絵を描くように、モミジの手入れをする。

テーマ:・にわしごと
マツやモミジなどの剪定をして、常々思うのですが、

手入れの結果の良し悪しは、その木が大きければ大きいほど、下から見上げた時の美しさに表れるように感じます。

枝や葉の密度は、お客さんそれぞれの好みがあって、必ずしも、わしの美的感覚を押し付けることはしませんが、

「おまかせ」となると、「この木が一番きれい見えるように、ハサミを入れよう」と当然なります。

で、今日の作業のメインがモミジでした。

教科書的には、落葉の時期に剪定すること、となっていますが、一年を通して、それなりにハサミの入れ方はあるもので、

紅葉をはさむ10月、11月は庭ごとに対応が異なります。

例えば、「紅葉は少しでいいから、落ち葉が少なくなるように、葉っぱは落としておいてね」と頼まれることもあるし、

「これから紅葉するから、切るのは、夏場に焼けた葉と見苦しい徒長枝くらいにしておこう」ということもあるわけです。

どちらにしても冬場は、葉っぱがゼロ枚になるわけですから、それを見越して、

枝の流れに主眼を置きつつ、残す葉の密度や形を考えて、ハサミを入れます。

イメージ的な例えになりますが、

横山大観の落葉した雑木林の画に、点描で緑色をつけていく、ような感覚です(伝えにくいイメージですが)。

ともかく、

下から見上げた時、川の流れのような枝ぶりに、

まるで風が見えるようにさらさら葉が揺れる、

そんなモミジにしたい、と思うわけです。



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己斐の猿飛えっちゃん

☆えっちゃん (わし)
昭和50年11月生まれの35歳

植木と「ズッコケ3人組」のふるさと広島市己斐の町に生まれ育ち、この道ようやく11年目の植木職人です。
三度のメシよりも、春の芽吹きとポンプ操法が大好き(それからかみさんも、ね)。
ハードボイルドにあこがれ、人生は芸術だと粋がっていたものの、いつの間にやらリラックマに囲まれたわが家で暮らしてます。
と言いながらも、スピード&丁寧さという一見相矛盾するテーマと日々格闘しながら、グリーンワークに励んでいます。

☆miwa (かみさん)
昭和53年3月生まれの32歳

ガーデニングは初心者ながら、主人(えっちゃん)の影響でブログデビュー。日常生活のあれこれを、気の向くままに、書いていきます♪最近の目標は、デジカメを上手に撮ることと、子供を授かることです☆

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