ぶりで、こんもりした感じになりますので、「あまりスペースがとれない、大きくなって欲しくない」という方にお勧めです。小さくても花付きがとてもいいので、植えてすぐにお花が楽しんでいただけるのもいいですね。
蕾の感じはまだこんな感じ。3月の開花に向けて、準備が始まったばかりという感じでしょうか。細かく分かれた枝にたくさんの芽がついています。
出荷の際には、できるだけ蕾がたくさんあるものを選んでお送りしてます。生育して大きくなると、満開時はこんな感じになります。 一気にお庭が華やぎます。
トサミズキ【落葉・低木】
本日は出荷を間近に控えた、トサミズキの写真を掲載します。 現在の樹高が1mのものです。
トサミズキは、落葉樹の低木で、早春にお花を咲かせる花木です。今月いよいよお花を咲かせてくれるでしょうかという感じで、蕾が少しずつ膨らんできました。落葉樹なので春までは移植にいい時期ですが、特に花を咲かせている時より、その前に移植した方がよいです。
蕾がたくさん。見づらいかもしれませんが、写真の中で黄緑色や緑色になってきているのが花芽です。葉芽よりも花芽が先にほころびますし、花付きがとてもいいので、満開の時期には、黄色一色になります。似たお花をつけるヒュウガミズキよりも、樹高も葉っぱもお花も大柄です。
こんなお花が見られるのも、もうすぐですね。
2月のお庭のお手入れ方法【樹木屋】
寒い寒いと言ってますが、ふとお庭に視線を移してみると冬芽がふっくら膨らんできていたり、今月は各地で梅まつりが予定されたりします。確実に、春が近づいていますね。
では、2月の庭木のお手入れ方法です。参考にしていただけたらと思います。
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2月は、1月同様、まだ朝晩の冷え込みが厳しい時期ですが、節分を過ぎるともう立春です。この間に春のお庭の準備をしておくとよいですね。
まず、花壇で草花を栽培している場合には、いつまでも同じ土を使っていると病原や害虫が溜まったり、養分欠乏を起こしたりしてよい苗が育たない場合があります。この時期は土壌改良のチャンスです。そういった場所は、思い切って深く耕して上と下の土をひっくり返す「天地返し」をする、古い土と新しい土を入れ替える「客土」をする、堆肥や腐葉土などの有機物を施す、などの作業をこの時期に済ませておくとよいでしょう。
冬は種苗を入手するにもよい時期ですし、移植も適期です。新しい苗も出回りますので、気に入った苗を購入しましょう。根巻き苗は資材をはがさずそのまま、ポット苗はポットを取り外し、根詰まりしている根は少しほぐして植えつけます。風で株が揺れると活着が上手くいかないので、支柱を必ず添えてください。
これから一日ごとに昼が長くなり、既にお庭に植えてある樹木は休眠から覚め始め、根が養水分を求め始めます。春以降の生育を促すため、寒肥の作業を落葉樹に行いましょう。常緑樹の肥料は3月まで待ってください。水やりは、まだ、鉢土の表面が白く乾いたらあげる程度で大丈夫です。
室内で冬越しさせていた鉢は、温度の急上昇を防ぐため、日中に窓を少し開けたり、窓辺から少し遠ざけたりするなどの対応をすることも忘れないでくださいね。
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最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
今後とも、樹木屋をどうぞよろしくお願いいたします。
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