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称名寺庭園

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少し前になりますが、横浜市金沢区にある「称名寺庭園」に行ってきました。
鎌倉時代、金沢北条家の菩提寺。国の史跡に指定された浄土式の庭園です。
鎌倉幕府滅亡とともに北条氏も滅び…(か〜なり中略)
紆余曲折あって、昭和50年代に鎌倉時代の姿に復元、
現在のように整備されたようです。

こちらに興味深いお話がありました→
「横浜ちょっと昔のちょっといい話」
http://www.yokokana.net/yokohama/yoko10.html


横浜生まれ、横浜育ちの私ですが訪れたのははじめて。
それもそのはずフツ〜な住宅街の中にひっそりとその庭園はありました。

何軒かの食事処があるごく短い参道を抜けると仁王門が見えてきました。


横には数人ボランティアのガイドさんが待機していました。
今回は時間がなかったのでお願いしなかったですが、
無料で案内してくれるようでした。


仁王門からのぞく反橋と平橋。
門を越えるとそこだけタイムスリップしたかのような
静かな風景が広がっていました。


極楽浄土へ歩いて渡れます。



リンク先にもありましたが、背景の山々、開発から逃れ、
残されることになってほんとによかったです。
マンションや電線が見えたら興ざめです。



そして生えている木々の大きいこと。
古木のイチョウ。人の大きさと比較してみてください。

根元にはサツキかなにかが植えてあるものだと思ったら…

正体はものすごい数のひこばえでした目
刈り込んでタマになっていました!

+++
お庭もゆったり落ちついてよいものでしたが、
個人的には裏に広がる野原のほうに心奪われてしまいました。
なにもない野原。こんな場所で子供の頃遊んだなぁ〜なんて
ちょっとノスタルジックな気分になった散策でした。
(by Mかえる

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三方六

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またお菓子のお話で恐縮ですが…
「三方六」という北海道の銘菓があります。



白樺の薪をイメージして作られているバームクーヘン。



食べかけ…汗(女の子)
いわずもがな、おいし〜んですがこの変わった名称、どういう意味なんでしょう。
あまり深く考えたことがなかったのですが、しおりにはこう書いてありました。

“北海道開拓時代、開墾のための伐採が各地で行われて、まっすぐな木は建築のために、その他は薪に割り、厳しい冬の燃料としました。木口のサイズ三方が、それぞれ六寸(約18センチ)であったため、「三方六」と呼ばれ、三方六の薪があかあかと燃える裸火の炉の灯を囲んで団らんをし、疲れをいやしたのです。今に聞かれる「三方六」とは薪の割り方の基準であったのです。”


薪のサイズから来ていたんですね。三角形の3辺の長さがそれぞれ約18cmの薪。なるほど。また、ネット上の開拓当時の様子を書いた記事の中でこんなものも見つけました。


“一本の薪は長さ二尺四寸、太さは三方六寸といって、断面の一辺が六寸の三角形を標準とし、これを100本で一敷といい、また幅六尺、高さ六尺に積んだものを一棚とし、薪の取引の単位とした。”

長さ約72cm。これを180cm×180cmに積んだものが一棚…やっと様子が浮かんできました。


“一日当りの薪の消費量は10本内外。一冬の必要量10〜15敷を山から運搬するだけでも、相当の労働量になってきたのであった。”

一日に10本あれば足りるのかと思うと少ないように感じましたが、ひと冬に1000〜1500本ともなると相当な数字になってきます!


そして薪の割り方。
薪は半分に割ったあと、さらに三等分にするものだと思っていました。そうではなく、樹の中心より手前に刃を入れ、120度づつ回転させながら三等分に割ったあと、それぞれを2つに割ったほうがラクに割れるのだそうです。「切る」のではなく「割る」のだと。目から鱗。


そういえば話は戻ってお菓子の「三方六」、いつからか食べやすくカットされるようになりました。
以前は一本の「薪」で、のこぎり型のプラスチックナイフが付いていました。薪を切り分けながら食べる気分が楽しかったのになぁ。。。でもおいしさは変わらないので問題はないです、はいスマイル(女の子)
(By M)



白松といえば

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おやつには目がないわたしとしては
「白松」といえば白松がモナカ!と言いたいところですが
「ハクショウ」のほうのお話。

いつだったかQさんと
「ヒメシャラの幹肌ってキレイですよね〜」と話していて
その流れで「白松(ハクショウ)」という
幹肌が美しい松があることを聞きました。
鱗片状にはがれて虹色?のような感じ、だということ。
マツで想像するのはクロマツみたいなごついイメージ。
なかなか想像がつきません。
小石川後楽園にあるとのことだったので、
今度行ったときに観てみようと思っていました。

大きな声では言えませんが…
正直なところこの話、ちょっと忘れてました汗(女の子)ゴメンナサイ

が!

先日、ふらっと大船フラワーセンターに行ってみたのですが
そうしたらあるじゃないですか、ハクショウが!
ひとめでソレとわかりました。なぜなら、う、美しいんですもの!
たぶん見つけた瞬間、目にハートマークが出てたと思いますハート1

それがコチラ。


葉は3本で一組。

掲示されたボードによると、
「中国固有種で、生育した樹では幹が白くなるのが大きな特徴。中国では神聖な樹として王宮・寺院・墳墓などに植えられています。」とのこと。
フラワーセンターでは開園時(昭和37年)から植えられているそうです。

そして美しい幹肌はコチラ!


あれれ…こんな色じゃない…
残念ながらこの美しさを写真で表現できません。

パレットの上にごく淡い色を何色ものせたような雰囲気。
しかも正絹のようななんともいえず上品な光沢があります。
いや〜美しい。
華やかなバラやシャクヤク園とは対照的に
静かなエリアに植えられているので
来園者のみなさんはほぼ素通り。
あーもったいない。
わたしもついこの前までそのひとりだったわけですが。
予備知識、関心がないと目に入らないものですね。
出会えてよかったです。この美しさはぜひ生で。
(By M)

青いみかん

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先日、映画「ももへの手紙」を観てきました。

主人公は小学6年生のもも。
事故で亡くなってしまった父親が残した「ももへ」とだけ書かれた手紙。心ない言葉をぶつけ、仲直りしないまま別れた父親は自分になにを伝えたかったんだろう…という想いを胸に母方の親戚のいる瀬戸内の島に移り住みます。
なかなか島の人たちや生活に馴染めないもも。そんなひとりぼっちのももが不思議な妖怪たちと出会い。。。

とまぁ私のつたない説明よりもご興味ある方は公式サイトでご確認いただくことにしまして。
「感動の」という恩着せがましい映画ではなく、妖怪が出て来るからと言ってマンガっぽくなく、観たあと温かい気持ちになれるほんわかいい映画でした。映画館で声出して笑ってしまいました。とにかく人物、風景描写のすばらしさは圧巻です。
DVDが出たらもう一度観ようかな♪

-+-+-+-+-+-+-

お話に登場する見た目がコワイ妖怪3人組。3人3様、憎めないキャラクターから目が離せません。
その妖怪たちがお腹を空かせ、畑から盗んだまだ青いみかんをすごい勢いでほうばるシーンが印象的でした。見ているだけで、口の中がきゅーっと酸っぱくなるパニック(女の子)

映画の舞台、「汐島」のモデルとなったのは広島県呉市、大崎下島。
広島のブランドみかん、大長(おおちょう)みかんの産地だそうですみかん品種は早生温州と普通温州のようです。山の斜面に作られた石積みの段々畑で太陽の光をたっぷり浴び、さらに海からの照り返しで甘味がアップするんですって。なるほどー。
青いみかんじゃなくあま〜くなってからいただきたいですね

広島には行きたいなーと思いつつ訪れたことのない場所。ますます興味が沸いてきました。段々畑、生で見てみたいな〜。
(by Mかえる


「ももへの手紙」公式サイト http://momo-letter.jp/
もも旅 http://momo-tabi.jp/

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プロフィール

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にわっし!

横浜の植木屋(有)木下庭園管理で働く従業員と社長による共同書込ブログ。
K、G、M、Q、シノベ、タカダ、ヒラノ。
仕事・プライベートを問わず日々のひとコマを書きためていきます。

(有)木下庭園管理のホームページ

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