東北の今

テーマ:社長Kのブログ
毎年結婚記念日に妻と必ず旅行をするのだが、今年はどうせ出掛けるならということで東北に行って来た。
ガレキの山はほとんど片付けられ道路もだいぶ復旧していて目を覆うような惨状は無かったが、壊れた物が片付けられたことで津波の被害を受けたところと免れたところの境目がより露わになり異様な光景が浮き彫りになっている。やっとここまでになったというよりは、1年も経ったのにまだこんな状態なのかという気持ちの方が大きい。

道路脇に打ち上げられた巨大な船を津波の教訓としてその場に残そうという意見と、これらによって家をなぎ倒された人々にとっては一日も早く撤去して欲しいという意見と、地元でも意見が割れているそうだ。陸の船

悲惨な景色を目の当たりにしてこみ上げるものを抑えることはまだ出来るが、現地で被災した人の話を直接聞くのは本当につらい。
たった2日ばかりでわかったようなことを言うつもりはない。ただ、私が会った人たちは皆この惨状を見に来てくれと言っている。その様子を家に帰ったら周りの人に話してくれと言う。ニュースだけでは決してわからないのだ。
復興のシンボルとして報道された陸前高田市の一本松も、気仙沼岩井崎の昇り龍も、その地に立ってみなければ地元の人の思いに近づけない。枯れかかったり、枝がへし折られて不格好な木をただのこじつけでシンボル化していると思う無かれ。それらの松からフレームを引いてくるとその周辺にあったであろう建物も景色ごとごっそりと無くなってしまっているのだ。その周りの様子を見れば誰だってよくぞ頑張って残ってくれたという気持ちになるに違いない。昇り龍1昇り龍2

私はボランティアもしないし、多額の義援金を送ったわけでもない。ただ時々思い出してふんばろう東日本支援プロジェクトのサイトから出来ることを探して少しのお金を使う程度。
今回の東北旅行はただ募金するよりはずっと実感があるお金の使い方だったなと感じています。
そうそう、この「ふんばろう東日本支援プロジェクト」って支援が具体的ですごくイイと思いますよ。復興のために何かしたいけどどこにお金を託したら良いのかわからない という方にはお薦めです。日本赤十字社やお国よりもずっと信頼できてわかりやすい団体です。 (By K)
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にわっし!

横浜の植木屋(有)木下庭園管理で働く従業員と社長による共同書込ブログ。
K、G、M、Q、シノベ、タカダ、ヒラノ。
仕事・プライベートを問わず日々のひとコマを書きためていきます。

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