雪舟、涙で鼠を描く
正月休みに岡山県総社市の
宝福寺と言う禅宗のお寺に行ってきました
禅僧になるため 幼くしてこのお寺に入った少年は、
禅の修行をそっちのけで
好きな絵ばっかり描いて過ごしてました。
それに腹を立てた住職が 少年を本堂の柱に縛り付けます
所がちょっと可愛そうに思い
夕方本堂を覗いてみると~
少年の足元で一匹の大きな鼠が動き回っていました
住職は少年が噛まれては大変だと思い
それを追い払おうとしますが・・・
不思議な事に 鼠は動く気配がありません
そうなんです その鼠は少年が 「なみだで描いた鼠」 だったんです
少年がこぼした涙を足の親指につけ 床に描いてたんですね~
後に雪舟(せっしゅう)と言う 有名な水墨画家になってます
有名な絵に 天橋立図 秋冬山水画 此れは国宝で
京都国立博物館蔵と東京国立博物館蔵にあるとの事
機会があれば見たいと思ってます。
少年の頃の雪舟像
今から230年ほど前の建物で 方丈の堂内での出来事らしく
残念ながら 建物は新しくなって その柱を見ることが出来ませんでした
総社市には 以前紹介した
鬼ノ城跡 作山古墳 などまだまだ見るところいっぱいです
次回は倉敷の写真を紹介したいと思ってます。