お客様からの写真【紅梅】
テーマ:樹木
2011/03/02 05:09

先日、東京都世田谷のお客様より、お庭に咲いた紅梅のお写真が届けられました。青空を背景に、とても素敵なお写真ですよねー。
エニシダやミツバツツジ、蠟梅なども別々のタイミングでお送りさせていただいたことがあるのですが、その都度、綺麗なお写真を送っていただけるので、とても嬉しくなります。お庭で畑もされているとのこと、手入れがされとても土がよさそうなお庭、でも、今年は花木を中心にお庭を充実させていく計画だそうです。
こんなやり取りを長きに渡りお客様とする、樹木屋の理想とするところです。当店は、一度お問い合わせいただいたご縁で、すぐにお庭いっぱいにたくさん買っていただくというお客様もいらっしゃいますが、こうやってひとつひとつご相談いただいて、そのお客様のご趣味、その背景、そのお庭の癖をお聞きしながら、長くお付き合いすることも多くございます。「昔からある百日紅が弱ってきて・・・」など、当店がお会いする前からある庭樹のご相談ももちろんありますし。「もうそろそろお年頃ですねー。○○してみたらどうですか?」と会話しながら。
樹は、大きくなり、形を変えます。お庭は成長します。植えた時のそのままということはありません。理想の形をお家を建てたその時すぐ思い浮かべて、きちきちに全敷地を埋め尽くすというのではなく、3年後、5年後を思い浮かべて、少し、樹と樹との感覚を開けて、余裕をもって植えた方が、最終的にはきれいな収まりのいいお庭になります。
長くお付き合いしていきたい、樹木屋の願いです。
3月のお庭のお手入れ方法
テーマ:樹木
2011/03/01 05:27


先日(2月22日)のラジオ放送、パーソナリティ駒村誠さんと、当店代表の福田の庭木の対談、聞いていただけた方いらしたでしょうか?ネットラジオで結構聞いていただけた方がいらしたようで、感想をいただいたりと、先月末は嬉しいメールが続きました。
さてさて、今日からはもう3月ですね。早いですね。一雨ごとに春が近づいてきているようで、暖かい日には庭木や草花のつぼみが開くなど、外でもたくさんの春の訪れを見つけるようになりました。では、3月の庭木のお手入れ方法です。参考にしていただけたらと思います。

まず、防寒用の冬囲いなどがあれば、中旬~下旬を目安に取り除いてください。頑丈な囲いの場合は少しずつ光に慣らします。落葉などで覆ってある下草や球根は、葉を片付けてあげてください。病害虫も活動を始めますので、万が一見つけたら、すぐに捕殺します。
落葉樹の寒肥作業がまだであれば早めに、常緑樹の肥料は3月中にしておくとよいですね。生育を始めた植物は吸水量が多くなります。水遣りは、基本的に、鉢土の表面が白く乾いたらあげるという頻度ですが、樹木の顔色を見ながら生育に応じた水遣りも心がけましょう。
また、この時期は、お休み中だった落葉樹のみでなく、常緑樹の移植にも最適な季節です。気になる樹木がある場合には、今のうちに苗木を入手するとよいでしょう。
室内で冬越しさせていた鉢は、中旬になって寒さが和らぐようになったら、寒さに強い種類から順次戸外に出してあげてくださいね。また、鉢の中で、根っこが窮屈そうになっていれば、植え替えをしてあげてください。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。また、いつでもお庭のことで困ったことなどありましたら、ご相談くださいませ。