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庭園工事のつづき
先日からの庭園工事です。
今日は、今までお客様が大切にしてこられた植木たちを移動する作業をしていました。
古い家を解体し、元あった敷地の一角に戻します。
最近は、家の解体と共に樹木も撤去される方が多いのですが、今回はそのほとんどを移設しました。
以前、玄関前のアプローチ両側でお客様を迎えていた植木たちは、今度は中庭に移動です。
アプローチの敷石も延段として茶室まで誘うように配置しました。
門掛け用としてお客様が毎日、その下をくぐっていた松も中庭の主木として生まれ変わりました。
最近は、松の植栽などほとんど行わなくなりましたが、
やはりこうして見ると、歳月を経た松には風格があります。
しかし昨年は、我社では松くい虫の被害がたいへん多く、松を何本も撤去することになり
残念な思いをしました、今年はお客様の大切な松を守るために、専用の防除を春に実施したいと思います。
この後は周囲に板塀が入ります。
景石や敷石 樹木すべてお客様にとって思いのあるものばかりなので
慎重に移動させてもらいました。
昔からあったものを使うのは、我が社の得意とするところです。立派な松もそうですが、特に石類は昔ほどの大きさのものはなかなか手に入りません。
特に古い日本庭園のリフォームをお考えの方は、なるべく昔からあるものを使う方向で検討して下さればと思います。古さを捨ててしまうのではなく、また次世代に生かせば新しいものが生まれると思っています。
これから先もお客様と共にこのお庭も成長してもらえたらと思います。
T様いろいろとお気使いありがとうございます。
もうしばらくご迷惑おかけしますが、宜しくお願いします。
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