スタンダードな築山に、珍しい仕立てのカリンの庭。

テーマ:・にわしごと
新規のお客さんの庭の手入れに入るのは、

「どんな庭かな、今までどんな手入れをしてきたのかな。」と興味津々になるものです。

今日初めて仕事させてもらったお庭は、門冠のマツがメインの表庭と、

築山にウバメガシの段づくりを据え、築山の左右のすそ野にカリン(左)、ウメと朱モクレン(右)を配した五坪ほどの内庭があるお宅でした。

わしはせっかちMAXの親方に内庭を任せられました。

築山の内庭は、造りとしてはオーソドックスな印象でしたが、カリンの樹形が珍しいものでした。

一般的に、カリンの自然樹形は直幹ですが、ここのカリンは庭にかぶさってくるような、曲幹仕立てでした。残念ながら、この時期黄色く色づいているはずの実は一つだけでしたが。

よくよく見ると、この内庭は、和室からと居間からと90度角度の違う部屋から眺めるようになっています。

和室からは、右袖にウメを置いて築山を眺め、

居間からは築山をやや横から眺めるようになります。

カリンが直幹だとしたら、居間からはカリンの植えてある築山の左は、死角となってしまいます。が、曲幹であるおかげで、居間からもカリンの枝がしっかりと見えるのです。

庭は、いろんな角度からの目を意識して、つくるものなんだよなあ、とあらためて考えました。
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己斐の猿飛えっちゃん

☆えっちゃん (わし)
昭和50年11月生まれの35歳

植木と「ズッコケ3人組」のふるさと広島市己斐の町に生まれ育ち、この道ようやく11年目の植木職人です。
三度のメシよりも、春の芽吹きとポンプ操法が大好き(それからかみさんも、ね)。
ハードボイルドにあこがれ、人生は芸術だと粋がっていたものの、いつの間にやらリラックマに囲まれたわが家で暮らしてます。
と言いながらも、スピード&丁寧さという一見相矛盾するテーマと日々格闘しながら、グリーンワークに励んでいます。

☆miwa (かみさん)
昭和53年3月生まれの32歳

ガーデニングは初心者ながら、主人(えっちゃん)の影響でブログデビュー。日常生活のあれこれを、気の向くままに、書いていきます♪最近の目標は、デジカメを上手に撮ることと、子供を授かることです☆

広島市の造園エクステリアはグリーンマン

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