ジュンベリー【落葉・高木】:成長後の大きさ
「成長後ってどのくらいなりますか?」これは、当店に寄せられる、よくある質問です。
樹のことを調べると、大体どのくらいの大きさになる木かというのが、書籍でもネットでも、当店のサイトでも書いてありますが、正直、植える環境によって大きく変わります。
例えば、こちらのジュンベリー、植えてもう何年にもありますが、大体4mくらいで止まっています。書籍で見ると、7mとも10mとも書いてありますが、一般のご家庭のお庭の土で、さほど敷地がない土地であれば、芯を止めず自然に育ててもこのくらいかと思います。これより小さく収めたいという場合でも、芯を切ってしまえば上方向への成長は止まります。
また、株立ちが多い木を好まれる方が多いですが、ジュンベリーは、どんどん株数が増えてくる木ですので、年数がたつと横へのボリュームも望めます。落葉樹で冬の間は寂しい木がしますが、これくらい株立ち本数があると、冬の間も存在感のある堂々としたシンボルツリーですね。もちろん、不要なひこばえは切ってしまっても問題ありません。
サンゴカクモミジ【落葉・高木】
サンゴカクモミジの幹や枝が、更にきれいな赤色の季節になってきたので、ご紹介します。寒さがピークになる今くらいの時期から2月頃が一番鮮やかな赤色になります。葉がない冬に、その幹枝だけで、とてもきれいな彩りをお庭に加える、存在感のある樹木です。
サンゴカクモミジは、落葉樹の高木で、ヤマモミジ系のモミジの園芸品種です。幹枝の赤色がサンゴ礁のようという意味で、この名前がついていますが、最近はサンゴモミジの愛称でも親しまれています。この色は春夏には薄くなりますが、その頃のきれいな緑葉との対照はとても美しいです。和洋どちらのお庭にも合うので、若い方にも年配の方にも人気がある樹木です。四季折々楽しませてくれます。
常緑ヤマボウシ
先日お届けした常緑ヤマボウシ。冬の間も出荷できる常緑樹です。とても強い樹であること、花付きがいいこと、冬になると、葉が深い銅葉色になることなどの特徴で、とても人気があります。枯らしてしまう心配があまりないのと、春にも冬にも、お庭に色を加えることができるのですよね。
この葉っぱの間にちょこちょこっと見せている丸いものが、花芽です。秋からずっとたくさんの花芽をつけて、首を長くして春を待っている状態です。お客様のところでも、来年もたくさん花を咲かせてくれそうです。
ソヨゴ【高木・常緑】
最近増えているソヨゴの照会。年末から年始にかけて新築に入居されてから、どうしても常緑樹が欲しくなり、探されている方。冬でも移植ができる大きな常緑樹(高木)ということで、やはりソヨゴが人気です。
そういったご要望にお応えしてお客様にお写真を送るため、今日の午前中は畑で写真撮りをしてきました。ソヨゴは、 成長が遅く、葉がそんなに密集していないため、葉が落ちるのも気にならなく、管理が楽な樹木です。成長が遅い分、農園で育てるのには手間はかかるのですが、お客様に受け取っていただくときまでに、ゆっくり十分手間をかけて成木にしている分、安定した状態でお届けすることができます。手間のあまりかからない木をお願いしますというお問い合わせで、候補にあがるのが、ソヨゴです。
ソヨゴの畑